全162試合のレギュラーシーズンを終えて、ポストシーズンに進出。
ともに地区優勝、リーグ優勝を果たし、ワールド・シリーズに向けて、
気持ちを切り替えているであろうLADとNYYの選手たち。
BBWAA(全米野球記者協会)によるMVPの発表は、例年ワールドシリーズ終了後に行われる。
ポストシーズンの成績はもちろん、レギュラーシーズンの成績も参考にはなっても決定的要因ではないらしい。
従って、大谷翔平などのようにアメリカン・リーグ在籍中には地区優勝どころか
ポストシーズン進出にも無縁だったチームから選出されている。
(LAAは2016年以来ずっと負け越し)
そうは言っても、レギュラーシーズンの活躍がチーム成績への貢献度の大小と
無関係ではないだろうから、影響あるだろうし、何ならポストシーズンでの成績も
無関係ではあるまいと思っていたのはどうやら誤解だったようだ。
というのは、各地区から選出されたリーグごとの30名の記者が投票するのは、
ポストシーズン開始前だからだ。
つまり、まだ、ポストシーズンの活躍を見ることができていないタイミングだ。
BBWAAのMVPは各リーグごとに選出されるので、比較する意味はあまりないのだが、
大谷翔平とアーロン・ジャッジの成績を並べてみたい。
大谷翔平(LAA)
159試合出場、636打数197安打、打率310、130打点134得点、54本塁打、二塁打38、三塁打7、四球81、死球6,盗塁59、盗塁失敗4、162三振、
OPS1.036、WAR9.2。
殆どが自己ベストか2位。四球が減った分、打数が増え安打も増えた。
その伸び率も2割3割で、盗塁は過去最高の26の倍以上と大幅に増えた。
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アーロン・ジャッジ(NYY)
158試合出場、559打数180安打、打率322、144打点122得点、58本塁打、二塁打36、三塁打1、四球133、死球9、10盗塁、盗塁失敗0、171三振、
OPS1.159、WAR10.2
ジャッジもほとんどの項目で自己ベストか2位。
本塁打は2度目の60本越えに届かなかったが、打点は過去最高、OPS、WARともに群を抜いている。
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一方、ポストシーズンの成績は、ここまでのところ、初のポストシーズン出場となった大谷翔平は
11試合で42打数12安打、打率286、3本塁打、10打点、12得点、二塁打・三塁打・盗塁はなし、
11四球、17三振、OPS934となっている。
今回が7回目のポストシーズン出場のアーロン・ジャッジ。
今季は9試合で31打数5安打、打率161と抑え込まれているが、2本塁打、6打点、6得点。
7四球、1死球、13三振、OPS704。
どちらのチームもこの2人を押さえるのがキーポイントになりそうだが、LADはベッツ、
NYYはスタントンと強豪打者が続くので安易に敬遠もできず、投手のでき如何では
乱打戦になることも予想される。
日本時間10/26からのシリーズが楽しみ。
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同じ10/26から始まるNPB日本シリーズは、ファイナルステージを3連勝で勝ったホークスと
レギュラーシーズン3位からクライマックスシリーズを制したベイスターズの戦い。
こちらも見逃せない。
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