峰猫屋敷

覚え書と自己満足の場所

夢の話

2006年11月20日 09時30分44秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話

夢の中で、「自分は今、夢を見ている」 と自覚するのが、明晰夢もしくは自覚夢というらしいです。
最初に自覚夢を見たのは、中学生のときでした。
夏休みのある日、気分を変えるために客間に折りたたみ式のサマーベッド (プールサイドで見掛けるような寝椅子) を出し、そこに寝ていました。
いつの間にか隣の茶の間で、両親とともに紅茶を飲んでいた私は、ふと、
「あれ。 たしか私は客間で寝てたはず。 だったらこれは夢かな?」 と思って、
母に 「ほっぺた叩いてみて」 と頼んだら、思いっきりひっぱたかれました。
しかし、痛くな~い。
そこで、「どうしたら起きられるかな」 と考えました。
寝ていた場所に行ってみると、そこには空のサマーベッドがあったので横になってみました。
そのとたん、目が覚めました。

その後しばらく、そういう夢は見ませんでしたが、30代後半に入り、三男が生まれてからまた何度か見ました。
私は夢の中で夢と気付くと、フツーにまず頬をつねってみます。
どんなに爪を立ててつねっても痛くありません。
何かで読んだのですが、指を引っ張ってみて伸びるようなら夢だとか。
それも一度試しました。ホントに伸びました。

で、自覚夢を見たとき、誰もが試してみるのが飛ぶことだと思います。
私もまず、飛ぼうとしました。
でも、夢の中ではそのときは現実そのものなので、いくら夢だとわかっていても飛べませんでした。
それで、何度目かの自覚夢のとき、羽を生やしてみました。
デビルマンというアニメでは、「デビルウィーング」 の掛け声とともに羽が出てくるじゃありませんか。
あんな感じで生やしてみたら、結果はグー。
「羽があるんだから飛べる」 という思い込みに成功し、そんなに高くはなかったけど飛ぶことができました。
御丁寧に、いつの間にか白いドレスまで着ていました。

外を飛んでいると、男の子と女の子が歩いていたので、
「うふふ。私のこと、天使だと思うかしらん」 と思いながら近くをスィ~ッと飛んだら、子供は言いました。
「へー。 天使って、ボインなんだ」
おいっ 驚くポイントはそこっ
しかもそれ、死語だぞ。 いつの時代の子供よ


さて、夢で何度か試したことが、もうひとつあります。
それはガラス抜け。
ガラス板に指を当てて力を入れると、グニュ~ンとたわみます。
短いストローの先にセメダインみたいなゲルを付けて、吹いてふくらます風船があるでしょう。
ビニール風船っていうのかな。あれを指で突いた感じ。
夢の中のガラス板も、あんな風に柔らかく突き抜けることが出来ました。

自覚夢をもっとしっかり見ることが出来るようになると、きっと面白い睡眠ライフが得られるのではないかと思います。
最近は見てませんけど。



トップ画像は、古道具屋さんが 「いらない」 って言ったというので持って来た面です。
埃を取ろうと思って濡れた雑巾で拭いたら まだらに色が落ちて、よけい不気味になりました。