車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

月の砂漠 in 千葉県御宿町

2019年06月04日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・千葉県

御宿の海岸には、2頭のラクダに乗って「月の沙漠」をゆく「王子とお姫様」の像があります。

ネット上の御宿紹介画像で初めてこの像を見たときの事が、今も鮮やかに思い出されます。 もう数十年も昔の、多感だった少女の頃の思い出が走馬灯のように頭をよぎり、柄にもなく心がときめいたものです。-朧にけぶる月の光、果てしなく続く砂の道、交わす言葉も無く、ただ黙ってラクダに揺られる二人

ラクダには金と銀の鞍が置かれ、鞍には銀と金の水甕、二人はお揃いの白い上着-。 子供心にもこの情景は美しく、遠い異国の沙漠の地に住む王子様とお姫様に憧れたものです。

残念な事に、二人を照らすのは朧にけぶる月ではなく眩しい初夏の太陽、もしくは春の日差し😆  そして二人の行く手には輝くばかりの青い海と、私たちが密かに「海鵜」と呼ぶ😅サーファー。

それでもとにもかくにも、王子様は凛々しく超美形で、お姫様はなよやかに美しく儚いのです。 ついでに言っちゃうと、二人を乗せたラクダはまるで人の心が読めるみたいに優しいのです😊。

と、妄想は際限なく広がり、頭の中では二人が主人公の物語がどんどん進んでいきます。 「ねぇ、王子・・ここは沙漠の筈なのに、どうして箱みたいな建物が一杯あるのかしら?」

「それはね、ここが御宿だからだよ、ほらごらんあの海を、海鵜が波に乗って楽しそうだよ」

「あら王子、あれはサーファとか呼ばれる者たちですわ  海鵜はあそこにいましてよ」  姫の指差す(嘘です)ほうを見ると、確かに海鵜が一羽、誰かがくれる餌を待って待機しています。

道路を挟んだ向かいには、月の沙漠のイメージにあわせたアラビア風の「月の沙漠記念館」。 展示内容には興味が無かったので入館はしませんでしたが、それなりに絵になる建物でした。

記念館の前には、画家で詩人である『加藤まさを』氏のレリーフが置かれています。「月の沙漠」は大正12年(1923)に発表され、『佐々木すぐる』の曲で童謡として有名になりました。

この童謡が大ヒットした時、月の沙漠の描写は実際の様子とは全く違うと言った、一応、TV等に露出している某有名人がいました。 いわく、高貴な人間は供もなく旅をしない、砂漠での持ち物はああだこうだと・・・誰とは言わないけれどホント!!ウザイ😠 あり得ない設定なんてTVや映画では日常茶飯事、さかしらに高説を垂れるあんたの方が色々と大嘘つきジャン!!ほら、人語を解するラクダも鼻で笑ってましてよ。

そういえば五年前には白鷺が沢山巣を作っていたけど、今もあそこで巣作りしてるのかしら? 鳴き声もちっとも聞こえないし・・それとも今は、まだ巣作りをするには早すぎるのかな・・・・

訪問日:2014年5月23日&2019年3月8日

コメント
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