伊勢市宮後に鎮座される式内社「月夜見宮(つきよみのみや)」。 御祭神は、天照大神の弟神であられる『月夜見尊・月夜見尊荒御魂』。
清浄な気に満ち溢れた境内を歩き、宮の前に佇んで拝礼をしていると、心が洗われるような何ともいえない満ち足りた気持ちになり、二人で見交わす顔は、自然と笑顔になります。
社殿は外宮に準じ外削ぎの千木と、5本で奇数の鰹木を持つ萱葺の神明造で南面。
月夜見宮の右奥に鎮座される外宮摂社「高川原神社」。『月夜見尊御魂』とともに、宮川の河岸段丘上の高河原であるこの辺りの守護神をお祀りします。
社殿左側の後方に奉られる小さな「稲荷社」。楠の根元の洞部分が祠を包み込むように、小さな神狐さんに程よい木陰を提供しています。
それほど広くは無い境内、参拝の滞在時間は本当に僅かでしたが、初めての車泊での「外宮参拝」は、実に忘れ難い貴重な思い出となりました。
参拝日:2010年4月3日