大阪府守口市佐太中町に鎮座される「佐太(さた)天神宮」。御祭神は『菅原道真公』。
一の鳥居に架けられた「佐多天神宮」の額は『二品竹内御門主良尚親王』による御宸筆。
「昌泰四年(901)、菅公が大宰府に遷せられし途中、公の領地であった当地に暫時滞在され、その出立に際して御自身の木像と自画像を残された。この時楊枝を土に挿し「わが身の無実の罪たる証拠として二葉の松となって生い栄えよ」と誓われたところ、程なく発芽し、見事な松の木に成長したので、その名を「アカ松」(明しの松)と称えられた。公が大宰府で薨去されてより五十年後の村上天皇天暦年中に、里人がその徳を慕って、残しおかれた木像をお祀りしたのが佐太天神宮の創建とする。」大阪府神社庁HPより
寛永17年(1640)に本殿が再興され、続いて慶安元年(1648)に拝殿、神門、鳥居等が造営。
2003年1月には、本殿、幣殿、拝殿が大阪府有形文化財の指定を受けました。
境内には二体の御神牛が奉納されていますが、こちらの神牛さんは金網の舎の内に納められており、画像では全体像がとらえきれません。随分と古いもののように見受けられます。
「牛社」に奉納された神牛さん・・こちらは焼き物でしょうか?艶やかな色合いは奉納年の新しさなのでしょうか?
拝殿前左右より神域を守護されるのは、いわゆる「鈴しょうわ」と呼ばれる護国タイプの狛犬さん。頑張っておいでなのに、何故か狛犬ファンにはあまり受けが良くありません(^^;)
「境内社:稲荷社」。御祭神は『宇迦之御魂大神』
祈願絵馬「梅と御神牛」
参拝日:2009年11月10日