車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

土肥(とい)の町:あちこちウォッチ in 静岡県伊豆市土肥

2018年10月24日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

前後に車の一台もいない国道136号線、と書くといかにも快適そうですが、言い換えればとっても寂しい山越えコース。きちんと舗装されている広い道なので贅沢言っては罰が当たるかもですが・・・お日様がある時間帯で良かった(笑)。

山越えが終わって人家が見えだした所で巨大なシイタケのモニュメントを発見。たんなる名産品の宣伝看板とか、よくある「○○の里」とかの案内かと思ったのですが違いました。軸の部分には「交通安全観音様」の垂れ幕、傘の下には観音様の御像。ちゃんとお花なども手向けられています。それにしても何故「しいたけ」?、特産品??いや、土肥町の特産は「白ビワ」の筈・・??

頭の中を駆け巡る???を脇にどけて(笑)。折角下車したのだし、橋向うの「長寿のお地蔵さん」にお参り。

ほんの少し人家の温もりを感じただけで直ぐに山、又しても山・・という言い方が本当にピッタリ来る136号線。もう山道は沢山と思い始めた頃に、やっと海が見えてきました。「雄大な海岸美と山岳美に恵まれた」とパンフレットに紹介されたとおり、海と山の光景です。

「土肥(とい)温泉」は、土肥金山開発中の1611年、安楽寺境内の坑口から温泉が湧出した事に始ります。源泉は発見者の『間部(まぶ)彦平』にちなんで「まぶ湯」と命名。 現在の土肥温泉は明治33年に馬場(ばんば)地区で飲料用井戸を掘ったところ、温泉が湧出したのが始まりと伝えられます。

海岸の近くにはホテルや旅館が立ち並んで、いかにも温泉地に来たという雰囲気。

海沿い136号線「松原大橋」のたもとには、カンカン帽に和服姿の『若山牧水』像。傍らには、大正14年5月に牧水が宿で読んだと言う歌碑。

【 花のころに 来なれて よしと思へりし 土肥に来て見つ その梅の実を 】

海岸の近くにある松原公園内には、ギネスブックに収載されている世界一の花時計があります。 直径31m、長針の長さ12.5m、短針の長さ8.8m、花時計の周囲を彩るのは約5千本の花。

正午には電子チャイムの美しいメロディーを聞けるそうですが、まさか明日までは待てません(笑)。

公園の一画に祀られる石仏様、瑞々しい花が綺麗に活けられており、地域の治安の良さが伺えます。

さぁ、がっつりと組んでしまった予定を消化するためには、もう少しピッチを上げないと(^^;) 日本一大きなだるま大師座像が安置されている「達磨寺」の看板が見えてきました。

あともう一か所、神社参拝の予定が有るので・・ここはとりあえず下から写真を一枚だけ。 今の私たちなら「折角ここまで来て素通りなんて来た甲斐がない」と嘆くところですが、これも静岡県ご当地マンホール制覇の為。最初の訪問では本当に、あそこもここも目をつぶって、見なかった事にしたのです(^^;)

訪問日:2011年11月8日

 


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