旧赤磐郡吉井町(よしいちょう)は岡山県の南東部に位置した町です。赤磐郡赤坂町、和気郡佐伯町、御津郡御津町・建部町、久米郡柵原町・久米南町に隣接。町名は町の東部を流れる吉井川に由来。吉備(きび)高原上に立地し、大半は山林で占められています。中心地区の周匝は吉井川とその支流吉野川の合流点にあり、吉井川舟運の川港として、近世は岡山藩家老池田氏の陣屋町として発展。町の中心地である周匝地区の茶臼山頂上には、今から460年ほど前の戦国時代に築城された茶臼山城址があります。現在は、城山公園として整備されており、頂上近くまで車で行けるとか。天守閣型の展望台からは、周匝平野や吉井川と吉野川が合流する様が一望できるそうです。「町の木:アカマツ」「町の花:ツツジ」「町の鳥:キジ」を制定。
また、2000年にはツチノコ発見騒動があり、以来、町役場に「つちのこ探検隊」を結成。「つちのこ基金条例」が制定され、生体捕獲した者には2,000万円の懸賞金を出すなど、町おこしを兼ねたツチノコ探索が取り組まれていました。
明治22年(1889)、町村制の施行により、赤坂郡周匝村(すさいそん)・山方村・佐伯北村・仁堀村・布都美村が発足。
1900年、郡制の施行により、赤坂郡と磐梨郡が合併、赤磐郡となる。
1954年、赤磐郡周匝村、山方村、佐伯北村が合併、町制を施行し吉井町が発足。
1956年、仁堀村、布都美村の一部を編入。
2005年、赤磐郡山陽町・熊山町・赤坂町が合併、赤磐市となりました。
マンホールには「町の花:ツツジ」と「町の鳥:キジ」、特産品の「葡萄」が描かれています。
昭和36年10月制定の町章は「町名の「吉井」を組み合わせたもので、「ヨシ」は翼をもって躍進を意味し、「イ」は円形として町民の融和、団結、円満を表現したものです。」合併協議会資料より
こちらは、おそらく昭和29年の吉井町発足当時の町章と思われます。「全体の形で「吉い」を表している」と想像されますが、確かでは有りません。
撮影日:2008年8月16日~18日
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