岩国市美川町根笠、目を見張るほどの紅葉に出迎えられて訪ねたのは「岩屋観音窟(いわやかんのんくつ)」
錦川流域に広く分布する約1億5000万年前に堆積した地層の小さな石灰岩体にできた「石灰洞」。洞内には「木造の観音像に鍾乳石の水滴が滴下し、木仏が石仏と化した珍しい仏像が安置されている」との事。行けるものなら是非とも拝観したいという私の強い要望、言い出しっぺなので、多少の道のりも何のその😅。
道の途次で出迎えてくれる地蔵菩薩様に手を合わせ🙏
唐突に季節が変わったのかと錯覚しそうな紅葉。清らかな錦川の流れ、奥に僅かに見える赤い欄干橋は何処に続いているのでしょうか?。
片道20分強・・鬱蒼としげる木立の奥にお堂らしき影が見えてきました。
岩国市美川町根笠に門を構える曹洞宗寺院「護聖寺(ごしょうじ)」。『釈迦牟尼佛』を本尊とします。平安時代、この地を訪れた弘法大師は、観音像を刻んで鍾乳洞の中に安置されました。それから1000年以上の間、天井から落ちる水滴をうけ石仏となられた木造・観音像。この事を聞いた長州藩第3代藩主・毛利綱広は、 山代代官・佐伯長右衛門に命じ、岩屋観音窟の観音像を護持する為に護聖寺を建立、毛利家祈願所としました。
三面四腎の御仏像、残念ながらお名前は存じ上げません。
お目当ての観音様は右手の石段を約10mほど上った所にある「石灰洞」の内に祀られています。
石灰洞洞窟は北東から南西方向の割れ目に沿ってできており、その手前には厚く信仰の対象とされてきた石仏像が座しておられます。
見上げた「石灰洞」、僅かに差し込む光は、まるで御仏の慈悲のように朧に美しく・・・私たちは言葉もなく手を合わせ、それぞれがそれぞれの思いを胸の内に念じます🙏🙏
弘法大師が楠の古木に彫ったと伝えられる観音像。千年・・したたり落ちる鍾乳石に覆われて石仏と化された岩屋観音。観音窟とその周囲1,034平方メートルは、昭和9年(1934)に国の天然記念物に指定されました。
参道近くで存在感を示すのは、1990年に完成した直径約12mの「観音水車でかまるくん」。完成当時は日本一の大きさでしたが、現在は10̪指に入る大きさで、地元では単に「美川の大水車」と呼ばれています。
巨大水車の動力で「蕎麦粉」をひき、その蕎麦粉を使って打つお蕎麦。観光客よりも地元の方に人気だと、出会った方から教えて頂きました。
でも流石に午前九時を過ぎたばかりでは、茶店は開いておりません。蕎麦好きのご亭主殿、残念でしたね😅
参拝日:2012年11月12日
コメントありがとうございます
2020年から車泊旅は終了してしまいました
最初はコロナのせいだったのですがその後いろいろあり・・
なので、記憶が確かなうちにせっせと思い出を綴っています😊
こんにちは。
もう12年も前の写真なんだすね!
涼し気なところですねぇ😆😆
今の時期にびづたり👍