車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

岩国市内~あちこちウォッチ in 山口県岩国市

2024年07月28日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・山口県

城下町岩国のラストは、市内に残る文化財の建築物をまとめて紹介。(ブログ内の色文字文化遺産オンライン」より引用)。2013年の歩きの立ち寄りは本町筋界隈。生憎の雨ですが、それだけに誰にも邪魔されず城下町の風情をほんの気持ちだけ味わえました。

唐破風屋根の看板は「うまもん」。こちらの別館でとびっきり美味しい上物のお漬物を購入。次に来るときも絶対にって思っていたのに・・私たちの旅に「次も絶対」くらい当てにならない言葉はありません😔

訪問日:2013年4月20日

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「椎尾八幡宮」を後に立ち寄ったのは、岩国市岩国にある市指定文化財「旧岩国学校」。現在は「教育資料館」として活用されています。

岩国藩は明治になり学制の大改革を挙行。条例を制定して、小中学校語学所を設立。教育施設拡充のため、明治3年(1870)に新たに岩国学校を建設。

「木造二階建、2年後に付け足した塔屋付で、屋根は入母屋造り桟瓦葺きの建物で、上層を教員詰所、下層を教室とした2階建。アーチ窓、よろい戸付、しっくい大壁塗りの和洋混淆 の手法は、明治初年の学校建築の中においては特異な建物であったと云う。その後各所の改造などもあったが、昭和46年(1971)に解体修理を行い旧態に復した。」

岩国学校から細い路地を抜けてしばらく行くと武家屋敷を思わせる門構えが見えてきました。

回り込んだ先に「岩国練武場」の門。

「陸軍元帥長谷川好道の邸宅跡に西面して建つ。寄棟造桟瓦葺、桁行24m・梁間10m、妻入で正面中央に唐破風造の玄関を付す。外部は下見板張とし、内部は演技場の東面に師範台、南面に観覧席と支度室を下屋で設ける。地域に根ざした剣道場の一例」として、2012年8月13日、国登録有形文化財に指定されました。

敷地内の一画に建立された「長谷川元帥誕生地」

同じく敷地内に「中村新七先生胸像。ざっと検索してみましたが、どのような来歴の方なのか不明。

そのまま進んで「旧岩国税務署」、現在は「藤本酒造株式会社」の建物になっているようです。

「木造2階建、モルタル塗の庁舎建築。正面中央に玄関を置き、左右の端部を薄く張り出して切妻をみせるルネサンス様式的な建築構成。設計は税務監督局技手田中俊郎と伝える。2000年2月15日、国登録有形文化財に指定。」

いわゆる「美しい疑洋風建築」ではありませんが、所々に見えるモダンさが気持ちをくすぐります。

ラストは、岩国市錦見。岩徳線「JR西岩国駅駅舎」。おや、車体後部に大きなボイラーを積んだあの車は・・・

岩国城ロープウェイ山麓駅に展示されていた木炭車。こちらはまた渋い色合いで、駅舎のオレンジ屋根に良く似合ってます。

懐かしい匂いの改札口、この風景は常に私の中にある郷愁を誘います。

ホームの階段を上がり、跨線橋(こせんきょう)を渡って向かいのホームへ。まるでウン十年前の私の姿が見えるような、そんな甘酸っぱく切ない光景。

「岩徳線開業時に岩国駅として建設。木造平屋建、寄棟造、桟瓦葺で玄関上部に切妻壁を飾る。外壁はモルタル塗とし、半円アーチ意匠の上下窓を整然と配す。玄関ポーチは3連の弓形アーチと高欄意匠のパラペットで飾る。」西岩国駅舎、上屋付プラットホームは、2006年8月3日、国登録有形文化財に指定されました。

訪問日:2015年11月19日

 


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2 コメント

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Unknown (necydalis_major)
2024-07-28 13:55:35
だんちょう

おはようございます。、今朝は
雨の札幌。
ようやく今ころ晴れてきましたよ。
そちらは瓦屋根が多いですね。
北海道ではほぼ目にすることのない屋根ですね!
返信する
だんちょうさん (tibineko)
2024-07-28 16:23:46
山口県は石州瓦の産地である島根県と近いですから

それに岩国藩のおひざ元なので、往時の武家屋敷の名残も残っていると思いますよ。
返信する

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