石川県中能登町春木に鎮座される「式内社:鳥屋比古(とりやひこ)神社」。御祭神は『鳥屋比古神(とりやひこのかみ)』。配祀『大穴牟遲命(おおなむちのみこと)、埴安命(はにやすのみこと)、句句廼遲命(くくのちのみこと)、加具土命(かぐつちのみこと)、金山比古命(かなやまひこのみこと)、水波能賣命(みずはのめのみこと)』。
境内由緒書には「山桜」の御神紋。「延喜式内社にあてられる古社。竹津浦鹿島路の湖水に毒蛇が住み、人民をこらしめたので、尊神はその毒蛇を射殺し給う。その矢、落ちたる所を羽板と言い、これは一青の庄で(羽板、春木、末坂、今羽板、一青、黒氏、久乃木、坪川、新庄、二十九日、川田、大槻、瀬戸、花見月、伊久留、吉田の18村)惣社として崇敬篤く、特に畠山領主の祈願所として尊敬され、明治41年神饌幣帛料供進神社に指定される。」
参道正面に拝殿
拝殿前より神域を守護されるのは昭和15年(1940)建立の狛犬さん一対。吽形さんは玉の上に手を乗せたままきつい表情。阿形さんは右足の上に仔狛を寛がせています。
拝殿右手に鎮座されるのは「鳥屋町招魂社」。御祭神は国家のために殉難された町域の御英霊。覆屋の内、拝殿前より神域を守護されるのは、岡崎型狛犬さん一対。
実はこの社殿の後方に、祭神が退治した毒蛇を埋めたとされる「鳥屋塚」があったらしいのです。それを知ったのは帰宅後の事ですが、一見して分かるようなものではないらしく、知っていたとしても行けたかどうか・・かなり疑問。
参拝日:2010年10月18日
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