志賀町富来町笹波に広がる「日本の棚田百選:大笹波水田」。観光案内では「棚田と日本海の絶景を独り占め」と有りましたが、さて、日本海はどこ??
もっと高い場所からでないと日本海は見えないのかも?でもここ、ちゃんと展望台なんだけどな・・ とキョロキョロ背伸びしていたら突然凄まじい羽音。見れば頭上高くに鳥同士が体をぶつけあっての大喧嘩!。もしものとばっちりが怖くて早々に展望台を降り、鳥たちを刺激しないようにそっと「大笹波水田」を後に(笑)
志賀町相神、延長4キロの白砂青松の増穂浦。毎年11月から3月にかけて吹く「貝寄せの風」によって海岸には多種多様な貝が流れつき、和歌山県の和歌浦、神奈川県の由比ヶ浜と並び、日本小貝3名所の1つといわれています。
流れつく貝はサクラガイ、ニシキガイ、ワスレガイ、マクラガイ、ムラサキガイ、コメツブガイ、タマツボ・・・等々、その数400種にも及びます。幸せを呼ぶピンクの「さくら貝」。浜辺の遊歩道にはこんなタイルもあります。
浜辺の降り口には『俵万智』の歌碑。
【 桜貝の 淡きピンクを一身に 集めて立てり 浜の少女は 】
そこで私も一句 【 桜貝 あると信じて一心に 集めてしゃがむ 浜のおっちゃん 】 ご亭主殿~~!、頑張って綺麗な桜貝を見つけてくださいねぇ~~~~~~~!!(⌒∇⌒)
さて、この海岸には「世界一長いベンチ」としてギネス世界記録に登録されていた(過去形)ベンチがあります。とりあえず、さっき買った男爵イモソフトを頬張りながら、ご亭主殿の貝探しを見学。
全長460.9mの木製ベンチがある一帯は「サンセットヒルイン増穂」と呼ばれ、夕日の名所だそうです。確かに長いベンチです・・・・一体何人が腰掛けられるんだろうとつい計算したくなるほど(笑)あっ!ご亭主殿、お疲れですか?(笑)
砂浜に打ち寄せる波は白く泡立ちながら崩れ落ち、新しい波に吸い込まれて消えてゆきます。ギネスのベンチや貝がら探しに興じる場所には不釣り合いとも思える慈母観音の像と「慈母の愛を讃える碑」。碑には~母は来ました~今日も来た~の歌い出しで始まる【岸壁の母】の歌詞が刻まれています。
この【岸壁の母】のモデルとなったのは、富来町出身の『端野いせ』さん。道の駅「とぎ海街」には、彼女の写真や当時のニュースなどが展示された一画がありました。帰らぬ我が子をひたすら待つ・・・きっと待つ事で息子は生きていると信じたかったのでしょう。 待つ事を止める・・・それはすなわち我が子を諦める、愛する者の死を自ら認めてしまう事に他ならないのです。
戦争は恐ろしい・・・だからと言ってその時代に生きていなかった私達が、今の価値観であれこれ言うのは絶対に!間違っています。 失われた命に捧げるものは、それは「どなた」かの決まり文句の「深い反省」では無く、ただ感謝のみ。増穂浦海岸に打ち寄せるこの波は、舞鶴に、更に遠くシベリアの海にも繋がっているでしょうか。
訪問日:2011年10月15日&2015年5月24日
嫁、母、そして姪っ子の4人の旅行の際に立ち寄りました。
海なし県で育った当時小学生だった姪っ子は浜辺で遊ぶのが楽しそうで、確か3時間くらいずっと波と戯れてました。
そんな姪っ子も今年結婚。
あ、勝手に過去投稿拝見してつらつらコメントしてますのでご返事は結構ですよ。
その道の駅で買った
ジャガイモアイスを食べながら、まったりしてましら。
その時に拾った桜貝、今でも大切に持っています。