鳥取市的場に鎮座される「的場(まとば)神社」。御祭神は『市杵島姫命』。
由緒に「文明五年(1473)の頃との説もあるが創建は不詳。古く琵琶湖竹生島辨財天分霊を流鏑馬場の地・的場に奉祀されたと言われ、宮長神社の摂社であったが、明治元年12月的場社と称し、明治6年的場神社と改称、村社となった。旧社祠は廃藩置県で明治五年頃久松山の麓から社殿を譲り受け、降って昭和五年、本殿・幣殿・拝殿・辨天池が造営。旧社殿は境内地に移転し、的場護国神社として戦没者を祀る。」境内案内より
西日を受けて影を濃くする拝殿
拝殿前左右より神域を守護されるのは出雲構えの狛犬さん一対。建立年不明。台座には寄進者お二方の名前「吉岡村 ■(寺カ)岡平十郎」のみ。
構えた足の細さが痛々しい程、阿吽ともに出雲丹後らしからぬ穏やかで優しい顔立ち。
さらに拝殿のより近くには、すでに表情を失いかけた出雲か雨の狛犬さん一対。それでもしっかり後ろ足を踏ん張る姿に思わず「ガンバレ」のエール。
境内社:的場護国神社
左右に立ち並ぶ奉納石燈籠
境内の一画に奉斎された「弁天石」
参拝日:2012年4月15日
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