「絶対に素敵だから時期が合えば一緒に行こうよ!」と、義姉に何度も誘われながら中々チャンスが無かった「和気の藤公園」。今回はGWと重なっての帰省だったこともあり、お誘いに乗ってみました。
「その昔、その名のとおりこの藤野の地は藤が咲き乱れる原野であったと伝えられています。この地で誕生した和気清麻呂公の生誕1250年を記念して藤公園を整備しました。この公園は7000㎡の敷地に幅7m、総延長400m棚面積3000㎡の藤棚を配置し、北は北海道から南は九州鹿児島まで全国46都道府県の著名な藤(国指定天然記念物7種類・県指定天然記念物46種類・市町村指定天然記念物26種類・その他19種類)約100種類ほどを収集し整備した「日本一の藤公園」です。」園内表示板より
藤の種類の多さでは全国でもトップクラスと言われる「和気の藤公園」。園内では花房が1メートルもある長藤や、濃い紫、純白、紅色などの変わり藤も一度に鑑賞出来るとあって、かなり早めの訪問にもかかわらず園内は既に沢山の人出。それでも立ち止まってゆっくりと花を眺める余裕はあります。
薄紫の花のシャワー・・・そんな形容がぴったり当てはまる園内。薄紫の花に混じって目の前を掠めるのは蜜を求めて飛び回るクマバチたち。その羽音が驚くほど大きく響いて思わず首をすくめてしまったり😄
小さいときに蜂に刺されて以来「蜂=怖い=逃げる」な私ですが😓、不思議と藤の花によって来るクマバチだけは怖いと思ったことがないのです。
お気に入りの花を探して右往左往するのはカメラ片手に花を愛でる人たちも一緒。一瞬の風を待って三脚の前に立ったまま、全然動かない人もいます。
全国の著名な藤を確認して歩くのも楽しみの一つ。北海道の五稜郭からやって来た藤も有りましたが、まだ固い蕾の状態。気温によって開花が左右されるのかと思っていたのですが、意外とそうでもないみたい。「きっと義理堅いんだよ」とはご亭主殿の弁。そうか、故郷の藤と時を同じくして咲くのかもしれないね~
これは!!「東津野村の大藤」・・こんな所でこの地名を目にするなんて予想外の遭遇に感動。東津野村は四国高知の山間部に有る小さな村。そこはご亭主殿が生まれて幼児期までの数年間を過した最初の故郷なのです。
高い藤棚の上からまるで見せ付けるように咲き誇る、色もその形状も様々な藤たち。艶やかに咲く花たちを見上げていたら、首が痛くなりました😥
美しいもの、並外れて優れているもの・・そういう特別なものを一生懸命見るのって、実はとっても疲れるのですよ😅
園内はさらに人の姿が増し、立ち止まって花を眺めるのも遠慮がち。観光バスも次々と入って来ます。ここに至る道路はかなりの距離が片側一車線。出る人たちの渋滞に巻き込まれないうちに、和気神社への参拝を済ませることにします。
和気氏発祥の地で『和気清麻呂公』生誕地として知られる和気町。藤公園に隣接して鎮座される「和気神社」。近くには、高さ463cmの青銅製の清麻呂公像が建立されています。彫塑家であった「故:朝倉文夫氏」が昭和15年に紀元2600年奉祝美術展覧会(東京府美術館)に出品した石膏像。昭和58年、清麻呂公御生誕1250年を記念して、清麻呂公の故郷である和気町に寄贈されました。
また神社の入り口に架かる高さ8m、幅10mの日本一の大絵馬には、境内の見所などが紹介されており、中々に興味深い内容。
今回は帰路の渋滞の大変さを義姉から叩き込まれていたので、一通りの参拝だけで終わらせてしまいました。当然、使える画像も皆無に近く😓 たまたまその話を義姉にしたところ、休みを利用して写真を写してきたとメディァカードが送られてきました。 故郷の偉人が鎮まられる神社・・明日は和気神社の紹介です。
訪問日:2007年5月4日
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