汽笛一声新橋を

「汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として」

鉄道ファンならまず知っているであろう、鉄道唱歌の東海道篇1番ですね。
なぜ新橋がスタートなのかは、日本史をちゃんと勉強していれば鉄道ファンでなくても知っているはず。
日本初の本格的な鉄道は明治5(1872)年の10月15日に新橋～横浜で開業されたのですから。

先日の東十条撮影の後、まだ昼くらいであったので、ちょっと新橋へ立ち寄って新橋駅跡を見てきました。

現在の新橋駅は大正3(1914)年に東京駅が開業した際に烏森駅から改称した物で、最初の新橋駅は貨物駅の汐留となりました。
その汐留駅も昭和61(1986)年に廃止となり、現在は汐留シオサイトとして再開発が進みました。
その汐留駅跡地に、現在は「旧新橋停車場」が建てられています。この建物、大半は銀座ライオンのビヤレストランなのですが、一部が鉄道歴史展示室としても使われています。今回の訪問時の企画展示は「正岡子規と明治の鉄道」でした。（入場無料、月曜休館）
展示物は撮影禁止でしたので、ちょっと見ただけで出てきましたが、室内、室外にところどころ明治期の遺構を見ることも出来ました。

旧新橋停車場。新橋駅からは銀座口から徒歩5分ほど

旧新橋停車場の正面

鉄道歴史展示室の入り口看板

建物の横を回ると、再建されたホームが現れる

プラットホーム

明治期の遺構は何カ所か見られるところがある。展示室室内でもう少し大きな遺構も見られる

敷設されているレール

I型のレール。明治期のレールで、官営鉄道で使用後、民間で再利用された物を取得し、再敷設したそうだ

0哩（マイル）標。当時と全く同じ位置に再現されているらしい

旧新橋停車場の見学後、新橋駅へ戻って自宅へ帰りました。
ちなみに新橋駅には旧停車場とは反対側にSL広場があり、C11形が1両保存されています。
このC11、昔は結構ボロボロだったんですけど、最近はきれいに整備されていて、12:00などに時報の汽笛を鳴らすようになりました。


さて、今週末は仕事になってしまったので、明日は更新できません。
日曜は多分できるでしょうけど。来週はネタに困りそうだなあ・・・