tonto's blog

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9つのプログラム

2017-07-30 | weblog

 前々回話題にした研修会のこと。TV会議のシステムを使った全国的な研修会だったので、お知り合いの方の中でも受講した方もいたと思います。

 もちろんもりだくさんの内容で、一時限の内容は二時限のものに押し出され、二時限のものは三時限のものにと、その繰り返しだったかもしれません。

 今回ひとつ覚えたことは「記憶とは?」です

 1.記銘(憶える)
 2.保持(忘れないように記録)
 3.再生・再認(必要な時に取り出す、上方を思い出す)
・・・そして・・・
 4.忘却(憶えていたことが想起できなくなる)

 なのだそうですが、認知症の記憶障害は1.記銘ができていないのだそうです。だから「朝こう言ったのにもう忘れている」のではなく、記録できていないのだから当然思い出せないわけです。今日の私はこれだったかも。

 

 もうひとつ

 認知症の人は「ものを盗られた」とよく言いますが、盗ったのは嫁である事が多いです。世話してる側にとっては散々ですが、介護者に「一番好きな世話をしてくれているひとに対して出現する事が多い」と説明すると、介護者は気持ちが楽になるのですというもの。

 今日はよいことをふたつ記銘しました。保持できるかは分かりませんけど。

 会場では大勢の知り合いに会うことができ、これとは別によかったです。

 


ちょっとしたことですが

2017-07-29 | weblog

 ある用があり神戸に出かけた帰りのバスの中でのことです。前の席に私が住む南あわじ市の議員さんが着席、週末なのになにかお仕事があったのかなと思いながらも、お互いバスを降りるまでの時間、のんびりとぼやっとしたいだろうから、お声はかけないでいました。

 バスが出発して30分ぐらいでしょうか、うとうとしていたところ、右前方で「パシャ」って音がしました。「うん?」って感じだったのですが、その議員さんが立ち上がり、右上の荷物棚から落ちた右座席のお客さんの荷物(どこかのお土産かな)を拾い上げ、その荷物棚に戻しているのをみました。その座席のお客さんは、もちろんお礼の言葉、議員さんは「あぁあぁ」とか照れながら言ってましたけど。

 やるね、南あわじ市議会議員先生。何か嬉しくなりました。私のところに来てくれる患者様でもあります。

 


今度の日曜は研修会

2017-07-27 | weblog

 最近、ある高校生のブログを楽しみに読んでるので、高校生のように…。

 おっし、ガンバルぞ!

 

 着座場所の指定があり、毎時間出席をとるって、こちらも高校生並み。

 


ハラスメント

2017-07-26 | weblog

 〇〇ハラスメントという言葉をよく聞きます。それとモンスター〇〇。最近ではドメスティック・バイオレンスでもこちらのタイプが急増中とか。

 今日見かけた記事はマタハラでした。

 実際の事は記事以上のことは分かりません、お叱りを受けるかもしれませんけど、これに限らず「被害者(弱者)権利意識」って強すぎません?「逆差別」って言葉も浮かんできます。

 上記の例とは違いますが、某市所属の保育士さんが「パワハラ」を受けて、精神的に不安定になり、仕事にでられなくなったので、その診断書作成を求められました。「確かにお話を聞くとそういうこともあるだろう」と数ヶ月の休養が必要と記載しました。もう一回延長で再提出し、6ヶ月ほど経過した頃、今度は「よくなったから仕事にでてもいいという診断書」を求められました。「よかったですね、仕事にでる自信が出てきましたか?」って聞くと「妊娠が分かったので、出産に関係した休暇を取るには、病気療養中じゃダメで仕事ができる状態での休暇にしないといけないんです」と言われました。

 なんだかスッキリとしない気持ちで、でも妊娠は本当のことのようですのでその旨の診断書を記載しました。この人はたぶん第2子、第3子と育児休暇をつないで行くのでしょうね。某市市民に対して背徳行為を行ったようないやな気持ちになりました。そういえばうちの娘が小学低学年の時に担任になった先生は数ヶ月担任しただけで、卒業時にも休暇中でした。愛情豊かにお子様を育てられたことでしょう。

 上記のマタハラとは話がずれましたけど、なにか絶対におかしい。小規模の事業主としては独身女性を雇用する時はかなりリスクを承知の上じゃなきゃ。うちはおばちゃんばかりだから大丈夫(蹴)ですけど。

 そんな気持ちのなかで読んだ警察小説の一部。過激ですけど。ここで紹介したくなりました。 


 職場には、有能な女性というのは数えるほどしかいないし、そういう女性に限って早々と結婚退職してしまう。長期にわたって責任を負わせなければならないような重要な仕事や役職を任せようと思っても、いつ辞めるかわからないので、不安になってくる。結局女は信用できないのだ。女性からすれば、男が家庭のことを手伝ってくれればもっと仕事に力を入れられる。と言いたいのだろう。だが男には子供は産めないし、乳も出ない。男は狩や戦闘をし、女は子孫繁栄に尽くす。それは霊長類のヒトとしての自然な生き方ではないかと思う。

 アメリカの社会を見ているとつくづくそう思う。男女が平等に社会に参画するという考え方は、一見美しいが、どこか不自然だ。性差別はあってはあってはならないのかもしれないが、どう考えても男と女は違うのだ。


 小説にこんな事を書いていいのか?とおもいましたが、私的にはすっきりしましたので、ありがとうございました。              果断(隠蔽調査2) 今野 敏 新潮文庫


記憶にありません

2017-07-25 | weblog

 テレビニュースを見ていて、議員さんや官僚様からよく聞かれる言葉です。それなら付箋でいいからメモしておけばいいのに。あなたたちが卒業した大学は普通以上の記憶力と「ひといちばい」の努力がなければ入学できないところ。もうそれに使い果たしたので、すぐに忘れてしまうのでしょうか?

 記憶力が低下しているのを自覚している私は、すぐに付箋へメモ、机に貼り付けている付箋がどんどん増えています。小学生の頃、どうしても覚えきれないのでカンニングペーパーを小さな文字で丁寧に書き作ったことがあります。でも試験中それを見ることなく思い出して回答できることがありました。「丁寧に書けば一晩ぐらいは覚えている」だから、今でもメモが増えてます。


 最近じゃその付箋やメモを捨てることができなくて、クリアファイルに保存。これはこれで病的かもしれませんけどね。 

 こどもの頃に友人に「あるウソ」を付きました。それをウソじゃないようにするためウソを重ねる事になりました。それを続けるのが「しんどく」なり、これからは「そのままを正直に話す方が楽、なにもいいかっこする事はない」ってこどもながらに反省した事がありました。

 そんなこどもでも経験的に知っている事を、最高学府のそのトップを目指し卒業した人たちは知らないんだね。知らないわけないけどズルズルと止められなくなるんでしょ。

 記憶にない = A:そのような事実はない のか B:忘れてしまった のか どっち?はっきりとAだと言って欲しいな。Bならもう引退ですね。

 私たちはひとりひとりの診療記録(いわゆるカルテ)を記載しています。目的はもちろん患者さんによい医療を提供するための記録ですけど、自分が行ったことを証明する(できる)唯一の記録です。あってはならないことですけど、トラブルが起こった時にそれが自分の行為・発言を証明できる大切なもの。もちろん当方に不利なことも記入されているかもしれませんけど。

 カルテの保存期間は5年と決められていますが、それはこれまでは紙データでかさばるから。今は電子データなので、その理由はあてはまりません。どこの社会も同じでしょ。議員さんと官僚様、記録は残しておかないとダメですよ。記録がない(処分した・消去した)ということは、そこに後ろめたいことがあったと言っているのと同じです。

 安倍さんには反省するところはなおして、もう少し続けて欲しいです。谷垣さんはどうしてるんだろう?あの方、なにか気の毒で…。

 


Zn(亜鉛)

2017-07-23 | weblog

 原子番号30の亜鉛が最近注目されているようです。サプリメントじゃなくて医薬品として新しく発売もされ始めた事も関係しているのかもしれません。(下の写真は、昔からの育毛剤の新聞広告)

 亜鉛不足による亜鉛欠乏症には色々な症状がありますが、ここ が分かりよいですね。この2ヶ月ほどで50~60人の患者さんで調べさせていただきました(もちろん説明のうえですよ)ところ、思いのほか多くて、約4割で基準値以下(予備軍といわれるラインで切ると7割近くにも)でした。もちろん検査の値が低いだけじゃなく、何かの症状があって初めて亜鉛欠乏症といわれるために、その診断名がついたのはたったのひとりだけでした(創の治りが遷延していて、ずっと大きな病院の皮膚科へ通院している)

 

 たまたま職員健診の時期なので、私も調べてみました。なんと調べた患者さん中、低い方から3番目。そうか、髪の毛が薄いのも、背が低いのも、味オンチなのもこのせい?アルツハイマー病は脳の海馬といわれるところが萎縮するのが所見ですが、亜鉛は海馬に多くて検査値が低いのは…ヤバッ。

 「岩ガキを食べに行かなきゃ」といったとたんに、薬飲むか、スルメかじるかチーズにしておきなさいとコメントされました。

 もうひとつ、これは以前から気がついていたのですが、MCV(赤血球平均容積)の高い状態が続いています。これ自身にあまり意味がないと思っていたのですが、少し前からMCV高値は独立した食道がん予測因子とされているようです。なんか気分悪い。

 MCV、γーGTP、IgA、HDL-Cは飲酒の血液マーカーといわれていますから、善玉コレステロールといわれるHDL-Cが高くてもあまり喜んじゃいけないのかも。

 私は割合健康そうですけど、やっぱり叩けばホコリも出てきます。

 


スッキリしたい

2017-07-21 | weblog

 30年ほど前からずーっと分からないままになっていた、医学的な統計の知識。学会や論文発表に必要なものですが、関数電卓は使いましたけどちゃんとは理解できていませんでした。今後は使うことはないと思いますが、ほんの数個の統計の言葉を理解できればスッキリするかなと思い、ふざけた名前にもひかれ、医療統計の本を買ってみました。

 出はじめは登場人物の説明と、研修医歓迎会の様子を描いた物語から始まります。そこの会話の中で統計学での「信頼区間」というものを野球の例を挙げて解説。「こりゃわかりやすい」と読者に感じさせるところがうまい。

 何となく、これだと次も読むことができるかなと思いながら、その時はおしまいにします。そのまま机の上で10日以上放置状態。13ページ目にしおりをはさんだまま。

 やっぱりこの手のものは、必要に迫られないと…。

 有意差、オッズ比、正規分布、t-検定などなど。少なくともKaplan-Meier生存曲線は理解し直しておきたいです。

 「統計学的にこうですから」といわれると、文句のつけようがありませんから。

 


7/19 12年目目前に

2017-07-20 | weblog

 もううちの家族のようなフォルクスワーゲン・ポロですけど、今日でお別れになりました。12年前にゴルフⅢから(これも10年選手です)近日中のモデルチェンジが分かっていたのに現行モデルを選びました。それからの自分の事、家族の事を知っている車です。

 高齢運転手が問題になっている昨今ですけど、そのままを母がやらかしました。趣味の用件を済ませて帰宅し車庫に入れる時によく覚えてないけど「ブレーキを踏むべき時にアクセルを踏んだ」という事です。幸いにも「自爆」で。他人に迷惑をかけずにすみました。明日警察署に行き「運転経歴証明書」をいただくことにしました。

 私が母が運転している記憶は、HONDA Cab 65から。この後ろに私が乗っていました。そしてこのCabが私が運転した初めてのバイク。その後は自動車教習所に通い、普通自動車免許証を取得したと思います。当時「女が運転している」と言われる母が私の自慢でした。母の自動車履歴は、コロナ(RT40)、カローラクーペ(TE27)、マツダRX-7(初代と2代目)、マツダロードスターNA、そしてVWが二台。結構ステキです。

 今年9月には免許証を返納しようと考えていたのに、2ヶ月ほど前倒し、そして愛車を壊したことに少しショックを受けているようですが、「今日で運転やめ」と宣言する母の立ち直りのは早さに、息子としては驚きとともに嬉しさを感じました。

 ある方がこのモデルのポロを「ポロ彦さま」と呼んでいたので、私もうちのポロを同じように呼んでいました。廃車処分をお願いした近所のタンバ自動車さんまでポロ彦様を移動。オドメーターが刻んだ距離を記憶し、「ありがとうね」ってサヨナラしました。

 

 


今年の夏休み

2017-07-17 | weblog

 毎年、海の日がらみの連休は私には特別な休日になります。今年は「ふるさと納税」でもらった、静岡県牧之原市のホテル宿泊券とおそば屋さんの夕食券を利用するために、車と新幹線とレンタカーを乗り継ぎ、そのホテルに到着。

 

 おそば屋さんじゃ、「ご利用券に残額がありますけど、もう次は来ませんよね」と言われます。ホテルは快適でしたけど、ここに宿泊する機会はもうないでしょう。「ふるさと納税」ってうまく利用すれば、おトクなものですけど、うーん。よく分かりません。来年は地元への「ふるさと納税」かな。もらった宿泊券・食事券を使うのが目的な週末でした。

 翌日は富士山の左側を北上、甲府南インターから高速道路を利用し、20年近くこの連休だけ利用しているホテルに向かいました。

 

 「また来たよ」と言いながら入室。その窓からは変わらない「部屋に差し込む柔らかい緑」が見えていました。

 翌朝、「来年もここに来る事ができますように」って部屋のドアを閉めました。

 帰り多治見で立ち寄ったところは → ここ

 

 


格安のホテルに宿泊してみました

2017-07-13 | weblog

 月に一度、平日に休みをとることができるようになったので、「平日のご利用がおトク」なホテルを探し、宿泊してみました。

 熱海にある「サンミ倶楽部」というホテルです。一泊二食でひとり税込み9,800円(入湯税150円は別)という少々心配になる金額です。食事は伊豆らしく「キンメの姿煮」「アワビの踊り焼き」「伊勢エビ料理」などと書いてありました。

 ケチケチ旅行ですから、新幹線も格安な周遊券(富士山フリーキップ)というものを手に入れ出発。

 熱海駅からは、路線バスでホテル近くまで行き後は徒歩。ホテルチェックインの時は「お飲み物はセルフでご自由に」といわれ、「やっぱりな」と思いながらカルピスを飲んだ後に908号室に入りました。扉を開いてもまだ廊下がある感じで、「どうなってるんだろう?」って思った瞬間「ここはスイートだ」と気づきました。

 非常時の避難通路説明の図ですが、めちゃ広い部屋で、熱海の海岸を一望できる部屋でした。

 平日で利用者が少ないから超アップグレードしてくれたようです。食事の時に仲居さんに「お部屋は何号室ですか?」と聞かれ部屋番号をいうと「いいお部屋ですね。三橋美智也さんが滞在していた部屋なんですよ」と。そう、サンミ倶楽部って名称も歌手の三橋美智也さんからのもののようです。

 夕食は上の写真のようにそれぞれは小さめですが偽りなし。キンメの姿煮の写真は撮り忘れました。展望露天風呂あり、翌朝の食事はバイキングですが種類も十分なもの。やっぱり旅行は「平日がおトク」に違いありません。

 翌日は徒歩・路線バス・JR各駅停車を利用し、清水へ向かいます。訪ねた先は ここ 。

 週末にホテル・旅館に宿泊するのがアホらしくなるような、充実というか驚きの一泊でした。ただケチケチ旅行で「歩き疲れた」(富士山フリーキップ対象外のバス路線は徒歩)ため、帰りの新幹線(もちろん自由席)では爆睡で、新神戸まではあっという間に。