淡路島のたまねぎって超がつくほど有名になりましたが、僕たちが子供の頃はそれほど栽培が盛んじゃなかったような気がします。興味がなかっただけのことかもしれません。そういえば生まれて初めてのアルバイトが、近所の〇〇青果さんのところでのたまねぎ箱の組み立てでした。40cm程度の正方形の角を取った八角形の板に細長い9枚の板を鋼のベルトの上から一本一本釘を打っていく作業で、一箱作ると確か3円もらえたと思います。金づち一本持って毎朝出かけました。
近所の少し年上の小学生が、夏休みのアルバイトとして行っていたので、遊んでもらえなくなったので、じゃあ僕もと、とても足手まといだったと思います。でもみんなと一緒にお盆には数百円のバイト代をもらったのが私の労働による初収入でした。その頃はコンテナ(樹脂製の瓶ビール箱の仕切りがないもの)なんてなくて、通気性も考え段ボールじゃなく、木箱で運んでいたのでしょうね。懐かしい思い出です。
近所を散歩すると、今まさにたまねぎの収穫期で、どんどん土から玉が露出してきます。収穫時にはきっと玉の下1/3程度しか土の中にありません。こちらの畑も昨日はその状態。そろそろかなと思っていたら、今日収穫して、ネギの茎の部分をカットしたところです。写真のように、かなり密集して植えられているのがわかると思います。不思議な四輪車は、自転車を改造して作られるのだと思います。これがたまねぎをはじめ、野菜の収穫時に大活躍。この後は淡路島でも当地区だけの特殊車両である「 農民車 」に載せ替えられます。これが「JAあわじ島」に出荷され、晴れて「淡路産たまねぎ」としてスーパーに並びます。
今日はまだ5月なのに気温は30℃を越えていたようで、お疲れさまでした。今週末はきっと、平日は会社に勤めている人たちも手伝いに入り、我が三原平野の人口密度はとても高くなると思います。