tonto's blog

コメントをいただく時はこの下、「メッセージを送る」からお願いします。お返事したいので、メールアドレスもお忘れずに。

静脈注射のお話

2017-09-28 | weblog

 職場にある注射液の棚をみていたら、懐かしいことを思い出しました。

 研修医のころ、色々な事を先輩から教えて頂いたのですがそのひとつ、「静脈注射の時はその薬を20%ブドウ糖液20ccにうすめてゆっくり」と。いまもそのとおりなのですが、以前に「なんで5%じゃなく20%なんだろう?5%なら等張で注射漏れしても痛みが少ないはずなのに?」と思ったことがあります。

 当時はもちろんネットで調べるなんて事もなかったので、まじめな後輩に「これってなぜだか調べておいで」って押しつけてしまいました。

 その後輩は一晩考えて、翌日私にその理由(らしい)ものを話してくれました。

 人の循環血液量は約4,000ml、そして通常の血糖値は100mg/dlほどなので、ひとりの血管の中を流れているブドウ糖はたったの4gです。そして20%ブドウ糖液20mlはブドウ糖として4gと同じ。静脈注射を必要とするような人は、「弱ってる」から一気に血糖値を倍に上げてゲンキにするんじゃないですか?

 研修医(消化器外科)としての意見としては「?」なものでしたが、妙に納得したのを覚えています。

 いまもその理由は分からないままですが、5%ブドウ糖液でも生理的食塩水20ccでもなく、糖尿病のない人にはやっぱり20%ブドウ糖液(ニジュプロツッカー・日独折衷語?)なのです。

※ Prozento(独):パーセント(%)のこと
   Zucker(独):糖の意味

            でも手書きのカルテには「20%Tz 20ml」って、Tzって何?

 

 で、さすがに点滴の時は20%というわけにはいかず、もちろん病態に応じてですが、5%ブドウ糖液を使うことも多くなります。

 「たんぼの仕事で疲れとるねん。元気のでる点滴してや」って来られることもあります。でもこの写真のように、よく使う5%ブドウ糖液250mlの点滴を行っても12.5gのブドウ糖、カロリーにすると4kcal/gなので、一本点滴しても50kcalだけの補給にしかなりません。チョコレート2個分ぐらいかな。

 「帰って、ポカリ飲んどくわ」って事になります。

 

 

 


さっそく

2017-09-25 | weblog

 ある新聞のコラムに

▼遠回しな物言いを美とする日本語への自信が揺らいでいる観もある。「国語に関する世論調査」では「背筋が凍る」「毒を吐く」などの新語を使う人が増えた。「背筋が寒くなる」では足りぬ恐怖、「毒を含む言葉」では吐き切れない悪感情に満ちた世の中らしい。

 という事が書かれていました。翌日の他紙の記事で、早速それが見つかりました。

 飛行機から部品が落ちて、車に直撃。はじめはなにかわからなかったけど、事実がわかり「背中が凍った」という記事でした。


REBORN

2017-09-24 | weblog

 小説を読んだ時よりも、よかったです。

 

 少々、頭がこんがりました。

 

 作品中に歌われたものより、やっぱり山下達郎さんの方がいいな。


4キロペース

2017-09-21 | weblog

ある製薬会社のパンフレットにあったイラストです。なにかカワイイので無断借用。

 
こんなのやってみたいです。

 

 糖尿病でご通院中のある方と夕方でのお話。

 「どのくらい運動されていますか?」→「毎日じゃないけど週に3回程度、4キロのペースでウォーキングしています」

 「まあまあの距離ですね。これを何分ぐらいで?」→「15分ぐらいです」

 「えっ、速すぎ」
 100メートルを10秒で走ると確か時速36km/h。4kmを15分だと16km/h。とするとボルト選手の半分くらいの速さで??? →「時速4キロ程度の速さって事ですよ」

ということで15分じゃ、たったの1kmの散歩でした。

 

 その後で血糖値を測定すると300mg/dl以上。

 「いつ頃お昼ご飯をとりましたか?」→「4時間ぐらい前」

 「おやつは食べてませんか?」→「ええっと、ここに来る前にあんパンとチョコレートを二片ほど」

 

 糖尿病患者さんとの会話は、気をつけないと。

 

 


ペケジェー

2017-09-13 | weblog

 先のチョロQ の記事では黄色いゴルフⅠの写真を載せ忘れ、探してみましたがほとんど見つかりません。当時は西宮に住んでいましたが、ほとんど神戸須磨にある職場の宿舎にいる事が多かったです。夜なら車で30分ほどなのに、当時はポケベルの時代。毎日ほとんど宿舎でのオンコール(宅直)状態。ポケベルを持っていれば、15分圏内程度ならOK(決まりはありませんけど)の雰囲気でした。三宮にあるNTTに行き、新規で申し込むと2~3ヶ月先といわれるのを頼み込んだら1週間ほどで手に入り、当時の研修医4人で使い回しました。

 写真はその宿舎の窓から、出かけたいなと思いながらもなかなか動かせないゴルフⅠとヤマハXJ750を眺めているところです(ピンぼけ写真ですね)その頃の写真をもう一枚

 そうそう、このXJは2回も盗難に遭いました。チェーンをつけてたけど、甲子園警察ではこんなカッターで一発で切れちゃうとかいわれました。皮肉のつもりで「ずいぶん治安の悪いところですね」って生意気をいったような記憶が。川西警察へヘルメットをかかえて引き取りに行った時には、ナンバープレートがなく「ナンバーないけど乗って帰っていいんですか?」ってやっぱり生意気な言葉。

 ヤマハ XJ は「ペケジェー」と呼ばれていました。その頃の写真をさらにもう一枚

 私には一番乗りよい「ナナハン」でした。

 

 


ねぎ胡椒ラーメン

2017-09-09 | weblog

 週末の朝の仕事を終え、高速バスに乗り神戸へ向かいました。途中で急にラーメンが食べたくなり、バスの神戸三宮駅近くにある、「神戸ラーメン 第一旭」に入ります。京都の第一旭は昔はよくいきましたが、神戸の方は数回しか行ってませんでした。数年前にBラーメンというのを注文したら、チャーシューめんかと思うほどチャーシューがたくさん載っていたので、あれほどいらないなとAラーメンにしました。店員さんは「Aラーメン単品?」って少し変な顔をしていましたけど。

 

 運ばれて来たのはネギたっぷりとモヤシに数切れのシナチク、この上にこれでもか!というほどのコショウがふりかけられていました。写真でもネギが白くなってるでしょ。チャーシューは入ってなくAラーメンとは肉なしラーメンだったようです。

 でもこれはこれなりに、口の中がネギとコショウの辛さいっぱい、でも思いのほかすっと食べられました。他のお客さんはほとんどがBラーメンとご飯類のセットもしくは大盛りのCラーメンでした。だから注文の時に聞き直されたのかもしれません。

 

 お店を出て、JR三宮駅に向かう途中に、オープンカーのバスがやってきました。話には聞いてましたが初めて見ました。お上りさんで東京見物の時に乗ったことがありますが、屋根から真上に東京タワーが見えたのは楽しかったです。ポートタワーもあんなに見えるのかな?

 JRに数駅乗り、この後のお話は こちら で。


グリコ セシルチョコレート

2017-09-09 | weblog

 暑さが幾分楽になってきたら、スーパーのお菓子売り場じゃ、チョコレートの陳列が急増。色々あるなとみていたら、懐かしいチョコレートが見つかりました。最近は見かけなかったので「まだ売ってたんだっ」って感じです。

 同じ形の箱入りで、個別のアルミ包装のタイプの「グリコ フライド・アーモンドチョコ」は今でもよく見かけますけど、箱の中にゴロゴロ入ってるアーモンドチョコボールの方がよく売れている感じ。明治もロッテも似た箱で売られています。

 アーモンドチョコは、アーモンドの皮が歯には「はざかって」食べた後が不快。だからこのセシルチョコが好きでした。チョコレートってもちろん美味しくなってきたのでしょうね。昔おいしいなと思っていたこのセシルチョコも、まあこんなものだったのかって感じ。昔はカバヤやフルタや不二家とかのは、こどもながらに「二流の会社の」って思っていたところのが案外最近美味しかったりします。

 絵の具のような チューブに入っていたチョコ って覚えていますか?今でも フルタが作っている ようですね。当時のはアルミっぽいチューブ容器で強く押すと、折りたたんでいた後ろ側が開いてしまってポトってガッカリ。

 あれはチューチュー吸うものじゃなく、トーストなんかに塗るペーストとかスプレッドとかいうものだったのかな?だから親からみんな叱られた?

 あっ! こんなの もありますね。非常食のようですが…。

 


アワ 2分の1

2017-09-07 | weblog

 淡路島ロングライド150(アワイチ)というイベントが今年も近々開催されるようです。私はそのような体力もありませんので「へぇー、ゴクローさん」って感じなのですけど、ふと「バイクなら私でも」と思い始めました。地道なので平均時速は50km/hはムリ。ということは3時間じゃダメということになります。

 家内に話したら、8の字に廻って、途中家に戻り休憩したら?といわれました。その気になって、9時頃家から西に向かい、海岸線に出ます。西浦といわれる海岸沿いは比較的平坦でまっすぐな道が続きます。室津という漁港近くで見たかった魚のオブジェを発見。

 

 来てよかったなと思っていたら、パラパラと雨。濡れて黒くなった路面を「滑らないかなコワー」っとよけいに力が入ります。淡路島の先端、明石大橋の下に来ます。前はここから橋の真下まで入っていけたのにと思いながら、記念に一枚。バックミラーに間抜け顔(雨が降ってきてひきつって)の自分が写っているのは帰ってから気づきました。

 

 雨は止んだものの急に蒸し暑さと陽射しがすこし。ここからは東浦といわれる海岸沿いの国道を走ります(アワイチはこちらがスタート地点)こちらは車が多くてなんとも面白くない。なんとか洲本まで戻りましたが、ここからは紀淡海峡方面へ向かうのがアワイチのコースですが、8の字なのでそのまま国道を進み、いったん帰宅。ほぼ100km(メーターは99.8km)の距離を2時間15分ぐらいかかっていました。写真撮影以外は休憩なし。走行距離はたかがしれてますが、この時間連続乗車できたのが嬉しかったです。あまり身体も痛くないし。

 帰ってから昼食。その後バイクをSDRに乗り換え、調子に乗って8の字の残りへと思った頃にザッと雨が本格的に降り始めあきらめ、今回は8の字の上半分だけになりました。

 8の字の下側はアップダウン厳しく、もっとスピードは遅いから3時間ぐらいかかるかもしれません。

 


足し算と掛け算

2017-09-06 | weblog

 少し前の「産経抄」での記事。

 なかなかだと思ったので、忘れないためにここに。二学期最初の日が自殺者数が多いこと。これを悲しんだ記事です。

 - - - - 抜粋 - - - -

 人と人の関係には足し算型「1+1」と掛け算型「1×1」がある。自立した2人が暮らす「1+1」の足し算型なら、一方が欠けても「1」が残る。掛け算型はひとりが「0」になるとすべてが「0」になってしまう。

 掛け算型の間柄は、夫婦にかぎらない。親子も、兄弟姉妹も同じだろう。「×1」の相手が失われることで、世界が「0」になる人は必ずいる。思い悩む子供たちに伝えたい。最後の一線を越える前に、喪失感に嘆き悲しむ人たちの顔を思い浮かべてはくれないか。


黃色のゴルフ Ⅰ

2017-09-05 | weblog

 チョロ Q の「黃色の ゴルフ Ⅰ」が見つかったので早速手に入れてみました。

 おお、懐かしい。車は姉からのお下がりでしたが、私の最初の車となり、ゴルフ Ⅱ が発売されるまでの間愛用していました。行動範囲は神戸・芦屋・西宮と尼崎の一部だけ。

 独身の身では十分な広さと使いやすさ。その頃はバイクが中心で車は通勤と荷物を運ぶものと考えていました。スポーツカーにはもちろん興味がありましたが、この車の実用性に満足していました。ゴルフ Ⅱに乗り換えた時は ゴルフ Ⅰの方がよかったなと後悔もしました。ゴルフ Ⅱにはどこかで手に入れた細い赤いテープをフロントグリルにフロントグリルに張りつけ GTI look に。

 今晩はこのチョロQを眺めながら、20才後半の色々な事を思い出すことができました。