少し前から私の職場の壁に掛けてある、母が描いた絵です。実際に母がここを訪ねて描いたわけじゃなく、私が写した写真を見ながらのもの。
一昨年の夏に蓼科へ行った時に、ホテルの近くにある「御射鹿池」という場所に行ってみました。とても静かな所で、また真夏なのにさわやかな風が流れるとても気持ちのよいところでした。
昨日今日のように、今年の夏の厳しさを予感させる暑さを感じ、この絵を見て「あそこはよかったな」とその時のことを思い出しました。
子供の頃の私の部屋にはなぜか、東山魁夷という画家の作品を集めた本が置いてあって、それを見た時は「なんか暗い絵ばっかりだな」と思っていました。その作家の代表作である「綠響く」という作品のモデルになった池だそうです。そういえばこんな全体が「青っぽい」池の絵があったように思います。
歳をとると感じ方も変わり、「こんなところへもう一度行きたいな」ですものね。
(農業用水用の人工池で、作られたのはそんなに昔じゃないそうです)