私の住む淡路島では昔から「敬語は使わない」という事を聞いたことがあります。そんなことはないと思いますが、確かになんでこんな若い子(例えば子供の患者さんの母親)からその同年代のともだちと話しているかのような言葉を受けないといけないのか?って思ったことは何度もあります。
ため口:基本的に相手に対して対等な立場で行う話し方のことを意味します。
もちろん私が患者さんより目上だという気持ちは全くありませんし、私は中学生以上の患者さんに対しては基本的にいわゆる丁寧語で話しているつもりです。

写真は自院でのワクチンのシリンジへの充填の時
1Vialから6人分とるとこのくらい余ったよという写真
本文とは関係ありません
今、コロナウイルスに対するワクチン接種を集団でも行っているため、この2か月ほどの間にとてもたくさんの人、ひとりひとりとは短いですが問診でお話する機会がありました。集団接種は65歳以上の高齢者はすでに終了し、現在45才~64才の年齢が対象。つまり私より全員年下なのです。
はっきりと的確に・話すことができる人・もぞもぞと聞き取りにくい人・やたら元気な人・うんとかおぉとかしか言わない人・なんとなく威張っているように見える人・テレビやネットで得た知識でこちらを試そうとしてるのかなと思う人・ふだんかかっている医者への不満を長々と話す人…、まあいろいろな人がいるなととらえれば面白いものです。
そして初対面なのに「ため口」で話す女性の多いこと。男性にそんな人はほとんどいません。私に敬語を使えとは言いませんが、こちらが丁寧な言葉で話すことをいいことに、「受けに来てやっているんだ」との態度をとられているように感じます(もちろんそんなことはなくてワクチン接種を希望され来られているはずなのですが)
5月末からこの集団接種が始まり、10月末までの予定です。その後も続くかもしれません。不適切な言い方かもしれませんけど、コロナ禍において、私は直接の治療はできませんが、多くの人に予防接種をおこなうという貴重な体験を今していると感じています。
話がはずれてしまいました。初対面のおばちゃんから、なれなれしい言葉で話されると「ぞっ」としませんか?