少し前から、プールで泳ぐ時に左肩に痛みを感じていました。それが最近になり、少しずつ強くなってきています。五十肩かなあ?なんてそれについて説明されたパンフレットをぼんやりと眺めます。
これほどひどくはありませんが、左手を背中に着けることはできなく、車をバックさせる時、腕を助手席に回したりしたら激痛が走ります。いつかは治るのでしょうけど、しばらくうっとうしいなと思っていました。そんな時、一昨日の夜だったと思いますが、2002年にノーベル賞を受賞された、島津製作所のあの田中耕一さんが、なにやら再び画期的なことをされたとかのTVニュースが。
リンパ球のB細胞から造られる、免疫グロブリンですが、このように二重のYの文字の形をしています。
Yの上の部分をFab、下の部分がFc部分と呼ばれ、それをつなぐところをヒンジといいます。
生体内の免疫グロブリンはこのヒンジの角度は固定されているのですが、今回の発表は自由自在の角度に動くように出来るものを人工的に開発できたとのことです。
かなり画期的な事らしいですね。ここが動くことにより、抗原となるタンパクと結合しやすくなり、色々な病気の検査の感度や、薬の効果が100倍になる事が期待できるそうで、「ノーベル賞もう一回」の声も出るほどのもののようです。
へえーと思いながらTVを見ていたところ、ご本人が登場。自分の両腕をYの文字にみたて、左右の腕を上下・左右・前後にぐるぐる回していました。「このようにどんな角度にもなるんですよ」と。
その様子を見て、私が思ったことは、「田中さんは五十肩じゃないな」と。スミマセン、これだけのことです。