とどろみの森学園 PTA

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第4回イキイキさわやかに学ぶ会

2016年11月20日 | 学級委員会
第4回 イキイキさわやかに学ぶ会 

日 時  平成28年11月18日(金) 午前10時~12時

場 所  箕面市萱野中央人権センター(らいとぴあ21) 3階ホール

テーマ  「知っていますか?今学ぶ問題」

講 師  特定非営利活動法人 暮らしづくりネットワーク北芝のみなさん  


まず、差別の歴史について学びました。➀古代の律令国家の身分制度「」。また、陰陽師・芸能者など異能者に対する不可触の念が差別につながったと考えられている。②江戸時代になると士農工商以外の、えた・と呼ばれた穢れ(死・血)の除去に当たる仕事(皮革生産など)や、宗教行為をする人、と呼ばれる人、能のような芸能に携わる人を蔑む意識が、結果として差別概念を固定化した。③明治政府は貴族・平民・という身分にわけた。平民=(江戸時代のえた・身分)をうたった解放令をだすが、これまでの被差別身分の人と同等とされる平民によって解放令反対一揆が起きる。  


次は現代の差別の現状を知り、自分たちならどうするかを住宅購入を例にあげて話し合いました。➀住宅購入など不動産取引、結婚などに関しての差別 (実際に箕面市役所・人権センターなどへの問い合わせがある。)②インターネット上での差別(間違った情報が出ている)、噂話が偏見を助長している。⇒子どもたちも簡単に情報を得ることが可能な時代になった。どのように差別を子供たちに伝えるか。③新たな差別も起きている…東日本大震災での福島県の原発事故の放射能問題。立ち入り禁止区域内に居住していた人たちへの差別、福島の農作物などの風評被害など。
暮らしづくりネットワーク北芝の活動内容をスライドやパンフレットで説明していただきました。

・楽しい街づくりをすること→住みたいと思える地域→差別がなくなること→誰もが安心して暮らせる地域作り と繋がっていくようにと暮らしのサポートや発信活動を行っている。➀居場所をテーマにした取り組み(ぴあぴあルーム・ないとぴあ・麦の子)②体験をテーマにした取り組み(おでかけ・サークル・料理・就労)③学習をテーマにした取り組み(まいにち学習会) ・和太鼓作りは牛革を使用するため被差別の伝統的産業。北芝解放太鼓保存会 鼓吹(こぶき)が1996年に発足し活動している。  


現代社会ではインターネットの普及で被差別の書き込みも多くされています。広まっている噂話と現実を見極め惑わされないようにすることや、「差別は良くないこと」と意識を個人個人が持っていくことが重要だと思いました。