2018年12月20日 らいとぴあ21にて、第5回イキイキさわやかに学ぶ会『であい・つながり・げんきになろう 北芝』の講習会に参加してきました。
『北芝』とは 箕面市萱野にある地図には載っていない地名です。長い間差別を受けている地域で、今もなお 結婚や就職等目には見えにくい事での差別が残っているのが現状だそうです。いまだに差別によってリストラをされたりしている方も少なくないそうです。
そんな中、北芝地域は1990年代半ばから『自分たちのまちは自分たちの力でいいまちにしていこう!』と その周辺に暮らす人々が出会い・つながり・元気になる取り組みを続けているそうです。
その取り組みとして、小学生~中高生の子供たちの居場所作りに『ぴあぴあ食堂』『ぴあぴあルーム』『放課後デイサービス』、夜の居場所『ナイトピア』があるそうです。
長期休暇の時などにカップ麺ばかり食べている子供達がいたことがきっかけで、地域のボランティアの方があたたかい食事を提供してくれる『ぴあ食』ができました。
地域通貨『まーぶ』という子供通貨があり、これは『だれかのためになること』『自分の未来のためになること』をすれば 稼ぐことができる通貨です。100まーぶ=100円=ぴあ食1食分です。
そしてこの通貨は箕面キューズモールや近くのコンビニや地域の商店街でも使えるそうです。
他にも個別・集団学習会や社会体験として、お出掛けをしたり、サークルやスポーツ活動もあります。
中高生には就労体験があり、就職に向けてのきっかけ作りにもなっています。
一人一人誰もが差別をうける可能性があり、それは血縁、住んでる地域だけのことです。こういった差別をなくすためには、それぞれが相手を思いやり大きな意識に変えて悪い連鎖を絶ちきれる社会になれたらいいなと思いました。