2020年度 人権教育推進学習会
第1回イキイキさわやかに学ぶ会
日時 2020年9月18日(金)
場所 萱野中央人権文化センター3階ホールにて
この半年を人権の視点でふりかえる
~おたがいの経験と思いをわかちあうことから~が開催されました。
講師はfacilitator's LABO 栗本敦子さんです。
新型コロナウイルスによって生活が変化したことから人権について、3人1組でグループワークをしながら学びました。まず、この半年で私たちの生活でどんなことがあって、その時の自分の気持ちについて話しました。
そして当たり前にある5円玉が実はどんなデザインだったかなど、存在は知っているけれど改めて思い返せば普段意識して見ていない、身近なこととして人権について考えました。
人権とは人が生きる権利です。例えば運転免許証は道路交通法を守る義務があるから、車を運転できる権利が得られます。しかし人権には義務がありません。義務がない人権を保証しているのは国や行政です。私たちの生活や勤労、社会保障など、さまざまな観点で人権は存在していますが、知らない権利は守られないという特徴があります。
また、人間の特性として想像すること、シンパシー(誰かを可哀想だと思う感情)とエンパシー(他人の感情や経験などを理解する能力)についてお話されました。これからはシンパシー優位でむやみやたらに権利を主張するのではなく、エンパシーを用いて行動することが必要だそうです。
どのような人権があり、私たちがその権利を主張する必要性や相手の感情だけでなく、相手がどのような状況かを聞き、判断し、そして行動する。
その大切さを学びましした。