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育児サポーター養成講座に参加して。

2003-06-13 02:11:00 | 徒然なるままに
6月12日(木)

八千代市の小児科の先生による「子育て支援・育児サポーター養成講座」に参加して来た。
少子化・核家族化・ヤンママと高齢出産・働くお母さんの増加・幼児虐待など、育児支援スタッフの必要性は年々増加の傾向にある。
育児支援スタッフとは、「お母さん、一人で悩まないで」と、ちょっと先輩の身近なお母さんたちが、相談に乗ってあげたり、応援してあげるシステムのことだ。

とても大切なことをたくさん聴いてきたので、これから何回かにわたって、レポートにまとめてDiaryに載せていこうと思う。

今日はその中で、忘れないうちに書き留めておきたいことがある。一篇の詩である。


   『聞いてください』

 私の話を聞いてくださいと、と頼むと、
 あなたは助言を始めます。
 私はそんな事を望んではいないのです。
 あなたはその理由について話し始めます。
 申し分けないと思いつつ、
 私は不愉快になってしまいます。

 私の話を聞いてください、と頼むと、
 あなたはなんとかして私の悩みを
 解決しなければならないという気になります。
 おかしな事に、それは私の気持ちに反するのです。

 祈ることに慰めを見出す人がいるのはそのためでしょうか。
 神は無言だからです。
 助言したり、調整しようとはしません。
 神は聞くだけで、悩みの解消は自分に任せてくれます。

 だからあなたもどうか、黙って私の話を聞いてください。
 話をしたかったら、私が話し終わるまで、少しだけ待ってください。
 そうすれば私は必ずあなたの話に耳を傾けます。

         『ラビング・イーチ・アザー』より

これは、子育て支援サポーターのみならず、現役の母親や、教師、カウンセラーにとって、とても大切な基本姿勢だと思う。

どんな悩みでも、最後にどうするかを決めるのも、実行するのも、本人である。
その本人が、自分で、悩み苦しみながら、自分なりに納得の行く結論にたどり着くまで、ひたすら聴き役に徹する。
「耳」で聞くのではなく、「心」で聴くという姿勢で。

つづく