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交流

学校カウンセリング 2

2004-03-05 22:17:00 | 徒然なるままに
3月4日(木)

午前中は、今年度最後の学校カウンセリング。
朝から、携帯電話のことでバトルを繰り広げてしまったため、娘はむくれて最後の面談に欠席した。

6月からカウンセリングを受けるようになり、それによって、私はどれだけ救われたか分からない。
毎週木曜日、2時間弱の時間にお話を聞いてもらうだけで、いっぱいいっぱいになって爆発寸前になっている私の気持ちを、スーッとガス抜きしてもらえる時間だった。
初めての、娘の「不登校」という現実に、困惑し、娘の言葉に振り回され、子育てのみならず自分自身にも自信がなくなり、すべては私のせいとばかりに自分を責めたり、投げ出してしまいたくなったり、心療内科か、宗教の門を叩きかねない状態だった。

でも、「不登校」には段階があり、不登校児100人には100人の原因、背景、対応の仕方があること、子どもの発する信号やバリアーの見極め方、対応の仕方を、専門的な見地から示唆していただいた。

今では、娘が不登校になったことは、苦しくて辛いことばかりではなく、それによって貴重な出会いや知識を得たり、何より、教師を目指し子ども達と関わる仕事上、得難い体験をさせてもらっているのだという前向きな気持ちになる事が出来てきた。

午後からは、カウンセラーの先生を囲んで「今、中学生が悩んでいること」というテーマで、講演会&座談会が開かれた。

出席者は20名ほどいたが、私ともう一人の方を除いて、カウンセラーの先生と会うのも、相談室に入室するのも初めてという人ばかりだった。
皆、システムや相談室の存在はお便りなどで読んで知ってはいたが、相談に来るという事に抵抗があったり、こんなことぐらいで相談に乗ってもらうのも・・と遠慮しているうちに今日になってしまったというような人たちばかりだった。

でも、皆さん、私ともう一人の方の体験談を聞いて、今度は個人的に相談に乗ってもらいに訪れたいという気持ちになってくださったようだ。
主催のPTA役員の方にも、出来れば、新年度は、5月の連休明け、夏休み前、夏休み後、志望校決定前、受験前というようなときに、こういうカウンセラーの先生を囲んでの座談会を設けてもらえば、もっと気軽に相談に来やすいと思うと提案した。

生徒が、先生にも親にも友だちにもいえない相談を、学校カウンセラーに話せる、聞いてもらえるようになるには、まず、親がカウンセラーを信頼できていなければならないと思う。さらに、カウンセラーという職業を理解し、自分も利用できるぐらいだとなお良いと思う。

子どもにとって、一番の拠り所であり、支えであり、相談相手はやはり母親でなければならないと思う。
その母親が、自分のことでいっぱいいっぱいで余裕がなければ、子どもは寄りかかれない。甘えられない。救いを求められない。
その母親同士も、互いに励ましあえるようなネットワークや、よその子も我が子と思えるような子育ての輪が広がっていけばと願わずにはいられない。

ひな祭りの日に・・・。

2004-03-05 16:13:00 | 徒然なるままに
3月3日(水)

午前中は、ソーランの役員会議。
先日の軌保さんに書いていただいた『楽』の文字の披露とそれについての衣装スタッフの呉服屋さんとの詰めの話の報告など。
何とか5月の佐倉時代祭りには新調した揃いの長半纏で出演できそうだ。
文字もみんな満足してくれて、「ほっ」

午後からは、中1の娘を連れて教育センターに行った。
娘は、訪問指導員の先生と娘の持ってきたビデオを見たそうだ。
私は、指導主事の先生と面談。
前回もとてもためになった上、心が軽くなるお話を伺ったが、今回は、もう一歩踏み込んだ娘の生い立ちと性格、心の問題について話し合った。
前回は、私自身が、現実や現状を受け入れ、自己を肯定することによって安定してくれば、娘も安定してくるだろう。ということだったが、今回は、娘の心配な言動は、早いうちに一度医療相談を受けた方がいいと言う事になった。
そこで、心配ないということになっても、経過観察が必要ということになったとしても、私の心の安定のためにも受診する方が良さそうだ。

娘は、帰りはすっきりした表情で戻ってきた。私とは逆の表情で・・・。

夜は、今日はひな祭りでもあるので、ちらし寿司でお祝いした。
この雛人形の前で、毎年可愛い笑顔の写真を撮り続けてきた。
来年は、本当の笑顔の写真が撮れますように・・・。

予餞会

2004-03-05 13:11:00 | 徒然なるままに
3月2日(火)

午後から中学校の予餞会に出席。
前半は、劇団め組による『ベニスの商人』の上演と、演劇教室。
後半は、3年生の思い出のアルバム(スライドショー)

芝居の方は、生徒達の反応も良く、特にラブシーンの反応は、中学生ならではの初々しさがあって可愛かった。
見せ場の裁判のシーンでの、ポーシャとシャイロックの掛け合いは、みんな真剣に見ていた。

演劇教室では、有志が舞台に上がり、発声法や、喜怒哀楽の表現を劇団の人に教えてもらっていた。
最後は、希望者が男女1名ずつ、メイクも衣装もその役になってのラブシーンを演じるというものだった。
最初は、それぞれの相手役を劇団の人が演じてくれての練習。本番は、生徒同士なのだが、これがまた照れてラブシーンにはならず、握手してOKになった。
これは、男の子同士、女の子同士の組み合わせで、女装や男装をさせたりした方が思い切った演技が出来て盛り上がったのではないだろうか。
でもまあ、見ているほうも演じている方もテレながらも楽しくやれて良かったと思う。
これに味を占めて、演劇の道に目覚めてくれたらまた面白いのだが。がんばれ、K君!(K君は古代文明仲間で、今度『インカ帝国』展をやる時は一緒にデートする約束になっている。誰と?もちろん、私と!)

思い出のアルバムは、2年生の実行委員の大作であった。
1年生の頃の写真はみんなまだ小学生の名残があって可愛らしいのに、3年生ともなると男の子は『おっさん』臭くなってきて3年間の成長ぶりがよく分かった。
1,2年のときの体育祭やオーストラリアの留学生との交換会や自然教室での他校との交換会でのソーランのシーンはなかなかなものだった。ぜひ、後輩達にも受け継いでいって欲しいと思う。

3年生はあと10日で卒業式。でも、その前に、明後日4日の公立高校入試の合格発表がある。
みんな笑顔で卒業式を迎え、明るい春に巣立っていけますように・・・。

人形劇本番のアクシデント

2004-03-05 10:24:00 | 徒然なるままに
3月2日(火)

不思議な帽子3月公演本番。
昨日の雪が嘘のように真青な空と春の訪れを告げるような暖かな一日だった。

いつものように「黒豆」を煮、今回は「金柑湯」を作ってみんなに振舞った。

劇は段取りよく順調に進み、子ども達も予想を上回るような反応で、役者もノリにノッた劇だった。

音楽劇が始まり、1曲目の「ハンガリア舞曲」は順調に行った。
2曲目の「トレロカモミロ」が始まり、ここでアクシデントが起きた。
私は袖でファンファーレを吹く役だったのだが、なんと、勢いよく立ち上がりすぎたのか、「ケコミ」にぶつかり(持ち上がり)、外れるはずのないケコミが斜めに落ちて外れてしまったのだ。一瞬の出来事で、すぐに元に戻したもののケコミの下の舞台裏は丸見えになってしまった!
でも、そこからがすごい。
園児達は、その明らかな「失敗」に対して誰一人騒がず、『トレロカモミロ』の歌を一生懸命大きな声で歌って応援してくれた。
突然のことでパニクって頭が真っ白になっていた私は、我に帰り、子ども達の歌声に励まされながら何とか最後までやりぬくことができた。

劇は、けっして、役者・スタッフだけで出来るものではない。
観客がいて、観客の気持ちが、舞台やケコミを乗り越え、会場全体が一体化したときに完成するものだと思う。
だから、その瞬間瞬間でしか出来ない雰囲気があるから、同じ舞台なんてありえないのだ。

私の大失敗は論外だが、大なり小なり、練習どおりには行かなかったところもあっただろうが、園児やお客さんの反応、園長先生からのお褒めの言葉からも、楽しい舞台が出来たようだ。

終わってから、反省会を兼ねた打ち上げの席で、お手伝いのお母さんたちがすごく感動してくれていたのが嬉しかった。
これに凝りずにというか、これに味を占めて人形劇の仲間に加わってくれたらもっと嬉しいんだけど・・・。

それにしても、返す返すも残念であり、申し訳ない大失敗だった・・・。
皆さん、本当にごめんなさい。
そして、励ましてくれた仲間達、応援してくれた子ども達、どうもありがとう。

みんなともだち

2004-03-05 08:48:00 | 徒然なるままに
3月1日(月)

今日は人形劇のリハーサル。
が、朝から雪が降り出し、幼稚園に到着した時には園庭にうっすら降り積もるぐらいになり、止みそうもない雰囲気だった。

毎度のことだが、リハーサルといっても、みんな仕事や学校の役員などいろいろ掛け持ちをしている身で、今回も全員は揃わない。
でも、何とか劇も音楽劇のほうも通し練習が出来て、明日の本番を待つばかりとなった。

出し物は、「瓜子姫とあまんじゃく」。音楽劇は「ハンガリア舞曲」と「トレロカモミロ」、定番の「みんなともだち」、アンコール曲には「みんなで橋を渡ろう」
今回は、本番に出られないメンバーが多くて、紙芝居サークルのお母さん方にお手伝いをお願いして、何とかいつもどおりの賑やかな「みんなともだち」が出来そうだ。

「みんなともだち」は、息子が卒園の時に私のアイディアで作った音楽劇で、曲は、当時の「ポンキッキ」で今頃になると良く流れていた曲だ。
最初、「思い出のアルバム」で作ろうと思ったのだが、イントロを聞いただけで涙が出てきてとても音楽劇どころではない。
じゃあ、もっと元気に動ける曲ということで取り上げた曲だ。
歌の中で、「大人になっても、ずっと友だち」というフレーズで、子ども達が将来なりたい職業の絵が出てくるのだが、当時の息子の夢は「お相撲さん」だったので、その絵が出てくるたび、ジンと来てしまう。

長女の時も、末娘のときも卒園公演でやるたびに、わが子の人形を作り、音楽劇に登場させた。今回は、人形が足りないということで、姉妹で登場させてもらった。

リハーサルだけでもグッと来てしまう歌だが、本番、子ども達の大合唱の中でやると、もう涙が出るほど感動する。

今日の雪が早く止んで、明日は園児達だけでなく、たくさんのお母さんや、春からの入園をまっている小さいお友達にも見て欲しいな。

   みんなともだち

作詞・作曲者 中川 ひろたか

みんな ともだち ずっとずっと ともだち
がっこう いっても ずっと ともだち(Yeah)
みんな ともだち ずっとずっと ともだち
おとなに なっても ずっと ともだち

みんな いっしょに うたを うたった
みんな いっしょに えを かいた
みんな いっしょに おさんぽをした
みんな いっしょに おおきくなった

みんな ともだち ずっとずっと ともだち
がっこう いっても ずっと ともだち(Yeah)
みんな ともだち ずっとずっと ともだち
おとなに なっても ずっと ともだち

みんな いっしょに プールで あそんだ
みんな いっしょに ロボットをつくった
みんな いっしょに かけっこをした
みんな いっしょに おおきくなった

みんな ともだち ずっとずっと ともだち
がっこう いっても ずっと ともだち(Yeah)
みんな ともだち ずっとずっと ともだち
おとなに なっても ずっと ともだち

http://www.interq.or.jp/japan/k3j/children's%20song/a%20good%20friend%20song/minna%20tomodachi.htm

結いまーるの日

2004-03-05 06:26:00 | 徒然なるままに
2月29日(日)

今日は、朝から木更津の市民会館で行われら「結いまーるの日」というイベントに参加してきた。

「結いまーる」というのは、沖縄の言葉で、「助け合い」という意味なのだそうだ。

午前の部は、佐藤初女さん(森のイスキア主宰http://kobe100t.com/isc/index.html)の「『食は命』おむすびの祈り」という講演会を聞いた。

午後の部は、軌保博光監督作品ドキュメンタリー映画「107+1~天国はつくるもの~」(http://www.tentsuku.com/)の上映と、軌保博光さんのトーク&書き下ろしパフォーマンスを見た。
終了後、サイン会があり、最後に、事前にお願いしていたソーラン隊の衣装用の文字をお願いした。
そうしたら、軌保さんが、
「どんな曲で踊るの?ちょっと歌って見て下さい」
とおっしゃるので、どぎまぎしながら『よさこい島』を歌った。
書きあがった字は、本当に楽しそうに踊っているような『楽』という字。
別紙に隊名も書いていただいた。
イベントスタッフの方たちに、
「この文字を背中に背負って、『木更津舞尊』に踊りに来ます!」
と話していたら、
「私達は、木更津のソーラン隊です。今、『よさこい島』の歌が聞こえてきたので・・・」
と、振付師の方が声をかけてくださり、思わぬ交流が持てた。

今日は、息子と末娘と私の妹、そして、息子の親友母子と一緒に行き、それぞれ軌保さんの本を買ってサインをしてもらった。
そのサインというのが、名前を聞き、一瞬目を見て、一気に言葉を書くのだが、もう、『すごい』の一言である。
さすがに路上に座って、7年半、7万人の目を見て書いてきたというだけある『眼力』と『洞察力』である。
彼の著書に『答』という本があるが、まさに『答』である。
目の前に立った人は、生年月日や自己紹介を言うわけでも、名前を書いて見せたり、手相を見てもらうわけでもない。
ただ、下の名前を言って、彼の目を見るだけ。
それだけで、今の自分が必要としている『答』を書いてもらえるのだ。
ちなみに私への言葉は、
『一人から変わる。
 笑う、
 信じる、
 歌う、
 踊る』
私は軌保さんに自分のことを何も話してはいない。
息子は、
『やるかやらないか、
 口癖は
 とりあえずやってみる まで』

帰宅後、息子は、部活動引退以来まるでやっていなかったサッカーの練習とジョギングに出かけて行った。(夜の8:00を過ぎているというのに!)
帰って夕食を食べた後は、おもむろに卒業式でピアノ伴奏をする『さくら』の練習をし出した。
普段の息子の口癖は、『めんどくさい』。
人は、『出会い』で、一瞬にして変われるものだということを改めて実感した。
ただ、これがいつまで持続できるのかは難しそうだ。
でも、彼の心に確実に『種』はまかれた。

もう一人、素敵な種の芽を出したのが、末娘。
今日の映画の中で、アフガニスタンの子ども達に『虹色のマフラー』を編んで届けようという試みが紹介されていた。
末娘は、帰宅後、以前、私が編み方を教えてやった時、やりかけのまま放って置いたマフラーを再び編み出したのだ。
「ママ、この色が編み終わったら、あと6色の毛糸を買ってね。」
「いいよ。ママも一緒に編むね。お友達にも話したり、ソーランの皆に呼びかけて、皆で編んだら、映画のマフラーみたいに長―くなって、お家から小学校の2年1組の教室まで届くくらいになるかもよ~」
といったら、末娘の目が*。+☆+。*になった。

残念だたのは、長女。本当は一緒に行くはずだったのだが、前日にクラスメートから、お友達のお誕生会の準備を手伝って欲しいとTELが入り、そちらに行くことにしたのだ。
その娘にも、お土産に軌保さんにカードに言葉を書いてもらった。
「ただただ、
 今の時間を大切に。
 人と違うことを
 おそれたり
 はずかしがらず、
 ただただ
 今の時間を大切に」

私は、いつか、長女が自らの足で、軌保さんに会いに行く日がくるだろうということを信じる。

今日は、4年に1度の「うるう年」の2月29日。いい出会いがあった記念すべき日になった。