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交流

雪解けの娘と、鬼の霍乱の息子と・・・。

2004-03-11 12:28:00 | 徒然なるままに
3月10日(水)

今日は、教育センターでのカウンセリングと、訪問指導員の先生の指導を受けた。
今日も4時間目から登校した娘は、センターでの指導は受けなくてもよかったのだが、私がカウンセリングにセンターに行くなら、指導員の先生に会いに行くと言ってついてきた。

センターに行く道々、娘は、今のクラスでのことや、6年生の時に、いじめ、いじめられていた当時のことをいろいろと話し出した。
娘なりに当時を振り返り、思うこともあり、行動を起こしている。
今、クラスで困っていることについて、自分の経験上の意見もちゃんと言えるようになっている。

昨日の夜も、同級会のことでかつての級友達に電話をしたりしているうちに、心の垣根が外れていっているようだ。

「ママはね、あなた達のクラスって、素敵だなあって思うよ。
『同級会の実行委員をしてくれないか』って言うあなたからの電話に、お返事くれる人は、誰も、『エ~、他に誰がいるの?』とか聞いてきて、『その人がいるならやる』とか『やらない』とかいうことを言う人が誰もいなかったでしょ。
あなたの(不登校)ことは皆知っているからこそ、あなたの呼びかけに答えてくれるんだね。
学校でも、同級会の話とかしてるの?」
「うん、みんな、場所とか、実行委員の集まり具合とか聞いてきてくれるよ。」
「みんなと話せるきっかけが出来てよかったね。そんな風に、今のクラスの皆ともいろいろ話せるようになるといいね」
「うん。さっき、昨日クラスの皆にちょっと誤解されて今日学校休んだ子からメールが入っていたから、『みんな心配していたんだよ。明日は学校においでよね。』ってメール打ったんだ。」
「そうか。皆に誤解されて学校に行かなくなって、何日も休むと本当に学校に行けなくなっちゃう辛さはあなたが一番知っているんだもんね。その子の力になってあげなよね」
「うん。」

桜は、寒い冬を経験しないと開花が遅くなるのだと言う。
娘の長い冬ももう雪解けが近い。
細い枝の先で、硬い地面の下で、着実に春の訪れを感じて芽吹くその日を待っている、そんなエネルギーを感じさせる娘との会話だった。

センターからの帰宅後、今度は息子が体調不良を訴えるので、病院に連れて行った。
風邪から喘息を引き起こしていると言われ、薬を飲ませて、早めに寝させた。
このところの不摂生と、寒い体育館での卒業式の練習で、ちょっと拗らせてしまったのかもしれない。
息子は卒業式で、3年生の合唱と答辞のBGMのピアノ伴奏を担当する。
中1の娘は、自分の入学式で在校生歓迎の歌の伴奏をしてくれた兄のピアノを、直前に貧血を起こして保健室に運ばれ聴いていない。
「お兄ちゃん、大丈夫?」と心配してくれている。

3年間風邪一つ引かず、インフルエンザにも縁がなく、受験も絶好調で突破した息子。
ここ1番の本番に強い彼だが、日頃の(ピアノの)練習の成果を発揮して、思い出に残る卒業式を過ごせますように・・・!

『ロングラブレター漂流教室』 1

2004-03-11 10:57:00 | 徒然なるままに
3月10日(水)

夕べ、中1の娘が再放送ではまった『ロングラブレター漂流教室』を借りてきた。
http://www.fujitv.co.jp/jp/LLL/index2.html

既に貸し出し中のものもあり、全部は借りられなかったが、とりあえず、3~6話までを借りて見た。

突然学校の敷地ごと未来に吹き飛ばされたと言う設定は、『オズの魔法使い』のようだ。
20年後の未来の横浜に飛ばされた22人の生徒と先生方に、主人公の元教師(常盤貴子)が加わる。彼らは、人類滅亡の危機にさらされている荒涼とした未来で自分達がここに来た意味と、残してきた家族や大切な人たちを思い、自分たちのいた世界・時代の問題点について見つめ直す。
トラブルを解決しながら、『今を生きる』という言葉を合言葉に、生きる意味と知恵を学び、仲間の絆を強めていく。

未来で生き残った人々が、自分達は過去からきたのだと話すと、
「お前達がこんな世界にしたのだ!」
と言われ愕然とする。

娘はこのドラマの最終回を見て、
「このままでは。人類はおかしくなっちゃう!地球が危ない!みんなで、環境汚染や戦争について真剣に考えなくっちゃ!このドラマはもっとたくさんの人が見るべきだと思う!ママもビデオ屋さんから借りてきて絶対に見てね!」
と興奮して話していた。

娘に借りてきて4話分だけ見たことを話したら、早くラストを話したくてうずうずしながらも、途中まで見た私の感想を聞きたがった。

いろんなことで、今、心のバランスを上手に取れないで悩み、苦しんでいる娘だが、本来持っている感受性の強さ、感性の豊かさは健在だ。
この素直さ、純粋さが、強さや冷静さ、寛容さを伴って、健やかに成長していって欲しいと心から願う。