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リベンジの誓い*(グー)*

2009-11-17 23:16:00 | 徒然なるままに
11月16日(月)

久々のCafeで~す*(酔払い)*
まさに怒涛の1週間だった。
生徒作品の提出はとりあえず一段落し(未提出の生徒も若干いるが)、市民文化祭や市の図工美術研修会の作品展の出品も終えることが出来た。
毎日のように、作品が終わらない生徒の居残り作業に付き合い、搬入、審査、展示、搬出と、家に帰ると気を失うように倒れこんでいた。
インフルエンザが治って登校した日に、ある3年生の腰パン生徒に、
「おめえが2回も美術の授業休んだから、作品仕上げられなかっただろうが!」
と言われた。
最後の追い込みにかけていた生徒たちには本当に迷惑をかけてしまった。
インフルエンザ完治以降も、なかなか良くならない咳き込みに悩まされながら(腹筋を使うので、下っ腹が少し締まって来た?)、何とか休むことなく乗り切った。

週末には個人的にも、いろんな問題が一気に勃発し、取り込み中だった。

そんな中、受けてきました。美術検定。
結果は12月末に郵送されてくると言うことだが、自己採点では良くて60%。悪くても50%は正解できたとは思うが、それでは合格圏内には入れない。
万が一合格していたとしても、本来その級に求められる実力からしてみれば、なんだか情けない。
もう、問題用紙を開いたとたん、今回は無謀な挑戦、もしくは、理解不十分なままの分不相応の挑戦だったと反省した。
でも、それなりに頑張って勉強してきたことや、逆に理解不十分なことがどれだけあるかを確認するテストだと思って、1時間精一杯取り組んだ。

なんと言っても、古今東西の膨大な美術史の範囲から、かなりの専門的知識や常識を問われるのだ。
今回の最大の反省は、勉強法。
息子にも言われたのだが、私の勉強法は、検定試験を受験するための勉強ではなく、『趣味の調べ学習』だった。
テキストや問題集で、分からないことや例に挙げられる作家や作品について、その都度インターネットで検索し確認しながらの勉強だった。(←時間のかかりすぎ)
だから、はっきり言って、当日までに試験範囲のテキストを一通り終えるのが精一杯で、見直しや確認作業が出来なかった。
覚えていたはずのことも、夏休み頃に勉強したことは記憶があやふやになっていた。それだけ、理解不十分で定着していなかったということだ。
あと3回ぐらいおさらいに時間をかけられたら、もう少しまともな得点を得ることが出来たかもしれない。
今回は更に、漢字検定受験(結局インフルエンザで受験できず、2月に受験することになった)の方を優先してしまい、本腰を入れて勉強したのは、11月に入ってからだった。(←甘かった*(汗)*)


でも、今回、結果はともかく美術検定に挑戦してみた収穫は大きかった。
一番の収穫は、末娘とミレイの『オフィーリア』についていろいろ話が出来たことだ。
ちょうどミレイについて画像検索をしていた時、
「ママ、私、この作品知っているよ」
と声をかけてきた。
夏休み前の美術の鑑賞の授業で習ったのだそうだ。
それをきっかけにいろんな話が出来た。
娘は習ったことに加えて、私が勉強したことや知っていることを興味を持って聞いてくれた。

普段は、大して興味を示さない娘なのだが、去年のエッシャー展以来、久々に『美術』について話が出来た。

それから、画像検索をしたり問題集を勉強してみて、知らなかったことやあやふやだった知識が、ちゃんと形を成して理解できたことがうれしかった。
私は、一極集中型というか、ある時代の特定の作家についてはカルト級に知ってはいるが、美術史を満遍なく知っていると言うわけではない。歴史はそれぞれの国々の時系列と言う『縦糸』と、同時代のそれぞれの国々の出来事と言う『横糸』が織り成す『織物』としての認識が足りなかった。
その1つ1つバラバラに自分の中で点在していた知識が、縦糸と横糸でつながって、穴だらけではあっても、なんとなく一枚の織物、一連の首飾りのように、ジグソーパズルが完成に近づくように繋がっていくのを実感することが出来た。

今回は残念な結果になる可能性が高いけれど、今ようやく面白くなってきたこの勉強をあと1年間じっくり続け、画像だけでなく、可能な限り実際にこの目で本物の作品を見に行くようにすれば、確実に私の中に定着することが出来るだろう。
そうして、1年後、今度は自信を持って1ランク上の級を受験してみよう。

photo by toliton717 from OCNフォトフレンド 今年の試験会場:お茶の水女子大学

photo by toliton717 from OCNフォトフレンド 御茶ノ水橋から望む聖橋

試験会場がお茶の水女子大学と連絡を受けた時から、大学は御茶ノ水にあると思っていたら、茗荷谷だった。
試験の帰り、懐かしい御茶ノ水駅で途中下車し、さだまさしの*(音符)*『檸檬』を口ずさみながら、思い出の聖橋をパチリ。
かつて行きつけだったレモン画翠で色画用紙を買い、丸善書店でも買い物をして、帰路に着いた。

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