飯盛山

裏磐梯のホテルに避暑のため、宿泊。

飯盛山へ行く。白虎隊の自刃の地である。

気軽に観光へ行く場所ではない。幾分、気が重くなるのはやもうえない。

飯盛山から会津若松市を見る。遠くに鶴ヶ城が見える。通説では、ここで、鶴ヶ城落城と錯覚し、自刃したという。

慰霊堂。

徴兵制？

安保法案で、民主党が、徴兵制復活を前面に出すかどうかで、揉めているそうだ。共産党は、徴兵制復活を煽っている。

徴兵制復活があるかどうか？

ない。ありえない。

徴兵制復活という人は、現実を見ていない。第二次世界大戦のイメージをそのままである。時代は、変わる。

徴兵制の前提条件は何か？

２０歳前後の男子が多いことである。

少子高齢化社会の日本で、２０歳前後の男子を徴兵したら、どうなる？　

日本国が成り立たなくなる。

高齢化の進行した国は戦争ができない。先進国は戦争ができない。戦争ができるのは２０歳前後の男子が豊富な、イスラム諸国かアフリカ諸国である。

２０歳前後の男子は、先進国にとっては貴重品である。むざむざ死なせるわけにはいかない。

ということは、安倍首相も分かっている。分かっている？　頭が悪いからなぁ…。

ジーン・ヘイゲン（女優）

１９５０年に製作された西部劇「アパッチ族の最後」を見る。昔の懐かしい西部劇で、先住民差別が激しいので、今ではテレビ放映は無理だろう。時代の流れを感じる。

この映画に不倫に悩む人妻が出てくる。どこかで見た顔だなぁ、と思いつつ、なかなか思い出せない。

「雨に唄えば」に出演していたあの女優と気がついたのは、半分ぐらい過ぎてから。名前はなんといったか。

「雨に唄えば」で素っ頓狂な声を出す人気女優を演じた。コメディー女優と思っていたので、恋に悩む人妻役は場違いなように思えた。

あとでタイトルを見て、ジーン・ヘイゲンという名前を思い出した。

一つの映画で強烈な印象を与えると、俳優のイメージが固定化してしまう。俳優にとって幸福なのかどうか。

「サイコ」に出演したアンソニー・パーキンスがいい例である。あの映画以来、何か、変質者的なイメージがつきまとってしまった。本来は、好青年のキャラだと思うが。

ジーン・ヘイゲンは１９７７年に若くして亡くなっている。合掌。