銭洗辨財天から鎌倉駅に行く途中に佐助稲荷神社がある。住宅地の奥にある。
参道が狭い。丘の中腹にあるので階段を上がらなければならない。
「佐助」と名が付いているので、人の名前に由来することは間違いない。源頼朝が「鎌倉殿」と呼ばれる以前は「佐殿(すけどの」と呼ばれていたことに由来するという説が分かりやすい。源頼朝が霊夢を見て、この地に稲荷を創建したという。
実際は、このあたりを支配する有力者が源頼朝を援助したのではないだろうか。
赤い鳥居が稲荷らしい。
拝殿。新しい。今年の2月に完成したばかりである。
本殿は拝殿からまた階段を上がる。去年の台風で周囲の樹木が倒れ、本殿も破壊されてしまった。今あるのは、仮本殿である。
狐の置物が多数。
拝殿の横に観音堂があるのが珍しい。十一面観音である。毎年5月18日に御開帳される。光明寺から僧侶が来て、読経するという。神仏習合の名残である。
十一面観音菩薩の御朱印もあったので求める。