伊達市に鎮座する伊達神社を参拝後、駅方向へ歩く。途中にイオンがあったので休憩。対面がツルハドラッグで、少し買物をした。旅行してても普段の買物習慣が出てしまうね。
ツルハドラッグから駅に戻る途中、鳥居を見る。相馬神社である。無人かと思ったが、お参りすることにした。
赤い鳥居が目立つ。
無人の神社だと思ったが、隣の建物に人に姿が見えた。近づくと、「ご朱印ですか」と先方から声をかけられた。
パンフレットを見ながら出来上がりを待った。祭神は、天之御中主命(あめのみなかぬしのかみ)である。パンフレットを一瞥した限りでは、神道原理主義的な雰囲気が濃厚である。
1923年に相馬太田神社から勧請して創建された。相馬と云えば「馬追い」が有名である。ご朱印にも馬の印が押してあるね。
神社前。道路の先にイオンがある。伊達市の人口は約25000人。十数年前に立ち寄ったことがある。「北の湘南」ということで、退職者が移住してきて人口が増加した。人口減少に悩む街が多い中で異色の存在だった。現在は微減に変りつつある。
駅前で「北の湘南」の看板を見る。十数年前と変らない。
伊達紋別駅。
以前から疑問に思ったことがある。それはなぜ「伊達紋別」という駅名にしたかと云うことである。紋別というと、オホーツク海側の紋別市を想起する。紋別市から遠く離れたこの地の駅名に「紋別」という名前がつくのはなぜか?
伊達神社の人が説明してくれた。和人が来る前は,この地は紋別と呼ばれた。紋別とはアイヌ語の「モペツ=静かな川」に由来する。だから、静かな川が流れているところはモペツと呼ばれた。複数の箇所があっておかしくない。日高地方に「門別」があるが、漢字が違うので区別しやすい。
伊達は紋別という漢字表記になった。オホーツク海側の紋別市には、かっては紋別駅があった。(今は廃線になっている。)その紋別駅と区別するために伊達紋別という駅名になった。