上野國一之宮・貫前神社を参拝する。高崎駅から上信電鉄に乗車、上州一ノ宮駅でおりる。駅からは徒歩10分ほどだが、坂道を上がらなければならない。
大した坂道ではないように見えるが、途中で息が切れ、情けない思いをした。高齢者にはツラい。
坂道を上がった先に鳥居がある。階段を上がる気力・体力がなく、横にある車道を歩いた。
少し歩くと、総門が見える。案外と小さく低い。
貫前神社の見所は、ここからである。総門から真下に社殿が見える。つまり、下り参道になるわけで、自分の経験した範囲では、下り参道はここだけではなかったと思う。
この神社の様式は変っている。正面に見えるのが拝殿かと思う。賽銭箱もここにある。ところが、これは楼門である。左右にある小さな入口から境内に入るのだ。
拝殿と本殿は、徳川家光の時代に造営されたもの。だからというわけではないが、東照宮風である。
ご朱印は「一之宮貫前神社」となっているね。一之宮であることを強調している。
神社名の由来だが、上信国境の笹岡山に鉾(ほこ)を逆さに立てそこに座した神がいた。抜鉾(さきほこ)とか抜鉾(ぬきさき)とも呼ばれていた。これに、この地を古くから開拓した渡来人の神様・貫前神が混同されたようで、二神が一つの社に祀られた。二神一社形式だった。祭神は、経津主(ふつぬし)神・姫である。