23日(火・祝)。鶴岡市に単身赴任している息子の誕生日が近いので、誕生祝に池袋西武の今半からステーキ・セットを送りました🥩 今度の年末年始は帰省できるだろうか
ということで、わが家に来てから今日で2509日目を迎え、ロシアのプーチン大統領は21日、新型コロナワクチンの3回目の接種を受けたと明らかにした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
ロシア製ワクチンの接種率は約40%だが プーチンは自国製ワクチンを打った?
昨日、夕食に「トンテキ」「生野菜と釜揚げシラスのサラダ」を作りました ビールに次いでワインを解禁しました
昨日の朝日新聞朝刊「まなび つながる 広場」ページのコラム「知は力なり」にピアニストの原田英代さんがエッセイを寄せています 原田さんは東京藝大大学院修了、1984年ジュネーブ国際コンクール最高位入賞者です
エッセイは主に恩師でモスクワ音楽院教授だったヴィクトル・メルジャーノフ氏のことについて書かれていますが、音楽とお酒の関係に関する興味深いエピソードに触れています
「チャイコフスキーにパトロンのメック夫人が、『音楽はワインを飲んで酔ったときのような気分にしてくれます』と手紙で書き送った時、彼は即座に返信しました。『人は自分をだまし幻影の幸せに浸るためにワインを飲みますが、音楽はごまかしではありません。それは天からの啓示です
』。そもそも天才の作品を理解できるのは天才だけなのかもしれません
しかし諦める前に、私たちも鋭意努力する必要があり、そのためにはとにかく人生経験を積まなければなりません
」
これを読んで、稀代の名エッセイスト 小林秀雄が「音楽を聴いて酔いたいのなら、お酒を飲んで酔う方が早いだろう」という趣旨のことをエッセイに書いているのを思い出しました チャイコフスキーも小林秀雄も言わんとするところは同じだと思います
上のエピソードとは若干ニュアンスが異なりますが、コンサートやオペラの前や休憩時間にホワイエでワインやビールを飲んでいる人を見かけますが、私は飲みません 飲んでいる人の立場からすれば「西欧諸国ではコンサートやオペラの会場は”社交場”だから、アルコールを飲みながら会話を楽しむのが当たり前」「そこにドリンク・コーナーがあるから飲むのだ」ということでしょう
しかし、何も西欧諸国の真似をする必要はありません。私の場合、アルコールを飲むと極端に集中力と感性が鈍り(もともと鈍いという見解もあるが)、音楽鑑賞の妨げになるのです
後でブログに書くことが常に頭にあるので、気楽に聴くわけにはいかないのです
忘却力が強くなってきた最近ではなおさらです
その意味では、コンサート終了後も ブログを書くまではアルコールは飲まないことにしています
Netfrixでフェルナンド・レイレレス監督による2019年製作イギリス・イタリア・アルゼンチン・アメリカ合作映画「2人のローマ教皇」(125分)を観ました
カトリック教会の方針に不満を抱くベルゴリオ枢機卿(ジョナサン・プライス)は、抗議を込めてベネディクト教皇(アンソニー・ホプキンス)に辞任を申し入れる しかし、スキャンダルに直面して信頼を失っていたベネディクト教皇はそれを受け入れず、ベルゴリオをローマに呼び寄せる
考え方が全く異なる2人だったが、世界に10億人以上の信徒を擁するカトリック教会の未来のため、対話によって理解しあっていく
本作は2012年当時、ローマ教皇だったベネディクト16世(ドイツ出身)と、翌年に教皇の座を受け継ぐことになるホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(アルゼンチン出身)の間の対話を描いた作品です
ベネディクト教皇が巻き込まれていたスキャンダルとは「バチリークス」(バチカン・リーク=バチカン情報漏洩)と呼ばれるもので、教皇の側近の資金洗浄疑惑、児童虐待疑惑などを指し、教皇が事実を知りながら隠蔽していたというスキャンダルです
ベネディクト教皇を演じたアンソニー・ホプキンスの演技が光ります 世界に10億人の信徒を擁するカトリック教会のトップがいかに孤独であるかを好演しています
また、本物のベネディクト教皇がピアノを弾けたのかどうかは分かりませんが、彼が執務室のアップライト・ピアノでドビュッシー「月の光」を弾くシーンがあります
また、自ら「これは悲劇の作曲家スメタナの『子守唄』だ」と言ってYAMAHAのピアノを弾くシーンもあります
ノスタルジックなメロディーを聴きながら、ベルゴリオ枢機卿は若かりし頃に恋し、そして別れた女性を思い出します。その時、映像はカラーからモノクロに転換します
とても印象的な音楽だったので念のため Wikipedia で調べてみましたが、それらしい曲は見つかりませんでした
本当にスメタナは「子守唄」を作曲したのだろうか