モンテとレッドウィングスの日々

モンテディオ山形、そしてパイオニアレッドウィングスをこよなく愛し続けています。

ユース、プレミア参入まであと一つ!木山監督お疲れさまでした(その3終)~3年目、躍動した選手たち

2019-12-14 08:08:56 | モンテディオ山形
広島で行われている、ユースプレミアプレーオフ。
昨日行われた1回戦大分戦を延長の末1-0で勝利!!
あと1勝で、プレミア参入ですね!
次は明日FC東京戦。頑張れユース\(^o^)/


木山モンテを振り返る、その3、ラストです。

(前回から続く)
そして、勝負の木山モンテ3年目。
水戸からバイアーノ、ガンバから井出といった、通好みの補強をして臨んだ開幕戦。
しかし、結果は岐阜に0-2で完敗。
監督は、良い部分は出せたとコメントしたが、正直やせ我慢にしか思えませんでした。

あぁ、やっぱり「監督3年目の呪い」は継続かと肩を落としながら、氷雨の降る三ツ沢で応援した開幕2戦目横浜FC戦。
正直、負け試合をシラフで見ている自信がなかったので、横浜駅前で一杯ひっかけてスタジアムへ(実は泥酔状態だった)(笑)
冷たい雨が降りしきるピッチ。そこで、誰よりも躍動する一人のルーキーを見ました。

坂元達裕。前評判の高かった末吉の陰に隠れていた新加入選手。

実は、1月の山形での練習初日(ホドルフォが勢い余って練習ピッチ脇の雪山にひっくり返った日)。
彼のことを新しいスタッフだと思ったもん最初、あんまり目立たなくて(笑)

横浜戦の感想でも綴りましたが、山形の欲しかったゴール前にダイアゴナルに走りこむ選手がそこにいたのです。
そして、彼は町田戦でも大活躍。主力であることが確定(笑)

その後は、成績の通り!


結果論からすると、
このチームの大躍進は、間違いなく前半戦驚異の13失点という守備の頑張りによるものですが、
はっきり言えば、出来過ぎだったと思います最終ライン。
上手くいきすぎたなと(言い過ぎ)(笑)

一か八かの(もとい、木山さんが3年間築いてきた)前線から連動したプレスに、最終ラインがハマったというべきかもしれません。

そして、どうしても前年まで5バックの守備で重くなる攻撃を、牛若丸坂元が活性化します。
前が活性化すれば、WBだって攻撃参加できますから三鬼の攻撃力も生きてくるし、
坂元がかき回す前線では、阪野にチャンスが回ってきます。

こうして、チームの好循環は、得意の(!)5月攻勢で一気に首位に。
前半戦を7年ぶりに首位ターン。

しかし、そこに落とし穴が。
まさかのトップスコアラー阪野の松本への電撃移籍。
ハマっていた前線からのプレスが鳴りを潜め、
チームも連敗を喫し、一気に暗雲が垂れ込めます。
(これを首位ターンの呪いという人もいた(自分))

阪野の移籍で、得点源として急遽補強したのは岐阜の山岸。
岐阜でも干され気味だったFWは、入団後のTGでもなかなかチームに馴染めず、
自分もグランドで試合を見ていて、なんのための補強だったんか?と疑惑の目。

しかし、しかしそんな山岸が、山の神2代目に鎮座するまでそう時間はかかりませんでした。(本当に選手の見る目がない自分・・・)

敗れれば一気に上位から転落するアウェイ首位柏戦。
山岸は前半の先取点、後半の追加点と1ゴール1アシストの大活躍。
上位撃破で、またチームは甦ります。

さらに、ケガから復帰の加賀の活躍で新潟を下すと、
チームは自動昇格圏内に再浮上。

終盤、最終ラインの疲れからか複数失点で負けが込んだ中での山口戦。
これに負ければPOにも赤信号がともる試合で、0-2からの劣勢を跳ね返したのも、
山の神山岸のハットトリック。

そしてPO1回戦。絶対不利のアウェイ大宮戦。
今季一番の出来といって良い、本田、中村を中心としたバランスの取れた試合で相手を圧倒、山の神の追加点で大宮を撃破。

こうして、思い出してみても、本当に面白いシーズンだったと思います。


この規模のチームをPO2回戦まで導いた木山さんは、素晴らしいリーダーだと思います。
そこは間違いない。何かと難しい3年目で結果を出したのも評価できます。

でも、一方でもしかしたら、2年目あたりから彼はこのチームに限界を感じていたのかもしれません。
「この規模、選手層でJ2を勝ちきれって、無理でしょ」と。

経営規模とか数字的にはそうかもしれません。

しかし、大分、そして徳島、水戸とウチと同じまたは下回る強化費で結果を出しているチームもあります。
上には上がいるというか、工夫には際限がないということも確かで、
そこまでには、木山さんでは至らなかったということかもしれません(結論)。

木山さんの3年間に感謝するとともに、
次のステージでの成功を祈りたいと思います。

本当にありがとうございました。
コメント
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