うちでお預かりのお子さんの中に、ご両親は全く日本語がわからないお子さんがいるのですが、その子の日本語アウトプット力が最近とても発達していて、とても感心させられます
日本語の絵本も大好きで、乳幼児向けの簡単な絵本は繰り返し表現も多いため、何冊かは英語訳なしでも理解している様子。
「ねえねえ。見てー!」とか「何の音?」とか 他の日本語ネイティブの子達と同様な感じで声をかけてきてくれるので、私もこの子も日本語が通じるという感覚で返事をしていまいます
9月からキンダーへ行って、日本語に触れなくなってしまったら 忘れてしまうと思うと、なんだか勿体無いな〜。
さてさて、絵本を読み聞かせていて感じる面白いなと思う子供達の反応
こちらは、嫌いな子はいないのではないかと思う大人気シリーズ、「だるまさん」と「くれよんのくろくん」
この絵を見て、小学生の子達は1つのだるまと、1本のクレヨンがそれぞれ見開きページの中で、動きを見せている様子が表現されていると理解している様子。
でも2歳、3歳の子達の反応を見ていると ここには6つのダルマ、5本のクレヨンが存在していると理解している様子
特にダルマさんは いつも読む時に この動きに合わせて絵本を少し傾けて動かすのですが、どうやら「だるまさんがたくさんいる」「どうしてクレヨンがたくさんいるの?」というような反応が返ってきます。
これをいつ頃から「動きを表現」していて、「存在は1つ」という事を認識するのでしょうかね。 少なくともうちでお預かりの3歳達は上記のように認識しており、小学生の次男はアニメーションだと理解しているので、幼稚園生ー小学校低学年くらいで理解していく感覚なんでしょうかね。おもしろな。
この視点と関係があるのかは確証持てませんが。
ピアジェの実験で 模型を子供に見せ、自分から見える景色と、反対側に座る人から見える景色が異なる事を認識しているかどうかの実験があり、3歳、4歳くらいの子達は、相手も自分と同じ物が見えているという解釈をする実験があります。6歳頃から、少しずつ相手が見えている景色と自分が見えている景色は異なる事を理解すると言われています。
だから子供は基本自己中心的で、今自分が見えている事、やりたい事が思考の中心にあり、相手の視点や気持ちを理解する事を小さな子供達求めるのは至難の業。ということにもなるのです。。
子供の視点おもしろいですね