わが家に来たときにはすでに、生後半年ほどだったわおん。
もう少し大きくなるかな? と思っていたのですが予想以上に小柄、そしてスレンダーな体系です。
真っすぐにすらっと伸びた長い尻尾も合わせてみると、柄はまったく違うものの、その姿は西子にそっくり。
しかも、1歳の誕生日を迎えたころから膝に乗ったときの気持ちよさに開眼。膝の上にいる時間が増えてきました。
さらには、自分の希望が適うまで鳴き続けたり、そのわりには簡単にごろごろいったり、寝ているときにお腹に乗ってきたり、少食なくせに掌に乗せると食べたり…と面倒なところが、なんだかとっても西子に似てきました。
西子は草葉の陰で「あんな小娘と一緒にしないでよ」といっているような気もしますが、どうにも行動パターンに共通することが増えてきました。
「これは、きっと西子の呪いだ…」
とはパートナーの言葉。
「俺が西子を呪っても、西子に呪われる覚えはない」
と僕。
「やっぱりたっちーには、面倒な女が寄ってくるんだよ。人間を除いて…。うん、人間を除いてだからね」
途中まで口にして、墓穴を掘ったことに気づき「人間を除いて」と付け加えたパートナー。どうやら、面倒をかけているという自覚があるようです。
しかし、後から「人間を…」を繰り返せば繰り返すほど、墓穴が深くなっていくことには気づけていないようでした。やはり、ウチの奥さんは限りなく猫に近い人間かも?