うちの西子はあまり好きではありませんが、多くの猫が大好きなマタタビ。
この
またたびの解説を発見したので、今回は内容の一部を紹介しようと思います。
マタタビは、山地に自生するツルで他の木に巻きつく植物。人も漢方薬として利用してきたそうです。利尿作用や血行促進、強壮作用があると言われていて、痛風や神経痛リウマチにも効果があるそうです。また、花は山菜としておひたしや炒め物に、茎や葉は乾燥させ入浴剤としても利用されてきたとのこと。
果実もできるそうで、昔、長旅で疲れた旅人がマタタビの果実を食べたところ元気が出て「また旅ができる」ようになったことから「マタタビ」と言われるようになったという説が有力だそうです。
なぜ、猫がマタタビを好むかというと、マタタビに含まれている「マタタビラクトン」と「アクチニジン」という2つの成分が猫の中枢神経を麻痺させ、性的快感を覚えさせるとのこと。ということは、マタタビを与えたにゃんこはちょっとHになっているってことですよね。う~ん、与えるときは最大限の注意が必要かも? さらに、脊髄、延髄を麻痺させ陶酔状態にさせるそうで、あまり大量に与えると死亡することもあるとのこと。この点からも、与えるときは最大限の注意が必要です。
実は、マタタビのこうした反応は、猫だけでなく猫科の動物全般に表れるものなの。ライオンだって反応するんです。以前、何気なく見ていた『動物奇想天外』っていう番組で、ライオンが巨大なマタタビの原木にかじりついてヘロヘロになった姿を放送していました。その映像をつけたかったのですが、残念ながら番組のHPでは公開されていませんでした。ちなみに、このときの放送では、巨大なコタツの中で丸くなるトラの映像もありました。是非、もう一度、見たいのですが…。
こうしてみると、猫にとってまたたびはお酒や場合によっては麻薬のようなものなのかもしれません。そのうちに、日本酒のように「幻の…」とか「○○産」などが付いたマタタビのブランドができるかも?