愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

運命の猫?③

2012年10月31日 | わおん

ワオンは部屋の隅で、キジロウは押し入れの隅で…とそれぞれ隅っこで迎えた初日。しかし、ワオンはもともと人間大好き、遊ぶの大好きなにゃんこ。それに、なんといってもたっちーは「猫使い」ですから、翌日にはじゃらしで遊び、翌日にはゴロゴロいうようになり、さらに翌々日には僕の膝の上に乗り…とあっと言う間になじんでいきました。

一方、なかなか受け入れる気になれないでいるキジロウ。

数日後に、押し入れから出てきたものの、ワオンが近づくと「シャー」だの「フ―ッ」だのと威嚇する始末。

「キジロウ、生まれて始めてみる若い女がそんなに怖いのか?」などと声をかけてみましたが、なかなか聞き入れてはくれません。

しかし、どんなに威嚇されても、ワオンはまったく意に介しません。

そんなキジロウを見て「キジロウぉ~、君のその対応は君がわが家へ来ときの西子とまったく同じだぞ。これも因果応報というものだ。諦めて受け入れろ」と人(猫?)生を解く僕。

そんな僕の訓示が効いたのか、数日後には威嚇をしなくなったのですが、寝静まってから追いかけっこをするようになり、なぜかにゃんずに踏みつけにされるパートナー。

まあ、強行に連れてきたので、パートナーにはキジロウ同様に諦めてもらうしかありません。

キジロウもなんだかんだと言いながら若い女に弱いようで、10日もすると短時間ながら猫団子が完成します。

というわけでわが家に新たなにゃんこ、ワオンが加わりました。

名前を新しくしようかとも思いましたが、考えれば考えるほど、「続・西子」とか「西子2」とか、映画の続編のようになりそうだったので、ひらがなの「わおん」にしました。

複数の音で奏でる「和音」にもつながるし、意外にステキナ名前かも? という気がしています。

ちなみに、ワオンの名前の由来は、痩せていてとがっている顔がドラゴンボールに出てくるワオザルに似ていることから最初の保護主さんが「ワオ」と名付け、さらにNPOに引き取られて、ブログなどで紹介されるときに間違って「ワオン」としてしまい、結局、ワオンが定着してしまったとのことでした。

落ち着きがなく、お転婆で、甘えん坊のわおん。これから、このブログでも登場します。

わが家の「運命の猫」になるかはわかりませんが、キジロウと今は亡き西子同様、よろしくお願いします。

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運命の猫?②

2012年10月30日 | たっちーの部屋

譲渡会当日。「ワオンちゃんってまだいますか?」とパートナー。

「いるわよ。みて行って」と促され、他のにゃんこも紹介していただきましたが、パートナーは依然としてワオンが気になっているようです。

その場はいったん引き上げて再度、検討開始。

「ワオンちゃん、キジロウにもいいと思うんだけど…」

「う~ん、どうかな?」

「何が気にいらないの? かわいいじゃん」

「子猫はすべからくかわいいよぉ。それに気にいらないわけではなく、西子に感じたような『運命』を感じないというか…」

「う~ん、とりあえずもう一度見に行こう」

と言うことになり、再度、お邪魔します。

里親さんが決まったにゃんこがいる中、今回も決まらなかったワオン。

「結局、残っちゃったね。いつも決勝戦までは行くんだけどね」とはスタッフの言葉。どうやら、人間で言うと、合コンで盛り上げ役に徹しすぎて、最後まで誰の連絡先も聞けなかった、または誰からも連絡先を聞かれなかった気のいいヤツとでもいうのでしょうか。

そんなワオンと遊んでいる僕をしり目に「じゃあ、トライアルと言うことで…」と、話を進めるパートナー。内心「俺の意見は無視かい!」と思いつつ、ワオンはそのままキャリーケースに入れられわが家へ。NPOの会長さんが同行してくださいましたが、来る途中に心細そうに鳴き続け、家に着くと部屋の隅っこで身を小さくしてしまいました。

一方のキジロウ。なぜかワオンにビビって押し入れの最上階3段目の奥に避難して身を固くしています。

心配が的中したようで「大丈夫かな?」と、どうにもキジロウが気になったたっちーでした。

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運命の猫?①

2012年10月29日 | たっちーの部屋

ある日曜日。夫婦でお出かけ。

僕が前から気になっていた、ご近所で「里親募集」の張り紙をしている建物の前を通りかかったときのこと。

「ねぇ、ここで『里親募集』してるの知って…」

と水を向けた僕の言葉を最後まで聞かないうちに「ごめんくださーい」と、引き戸を開けて中に入るパートナー。

内心「えー、入っちゃったよ」と戸惑いつつ、仕方なく後追いました。

入るまで知りませんでしたが、そこは中野区や渋谷区で猫の保護活動をしている有名なNPO団体。中にはたくさんのケージと、足元をうろうろするにゃんず。

スタッフの方が、それぞれの猫たちを紹介してくれました。数多くのにゃんずの中で、とりわけパートナーの心を鷲づかみにしたのが、小顔でスリム、そして手足の長い「ワオン」という生後6カ月ほどの女の子にゃんこ。とにかく元気いっぱいに遊びまわり、猫も人間もまったく怖がる様子がありません。

「来週、譲渡会です」というスタッフの言葉を聞き、その日は帰宅して検討を開始。

「キジロウも、若い女の子が来たらきっと嬉しいよ」とパートナー。

「そうかな、自分の地位を脅かされるのを嫌がるかもよ」と僕。

僕は、人(猫?)一倍甘えん坊でさびしがり屋のキジロウが、同居の猫を受け入れることができるのか不安でした。

しかし、パートナーはどうにもワオンが気になるようで、慎重派の僕にその後もワオンの受け入れを主張します。僕は、結論を急がないほうがいいと考え「とりあえず、来週の譲渡会に」ということでいったん検討を終了しました。

そして迎えた翌週。譲渡会に出向きます。手続きをとれば、いつでも譲渡してくれるそうですが、広く呼び掛けて行う譲渡会は月1回実施しているとのことでした。

このため、このときまでにワオンに里親さんが見つかっていたら、パートナーもいったんは諦めるだろうと思っていました。

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