最近の日本。異常気象も相まってか、野生動物に人間が襲われる事件が多発しています。
とりわけ日本の哺乳類で最強ともいえる北海道のヒグマが町の中を闊歩する映像は、ひ弱な関東人としては驚愕でした。
昨年、北海道を訪問したとき、何気なくニュースを見ていたら「道がヒグマ注意報」との報道に触れたときも「えーっ!」と思いましたが、今年になると東京でも八王子や町田でツキノワグマが目撃されるなど、最早、他人事ではなくなっています。
これは日本だけでなく、アメリカでも同様のようです。ヤマネコ類では最大といわれ、マウンテンライオンやアメリカライオンなどの異名を持つピューマの街中での目撃情報が寄せられました。
ブラックベアあたりは捕食しかねない強者。人間などひとたまりもありません。
一大事!ってことになって大騒ぎになったのですが、調べてみると正体はフツーのにゃんこ。確かに柄が似ているとあれ?って思うことはあるかもしれないけど、縮尺、間違いすぎじゃね?気がしました。
ところが、意外にもよくある間違いでそうで、地元警察では「またかよ!」って感じのようです。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とは、横井也有の俳文集「鶉衣」にある一句。
そのうち、東京でもにゃんこやわんこがクマと間違えられる日がくるかもしれません。
今回の写真は押入れベッドで寛ぐわおん。だいぶふっくらしてきたから、街にでたら牛と間違えられる?
まだ、なかなか家にキジロウがいないことを受け止めきれていません。
西子から始まり、約20年にわたって、私の生活から絶えたことがなかった茶色の塊が突然なくなったので、ビジュアル的にもピンとこないというか、何か足りない感がつきまとうというか…。
でも、そんなたっちーに「アタシでは不満だっていうのぉー!」とでも言うように叫びながらまとわりつくわおんに、心配をかけたくないので、少しずつでもモードを戻していこうと思います。