愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

◯◯の正体見たり…

2023年12月11日 | たっちーの部屋

最近の日本。異常気象も相まってか、野生動物に人間が襲われる事件が多発しています。

とりわけ日本の哺乳類で最強ともいえる北海道のヒグマが町の中を闊歩する映像は、ひ弱な関東人としては驚愕でした。

昨年、北海道を訪問したとき、何気なくニュースを見ていたら「道がヒグマ注意報」との報道に触れたときも「えーっ!」と思いましたが、今年になると東京でも八王子や町田でツキノワグマが目撃されるなど、最早、他人事ではなくなっています。

これは日本だけでなく、アメリカでも同様のようです。ヤマネコ類では最大といわれ、マウンテンライオンやアメリカライオンなどの異名を持つピューマの街中での目撃情報が寄せられました。

ブラックベアあたりは捕食しかねない強者。人間などひとたまりもありません。

一大事!ってことになって大騒ぎになったのですが、調べてみると正体はフツーのにゃんこ。確かに柄が似ているとあれ?って思うことはあるかもしれないけど、縮尺、間違いすぎじゃね?気がしました。

ところが、意外にもよくある間違いでそうで、地元警察では「またかよ!」って感じのようです。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とは、横井也有の俳文集「鶉衣」にある一句。

そのうち、東京でもにゃんこやわんこがクマと間違えられる日がくるかもしれません。

今回の写真は押入れベッドで寛ぐわおん。だいぶふっくらしてきたから、街にでたら牛と間違えられる?

 

まだ、なかなか家にキジロウがいないことを受け止めきれていません。

西子から始まり、約20年にわたって、私の生活から絶えたことがなかった茶色の塊が突然なくなったので、ビジュアル的にもピンとこないというか、何か足りない感がつきまとうというか…。

でも、そんなたっちーに「アタシでは不満だっていうのぉー!」とでも言うように叫びながらまとわりつくわおんに、心配をかけたくないので、少しずつでもモードを戻していこうと思います。

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もうひとつ、キジロウこと

2023年12月04日 | キジロウ

キジロウが逝った翌日、西子を埋葬したお寺に連れていきました。

最初で最後のキジロウとのお出かけです。

最後に亡骸に触れていると、もう触ることができなくなるんだということを実感して悲しくなりました。悲しくなりながらも「16年間、ありがとう」と伝えました。

帰りにキジロウを保護した阿佐ヶ谷に立ち寄りました。すっかりクリスマスモードとなった商店街を抜けて、キジロウを保護した場所まで行きました。タイムスリップをしたかのように、当時とほとんど様子が変わっていません。

もう触ることができなくなったキジロウと最初に出会った場所です。まだ、キジロウの感触が残る手で保護した場所に触れながら「キジロウ、きたよ」と心の中でつぶやきました。

 

このブログでは子猫のキジロウを保護してから亡くなるまでの約16年間を記録することができました。

今、思うとあっという間。いたずらされたり、心配したり、癒されたり…の16年間でした。

病院から家に連れ帰ったときはちょっと顔を上げて、ほっとしたようでした。

私のブログの「キジロウ」の項目は、なんらかの理由で猫が飼えない方にも読んでいただきたい。できれば最初から最後まで。

また、これから猫を飼おうと思っている方にも読んでほしい。

そして、少しでも生命に責任を持つことの参考にしていただければ、私の悲しみが役に立つように思います。

 

今回の写真はキジロウとわおんの最後のツーショット。残されたわおんは、相変わらずにゃんにゃん言いながら、たっちーにまとわりついています。

君もたくさんかわいがらないとね。

とはいえ、かわいがりすぎてなかなか体重が落ちない。加齢も加わってか、最近は以前であれば簡単に飛び乗っていた場所にも「よっこらしょ」って感じになっています。

どうしよう…。

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キジロウのこと

2023年12月03日 | キジロウ

キジロウの体重が落ち始めたのは2020年ごろから。そのころから、なんとなくキジロウがいなくなるときを意識していました。

キジロウがいることが当たり前の日々が、そう遠くない将来にいないことが当たり前の日々に変わる、という意識です。

だからたくさん甘やかして、たくさん面倒をみてきました。その意味では、飼い主としての悔いはありません。

死因はおそらく脳内出血あるいは脳梗塞。開頭したわけではないので症状からの推察ですが、人間でも突然倒れることのある病です。

今回、キジロウが弱り始めてから、過去の自分のブログを見直していました。キジロウの去勢手術を終え、家に連れ帰ったときに、この生命に責任を持とうと決めたときのことを、改めて思い出しました。

結婚した翌年の正月休み中に保護したので、何となく子どものようにも思っていました。

私は飼い主としての責任は、全うできたかな? 幸せな生活を与えられただろうか?

キジロウはなんていうだろう?

亡くなる日の早朝の反応は別れの挨拶だったのかな?

あまり急だったのでキジロウ自身自分が死んだことに気づいていないかも?

「猫に九生あり」と言われます。

人間も「生まれ変わり」などと言われます。

もし私が生まれ変わったら、生まれ変わったキジロウを見つけて保護してやるからな。

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キジロウ逝く

2023年12月02日 | キジロウ

11月18日のこと。

食欲もなく体調が悪そうだったキジロウを病院に連れていきました。

血液検査をすると、腎臓の数値が良くないことが判明。薬をもらいつつ、少しずつ腎臓食に切り替えようとサンプルをもらって帰ります。

食いつきのいい食事をチェックして、これなら問題なく切り替えられるかな?と思っていた矢先、病状が急激に悪化しました。

食べないだけでなく、足取りがままならなくなってきました。

ちゅーるを口の中に入れると何とか食べる状態。前足も突っ張って伸びてきました。病院に連れて行こうと思いましたが、血液検査をした病院はお休み。もうひとつの病院は予約制だったのですが、緊急事態なので聴いてみると「今からなら大丈夫」とのことだったので早速連れて行きました。

改めて血液検査をすると、膵臓の数値が悪いことが判明。最初の血液検査で漏れていた項目でした。

数日間、通院して治療するか、入院が必要と言われました。

私も連れ合いも出張で自宅にいない期間があったので、入院して治療してもらうことにしました。

朝、キジロウを預けて仕事に向かう途中、病院から連絡が入りました。血圧が異常に高く眼底出血を起こしていると伝えられます。

これは獣医さんも予想外だったようで、予定とは別の治療が必要になるということで連絡をくれました。

何かあれば連絡が入ることになっていたので、出張中もなんとなく電話を気にしながら過ごしていましたが、連絡はなし。

出張から帰り「少しは元気になって退院できるかな」と期待して病院に行きましたが、芳しくありません。寝たきりの状態で、点滴や強制的な給餌が続いていました。

まだ、予断を許さない状態だったので、入院を延長して治療を続けます。その後、毎日面会して様子を見ていました。今日は良くなったと思ったら翌日は悪くなっていたりで、一進一退の状態です。

このままでは、入院の費用も嵩むし、何よりも人見知りのキジロウにとって入院がストレスになっていることも考えられます。

まだ、麻痺が残り、口から食べられないため、鼻に管を通して給餌をすることにして退院しました。

自宅に着いてから、よしよししながら食事を与えます。

夜はいつも私たち夫婦の部屋にいたので、同じように枕元に移動。早朝、声を上げていたので身体に触れると、喜んでいるようでした。

朝の食事を与え、その後の給餌をお義母さんに頼んで仕事に行きます。

このときは、少しは回復してくれると信じていました。正月はしっかりかわいがりながら食事をたくさん与えれば、よたよたしながも歩けるようになって…と思っていました。

しかし14時ごろ容態が急変します。ほとんど動かなくなったため看護師さんに迎えに来ていただいて、病院に連れて行ってもらいました。しかし、このとき、すでに死後硬直が始まっていたとのことでした。

冒頭の血液検査から亡くなるまで2週間ほど。その前まではテーブルの上に飛び乗って「にゃーん」と、かわいらしく鳴いてちゅーるをねだっていたのに。

今、亡骸が近くにありますが、なんだかピンときていません。触ると固まっているけど、見た目は寝ているようだし。明日はキジロウの面会に行けるかな?みたいな感じです。

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