お正月の挨拶をしてから七草が過ぎ、成人式、節分が終了し、ひな祭り…の前に2月22日で、にゃん・にゃん・にゃんの猫の日。久しぶりに猫雑学ネタで、猫の日にふさわしく(?)にゃんこのマイナスイメージを(ちょっぴり)覆そうと思います。
そっけない素振りから、とかくに薄情者と思われがちなにゃんこ。
しかし、世界を見ると意外(?)にも飼い主や家族を助けているにゃんこは少なくありません。
オーストラリアでは、毒蛇から家族を守ったにゃんこが「4本脚のヒーロー」と報じられました。
また、北アイルランドやアメリカでは夜の火事に気付いて飼い主を起こしています。
この他、コロンビアには、ベランダから落ちそうになった赤ちゃんを助けたにゃんこもいます。
まあ、毒蛇については自分の縄張りに侵入した見慣れないヤツを排除したということかもしれませんし、火事については「飼い主ぃ~、お前ドアを開けてくれないと俺が逃げられねぇんだよぉ~」ということで、にゃんこ的にも必死だったのかもしれません。しかし、飼い主が救われていることは事実で、かつ、世界中で起きているわけですから、ちょっとくらい言うことをきかなかったとしても大目に見てほしいものです。
と、ここまでググり続け、さらに気になってググったのが『ゲゲゲの鬼太郎』の「猫又」の話し。50年生きて猫又になったにゃんこが飼い主を命がけで守ります。子どものときに観たので、記憶もあいまいだったのですが、ちょっぴり切ない話でずーっと心に残っていました。改めて、この筋書きを読むと、にゃんこは薄情などといえなくなること必定です!
さらに、これはにゃんことは無関係かもしれませんが、わざわざ舞台を海外にして命がけで飼い主を救うにゃんこ……原作者の水木しげる先生が戦時中に命からがらで過ごした場所と話の舞台が似ているような……そして一般的なイメージとは異なる「妖狐」……で水木先生に何か思うところがあったのでは? と深読みしたくもなりました。
たしかに、ライオン以外のネコ科動物は、子育て期以外は単独で生活しますから、他者への関心が薄いという傾向はあるかもしれません。しかし「個性」はあるでしょうから、人間と同じように薄情なにゃんこもいれば、情に厚いにゃんこもいるってことなのかもしれません。
いずれにしろ、最近は、LGBTQもクローズアップされていますから人間もにゃんこも「個性」を尊重したいものです。
ちなみに今回の写真は、肩抱っこでたっちーにしがみつく、わおん。膝に移動した後、別室での音に過剰に反応して、飼い主を思いっきり蹴飛ばして弾けるように立ち去りました。コイツは、間違っても飼い主を守ることなさそうです。