愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

白猫考

2024年02月26日 | ちくわ

白猫って気が強いですよね」

猫好きの友人にちくわの写真を見せたところこんなことを言われました。

えーっ、知らなかった。それってホント? と思い早速ググってみました。

 

白猫には白変種とアルビノがあります。アルビノは遺伝子疾患によりまったく(あるいはほとんど)メラニン色素をつくることができないため白くなります。遺伝子疾患なので、アルビノの白猫は病気にもなりやすいという情報もあります。

もうひとつの白変種は、メラニン色素はつくることができ、結果として白くなった猫です。

アルビノと白変種を見分けるポイントは瞳の色。白変種の場合はブルー、イエロー、オッドアイなど多様ですが、アルビノは赤になるそうです。

ということで、ここでは白変種の白猫でお話しを進めます。

注目したのは「白猫遺伝子最強説」です。白猫遺伝子は他の猫の遺伝子より強いため、例えば白猫と黒猫の間に産まれた子猫はすべてが白猫になることもあるというのです。

しかし、これがホントなら猫の毛色のスタンダードは白になって世界中、白猫だらけになりそうなものですが、白猫は猫全体の3%以下。もはやLGBTQをしのぐマイノリティかも? なぜそうなる? 

理由として挙げられている説はふたつ。ひとつは白という色は目立つため外敵に見つかりやすく生き残れないのではないかという説。ノラや地域猫であれば、カラスなどが外敵になるので見かけない理由としては納得感があります。

ふたつ目は、白猫遺伝子は聴覚器官に影響を及ぼしやすいためという説。確かに耳が悪いノラや地域猫だとクルマに轢かれやすくなりそうです。

また、子猫の声が聞こえないお母さん猫もいて「白猫は育児放棄猫」などとあらぬ疑いをかけられることもあるそうです。

このふたつの説から生じるリスクは、他の猫よりも警戒心を強くしたり、慎重になったり、ビビりな性格をつくる可能性もありそうです。

転じて、自らの縄張りを守ろうという意識も強くなって、それが気が強いと受け止められるとも考えられます。

また警戒心が強ければ強いほど、その反動として安心を得ようという気持ちが強くなり、心を許した飼い主さんに対しては甘えん坊になることもあるかもしれません。

甘えん坊であればまだいいのですが、ウチのちくわ、たっちーがわおんを構っていると、じとーっとした視線で見つめることがしばしば。どうやら、甘えん坊なだけでなくヤキモチ焼きのようです。

それにたっちーには、初対面ときからまったく警戒心なく近づいてきたんですよね。たっちーを見た瞬間に「びびびっと」(この言い方に反応した人はそれなりの年齢と記憶力の方だと思います)きたのかも?

もうひとつ、興味深い話。白猫は生き残りにくいのになぜ最強遺伝子をもち、少数派でありながら存在し続けるのか?

地球はとっても長ーいサイクルで氷河期に突入しています。世界中真っ白な世界です。不必要に目立って外敵に襲われる日々の白猫でしたが、真っ白な世界であれば保護色になって目立たなくなります。

つまり、来るべき氷河期に備えて猫遺伝子を絶やさないための生き残り戦略ではないのかというのです。

まあ、どんな毛色でも「わが家のにゃんこが一番!」というのが愛猫家。これからも、日々、ちくわに愛情を注入し続けようと思います。

ちなみ今回の話は、こちらとか、こちらとか、こちらのサイトからまとめました。

興味のある方は元ネタをご確認ください。

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共闘成立?

2024年02月22日 | わおんとちくわ

わおん:ちくわ、あんたがわが家にきてそろそろ1ヶ月になるわね。仕方ないから、わが家のにゃんこになることは認めてあげる。

ちくわ:ありがとうございます! わかりました! わおん姉さん、今後ともよろしくお願いします。

わおん:まあ、田舎の大所帯で過ごしたちくわにはわからない都会のルールっもんがあるから、おいおい教えていくからね。ちゃんと守ってよ。

ちくわ:もちろんです! いろいろ教えてください。

わおん:うむ、いい心がけね。まあ、ちくわはただでさえデカいんだから大きな顔するんじゃないわよ。

ちくわ:はい。もちろんです!

わおん:それと、たっちーは私のモノだからね。あんまり馴れ馴れしくするんじゃないわよ。

ちくわ:うーん、わかりました。

わおん:だいたい、たっちーは私のような熟女が好みなの。ちくわみたい小娘は好みじゃないから。

ちくわ:そうなんですか? 私には「あのちゃんがかわいい」って言ってましたけど?

わおん:なにそれ! 私には「若い女よりも藤あや子さんと猫談義したい」って言ってわよ。

ちくわ:え〜、なんか言ってること違いません? 信じらんな〜い!

わおん:そんな風に使い分けるヤツとは思わなかった。油断できないわね。

ちくわ:女によって都合よく合わせて、騙そうとしてるんじゃないですか? 良からぬことをしないように、監視が必要だと思います。

わおん:そうね。パートナーさんは鈍いから、ここは私たちで力を合わせたほうがよさそうね。

ちくわ:はい! がんばります!

 

今日は猫の日だし、最近、家の中でちょっと見張られている感があるので、何を考えてるのかなぁ?と思いながらまとめました。

まあ、仲よくしてくれれば、なんでもいいですけどね。

ちなみに、あのちゃんがかわいい、藤あや子さんと猫談義したい、のいずれも発言も事実ですが、たっちーは気弱なので大したことはできません。

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万能捕食者

2024年02月13日 | たっちーの部屋

以前、縁あって名古屋市科学館で「特別展 ネコにゃんとクールなハンターたち」を観る機会を得たとお話しをしました。

猫科動物を進化の過程を含めて追う興味深い企画でした。

そこで改めて気づいたことは猫科は肉食であるということ。

猫科ですからイエネコも同様ですが、実はこれってかなり稀有なことなんです。

進化の過程で枝分かれした犬はもちろん、狼や巨大な熊も雑食です。以前、北海道で人間を恐れずに立て続けに乳牛などを襲い、怪物と恐れられたOSO18の呼ばれていたヒグマは肉食に偏ったため体調不良に陥っていたとみられています。

こんな話を聞くと、肉食に特化して進化した猫科の逞しさというか潔さを感じます。

しかも「万能補食者」だということが最近のアメリカの調査で明らかになりました。

スズメ、ネズミ、ウシガエルなど2000種類以上の生物を捕まえ「捕まえた、もしくは漁った生物は何でも食べる」とまとめています。

おーっ、やっぱりにゃんこってすげぇ〜と思いましたが、この調査の対象は「ネコ」と言われているので、いわゆるヤマネコではなさそう。ということはいわゆる野良にゃん?イエネコだとすると、ウチのコってけっこー好き嫌い多いんだけど…と思った飼い主さんも少なくない気もしています。

こんなふうに、芋づる式に沸いた疑問を解決しても、たぶんなんの役にも立ちそうもありませんが、興味の湧いたことで知識を蓄えるのって結構楽しい。

気が向いたら、さらに調べてみようと思います。

ちなみに今回の写真は、たっちーに抱っこされるちくわ。かわいいですが、延々と抱っこされ続け、自分から降りようとはしないのがなやみの種です。

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続・にゃんこはいかにして日本にきて広かったのか?

2024年02月12日 | たっちーの部屋

にゃんこはいつ日本に上陸し、広がったのか? これは長年の謎だったそうです。

最近、平安時代に上陸して北上し、鎌倉時代に増え始めたという説が遺伝子解析によって明らかになったと報じられていました。

以前、このブログでも紹介しましたように、文字として残る最古のにゃんこに関する記述は宇多天皇の日記。889年2月26日です。太宰府から献上された「墨のように真っ黒い唐猫」のことが書かれているとのこと。

平安時代ということ、太宰府は遣唐使船のルートであることから遺伝子調査の結果と宇多天皇の日記の記載は共通しています。しかし、実は宇多天皇の記述の5年前、894年にはすでに遣唐使船は停止になっています。当時は海外との行き来は今ほど簡単ではありません。遣唐使船以外の手段で海外に行くことは考えにくい。となると、遣唐使船が停止になる894年までににゃんこが日本に上陸していたとみるのが妥当でしょう。

宇多天皇に献上されたのも「遣唐使船が停止になったから、今のうちに太宰府にある珍しいものを献上しといたほうがよくね?」あるいは「遣唐使船が停止になったんで舶来モノの在庫が切れつつあるけど、なんか献上しないわけにいかねぇよなぁ。そうだ! コイツを献上しちゃおうーっと」みたいなノリだったのかもしれません。

献上されたことで、当時ではワープでもしたかのように一気に朝廷のある京都まで北上したにゃんこ。しかし、天皇に献上されただけであれば、目にすることができる人も限られていたはず。さらに1185年からの鎌倉時代に広がったのであれば、900年ごろの京都の一般ピーポーが眼にする機会も限られていたでしょう。

鎌倉には京都の寺を模して作られた寺もある(その逆もあります)ほど、当時の幕府と朝廷とのやりとりは頻繁でした。献上された黒い唐猫以外のにゃんこも京都まで順次北上していて、鎌倉幕府の関係者に連れられ、北上したのではないかと考えます。

また、記述は黒い唐猫のみのようですが、福岡から京都ってそれなりの距離。途中で死んだりする可能性も考えれば複数のにゃんこを朝廷に連れて行ったと見てもよいのでは?

さらに鎌倉時代も後半は北条氏が仕切っていましたから、現在の神奈川の東寄りまで北上することになった…という推測ができそうです。

当時はまだ江戸は開拓されていませんし、移動手段も限れていましたから、ここまで浸透すればにゃんこは当時の日本をほぼ制覇した状況だったと言えそうです。鎌倉幕府が滅びた1333年には、京都〜鎌倉〜東寄りの神奈川の地域では、にゃんこはそれなりにポピュラーな動物になっていたかもしれません。

…と縷々、書き連ねましたが、所詮、素人・たっちーの勝手な憶測です。信用度は酒席の戯言程度にしといてください。

ちなみに今回の写真は布団の上でちんまりするちくわ。保護色状態になっています。

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西子の呪い?

2024年02月05日 | 西子

このブログのタイトルになっている西子を保護してから2年ほど経ったある日、当時、住んでいた阿佐ヶ谷のアパート近くで猫風邪を拗らせて瀕死の状態だったキジロウを保護、現在の中野区に住み始めてほどなく西子が逝き、キジロウだけになりました。

しかし、自宅から徒歩数分の場所で譲渡会を開催、わおんと出会い連れ帰ることになりました。

さらにキジロウが逝き、わおんが人生最後のにゃんこになるのか、と思っている矢先にちくわがわが家にやってきました。

西子を保護する以前は、住んでいたマンションがペット禁止でした。小動物は許されていたのでハムスターを飼ったことはありますが、すぐに死んでしまいます。生き物はそれだけで、引っ越しをする直前に西子を保護しました。

それ以来、強引なまでにたっちーの生活ににゃんこが入り込んでいます。

なんだか、にゃんこが招かれているような、にゃんこに取り憑かれたような…。

もしかして、これって「あんたには死ぬまでにゃんこがまとわりつくのよぉ〜」という西子の呪い?

助けて…くれなくてもいいかも?

東京23区に大雪警報が出ました。

すでに帰宅している方も多いと思いますが、こんな日でも仕事をしている方もいると思います。

気をつけてお過ごしください。

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新人のちくわを紹介します!

2024年02月01日 | ちくわ

改めてわが家にきた白にゃんこの「ちくわ」をご紹介します。

ちくわというとポピュラーなのが焼きちくわ。真っ白ではありません。元の飼い主の好物がちくわだったからという説もありますが、今となっては正確な名前の由来は不明です。

大柄ですが、とってもかわいくてブルーの瞳でみつめられると、つい抱っこしたくなります。しかも、毛の密度も濃くて毛艶もいいので抱っこすると気持ちいいです。子猫のときは、きっと綿毛みたいだったんだろうなぁ。

おとなしいにゃんこかと思っていましたが、好奇心旺盛なおてんばで閉まっている扉を開こうとしたり、押入れの高いところに上がろうとしてぶら下がり健康器にぶら下がっているような状態になったり……。

今後、わおんととまんな絡みをみせるのか? 飼い主として期待しています。

今日はブログのタイトルになっている西子の命日。

西子が空の上から、ちくわがわが家に馴染んでわおんと仲良くなるように見守ってくれて…イヤ、アイツはそんなにゃんこではなく、きっと草葉の陰でたっちーの悪戦苦闘ぶりをニヤニヤしながら見ているような気がする。ちょっと悔しい。

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