愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

キジロウ、わおんに意見する。

2013年03月31日 | キジロウとわおん

最近、わおんになめられている感があるキジロウ。ここはひとつ、先住猫の威厳を示すためにわおんに意見することになりました。

 キジロウ:わおん、ちょっといいか?

わおん:よくない。毛づくろいしている最中だから後にして。

キジロウ:えっ、あぁ…そうか。

(数分後)

キジロウ:わおん、もういいか?

わおん:えっ? 何が?

キジロウ:何が?って、さっき「ちょっといいか?」って声をかけただろう。

わおん:そうだっけ? なんか用?

キジロウ:最近のお前、俺のこと舐めてるんじゃないか?

わおん:別に。

キジロウ:いや、明らかに舐めてる!

わおん:例えばどんなこと?

キジロウ:たっちーにもふもふされた余韻に浸ってまったりしているときに飛びかかってきたり、歩いているときに「スキあり!」みたいな感じで、後ろから後頭部にラリアットしたり、俺がちっこしている最中に埋めたり、俺が猫じゃらしで遊んでいるときに後から来て横取りしたり、俺がご飯を食べているときに顔を突っ込んできたり、それから、それから…

わおん:キジロウ。せめて2つくらいにしてもらわないと覚えられないよ。優先順位の高いほうからお願いしまーす。

キジロウ:…うぅぅぅ~。とにかく、先住猫を敬えってことだよ。「蝶々の長」という言葉だってあるんだ!

わおん:キジロウぉ~、それって蝶々の長ではなくて「長幼の序」では?

キジロウ:えっ? う~ん、そうとも言うな。とにかく、お前はわが家で一番、新参者なんだからもう少し遠慮しろ。

わおん:えー、あたしこれでもずいぶん遠慮してるんだけどぉ~

キジロウ:どこが! いいか。俺だって先住の西子さんにはずいぶん気を使ったんだぞ(どこが!:たっちー)

わおん:えー、ホントかな? たっちーに聞いてみよう! たっちー!

キジロウ:あーっ、いちいち確認するな! だいたいなんだ! いつも俺のこと呼び捨てにして!キジロウじゃなくてキジロウさんとか呼べ! そういう態度が舐めてるってことなんだよ!

わおん:へぇー、そうなんだぁ。じゃあ、舐めてる。

キジロウ:お前、はっきり言うなぁ…

わおん:うん、悪い。

キジロウ:いや…、いいです…(いいのか、キジロウ!:たっちー)

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2013年 キジロウ洗われる

2013年03月12日 | キジロウ

最近、わおんの話ばかりですが、キジロウも元気です。

落ち着きのないわおんを見ていると、なんだかキジロウがとっても物わかりのいい落ち着いたにゃんこに見えて…という比較対象によって、思わぬ効果が生まれています。

そんなキジロウですが、暖かくなったこともあって、だいぶ背中のフケが目立つようになりました。

しかも、キジロウはパートナーがパソコンを開くと机の上で座ったり、ごろんとなって寛いだり。ときにはパソコンの前で寝たりするので、背中に浮いたパウダーシュガーのようなフケはとても気になるとのこと。

「洗いたい…」(といっても洗うのは僕ですが…)

つぶやくように言ったパートナーの言葉をキジロウがもし理解していたら、家出していたかもしれません。

そして、遂にキジロウにとってのXデーが到来。風呂場に連れていった途端、瞳を真っ黒にして悲しそうな、しかし、とてつもなく大きな声で鳴き叫ぶキジロウ。

閉ざされたドアの向こう側で、キジロウの叫び声に反応するかのように大きな声で鳴くわおん。

その声に勇気づけられるかのように、シャワーのホースをつたって逃走をはかろうとするキジロウ。

「こら、こら」などと言いながら、その前足を引きはがして、シャンプーを洗い流すたっちー。

ものの数分ですが、キジロウにとっては地獄のひとときだったようです。

まだ濡れた身体で部屋の隅で身を固くして、僕をじとーっと見つめるキジロウ。

「いや、洗いたいと言ったのは俺じゃないから…」

などと言っても、キジロウにとっては押さえつけて風呂場に連れて行った僕が主犯としか考えられないようです。

「キジロウぉ~、その昔の山中鹿之助という武将は『我に艱難辛苦を与えたまえ』と祈ったんだ。快適な生活ばかりしていると、ロクな猫になれないぞ。ときには艱難辛苦を経験しろっ」

と説得しましたが、案の定、まったく聞き入れてもらえませんでした。

年1回程度のシャワーを艱難辛苦というのもなんですが、お陰さまでだいぶフケは収まった様子。

しかし結局、悪者はたっちー? なんだか納得いかない…。

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2013年 わおん病院へ行く①

2013年03月10日 | わおん

お転婆で甘えん坊、寝ているとき以外はわずかな時間もじっとしていない…。

相変わらず、わおんの日常はこんな感じで過ぎています。

連れてきたばかりのときは、がりがりの痩せっぽち。まだ痩せていますが、最近はだいぶふっくらして飼い主のひいき目で見て、表情もかわいらしさがアップしているような気がしています

そんなわおんですが、先日、喉のあたりが少しただれているようになっているのを発見。

「なにをやらかしたんだ?」

と聞いても答えるはずなく、早速、翌日、病院へ直行することにしました。

病院大嫌いのキジロウは、キャリーケースを見た途端…というかキャリーケースを出そうとする気配を察知して逃げます。

「わおんはどうかな?」と思って、ごそごそとキャリーケースを取り出しましたが、まったく逃げる気配なし。

しかも、「これなに?」という感じで、自ら進んでキャリーケースに入っていきました。

「おぉ~、なんていいコなんだ!」

と喜んだのも束の間、ファスナーを閉めて持ち上げた途端、「びゃおーん」「ぎゃおーん」とすさまじい鳴き声で叫び始めるわおん。

「大丈夫だよぉ~」などとなだめてもまったく効き目はなく、叫ぶキャリーケースを抱えて病院へ。待合室でも、キャリーケースは叫び続け、診察中も止まることを知らず、さらには瞳を真っ黒にしてのたうち回り…。

ということで結局、「すいません」を連発し、出来の悪い子どもをもった親の気分をさせられる飼い主・たっちー。どうしてわが家の猫どもは、西子に始まって病院で大人しくするということができないのだろう。

帰ってからは、キジロウのように逃げることはしませんでしたが、すさまじい鳴き声を上げながら僕の周りを鳴きながらうろうろ、うろうろ…。

その様子は、「ねぇ、あの変なにおいのする場所は何だったの?」「あの人たち何者? たっちーの知り合い?」「背中がチクっとしたんだけど、どういうこと?」「すっごく怖かったんだけど、たっちーは怖くないの? ねぇ、ねぇ?」などと、矢継ぎ早に質問を浴びせられているような感じでした。

「なんだか興奮してるなぁ」と思って、膝にのせていたらすぐに落ち着きました。

ちなみに喉がただれているように見えたのは、キジロウと遊んでいて甘噛みされたようです。化膿しないように、注射を打っていただいたところ、その日の夕方にはほぼ回復。

「若いと回復力もすごいなぁ~」などと最近、満員電車では眼鏡を外して本を読むようになった僕としては、ちょっと羨ましい気がしました。

コメント (2)
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