しばらくの間、このブログにアクセスできなかったのですが、ようやくつながりました。
その間の記事も追加で書き込もうと思いますが、とりあえず最新の記事から。
今回は、妻の友人からの金繕いの依頼です。
なかなかいい磁器作品ですね。
取っ手の部分が壊れて、修復個所は3か所ですね。
早速接着剤を使って。
こんな感じで接着を終えたのですが、残念ながら一番下の部分が少しずれてしまっいましたね。
なかなか難しいですね。
次は黒艶漆を塗って。
取っ手の部分ですので、少し丈夫な作りで。
いい品物なので、金の丸粉を蒔いて。
消し粉で良かったなあと後で反省です。
金粉、特に丸粉はたくさん使う必要があるので、ちょっと費用がかかりすぎますね。
丸粉の場合は、乾燥させたのち、生漆をテレビンでうんと薄めたもので、分固めという工程が続きます。
分固めの処理を3回繰り返して、鯛の牙(たいき)で磨いて完了です。
金粉は高価なので、できるだけ材料費に近いだけの費用を頂くことにして。
妻の友人ですので。