岐阜県内を通る中山道には16宿あるという。
その中で最も標高の高い宿です。
歴史街道として町並み保存の動きもあるのですが
文化財級の建屋が宿場の中に点在しています。
長野県の馬籠宿や妻籠宿ほど観光地化されていない寂れた宿です。
漆喰壁が黒っぽいのは戦時中の灯火管制の名残でしょうか?
なまこ壁の土蔵も散見されます。竹矢来も残っています。
予算難なのでしょうか?文化財の指定を受けていますが痛みがひどいです。
今冬の大雪で屋根が抜けたのだと、地元の古老に聞きました。
聞いてる方も古老かも(笑)
こんな土壁の建屋も
休日にもかかわらずひっそりとした宿場、人影はほとんど見ません。
カメラを抱えた街道歩きの二人と行き違っただけでした。
かつては東海道より遠回りではあるが安全な旅が出来ると多くの姫君が通ったそうです。
直近では皇女和宮様が14代将軍?徳川家茂に降嫁される際に宿泊されたそうです。
”遠ざかる 都と知れば 狩ごろも
一夜の宿も 立ちうかりけり”
の石碑が本陣跡に!
再度と戻れぬ思いだったのでしょう。
==続く==