融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

正気とは思えない

2016年08月12日 | 日記

 今日、伊方原発が再稼働されました。燃料に、プルトニウムとウランを混合したMOX燃料を使った原子炉です。

 伊方原発は、四国電力の総発電量の約2割を占めているそうですが、それでも再稼働させなければならなかったのは、色々と「お金」の問題があったのでしょう。

 それよりも、未だ九州熊本周辺の地震活動が収束していないにも関わらず、中央構造線の延長にある伊方原発を再稼働させるという判断が、とてもとても正気とは思えません。安全よりも、お金を優先したとしか思えません。

 原発は、ひとたび事故が起こったら、狭い日本では大変なことになってしまうことが福島第1原子力発電所の事故で身をもって経験しました。だから、慎重の上にも慎重でいて欲しいと思います。原子力規制委員会の虚ろな目をした人が、「適応審査に合格したかどうかで、安全であるとは言えない」と言っています。恐ろしい発言です。

 

 

 山本太郎議員の言っていることは、まったくその通りだと思います。上の画像をクリックすると、記事のページに移動してご紹介します。

 この理屈が通らない理屈があるとすれば、それはどんな理屈なのでしょうか。

  


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未来のために歩んでいた

2016年08月12日 | 聖書のお話

「未来のために歩んでいた」 コリントの信徒への手紙一 5章9~13節

 パウロは、教会の中で「みだらな行い」や「不品行」をする者と交際してはならないと教えました。当時のコリントには、「みだらな行い」や「不品行」がありました。当時のコリントの教会にも、「みだらな行い」や「不品行」をする者もいたようです。パウロはまた、「あなたがたの中から悪い者を取り除きなさい」と教えました。

 教会に集う人々は、教会の「内と外」という分け方をして、内は善、外は悪と(善悪二元論)考えるところがあります。そのために、驚くほど単純に、自分を善とし、相手を簡単に悪とみなして排除しようとするところがあるように思います。その姿は、恐ろしいほどに自分に甘く、自分を絶対化する有り様でもあります。

 パウロの教えは、自分が教会の中にあって、上から目線で偉そうに人を裁くのではなく、自分もまた同じような「みだらな行い」や「不品行」をしていないかを自己批判し、悔い改め、身を正して信仰者として歩みなさいというものでした。これまでの積み重ねがあって、そこに自分も関わっていて、その結果として「今」があるのです。これからは、イエスさんの十字架の言葉に立ち返り、未来のために歩み始めることを通して、愛と平和を実現することのできる信仰者でありたいと思います。

 


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