明日1月5日(日)は、新年礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「愛に導かれて」、賛美歌は「新しい年を迎えて」、「馬槽のなかに」です。礼拝後は、1月定例役員会があります。
一言で、2024年は激動の一年でした。2025年も激動の一年が予想されます。一昔では、「交通戦争」とか「受験戦争」という言い方がありました。現在では、「情報戦争」が真っ盛りの状況にあります。情報は、私たちが生活するために必要不可欠なものであり、誰もが簡単に得られることが良いことだと考えられます。一方で、自分の足で情報を集める必要がなくなり、努力することを忘れてはいないでしょうか。また、情報を鵜呑みして、自分の頭で考えることもやめてしまってはいないでしょうか。その結果、簡単に騙されて、煽動されてしまってはいないでしょうか。情報を受け取る際には、最低限の確認として発信源や信憑性、そして誰が利するのかをチェックすることが必須となりました。そして、結局のところ全体像を把握しないことには何も分からないことに気づかされました。本当のことを知っているのは、当事者のみです。第三者が何を伝えようとも、空想や伝聞に過ぎないことも多いのが実情です。そして、それを目にし、耳にする自分もまた第三者です。
2025年は、新たな情報戦が次々と襲って来ることでしょう。情報の発信源は曖昧にされ、人々をある方向へと煽動するようなことが起こるでしょう。文明の機器は便利に使いつつ、情報とは本来的に簡単に得られるものではないことを肝に銘じて、自分の足で、自分の頭で、多方向の意見に耳を傾けながら、誰が利するのかについても考察し、安易に行動しなことが求められているように思います。それぞれ利害によって立つ場所が違うものです。一市民として互恵の精神によって、対立するのではなく協力し合って誰とでも仲よく過ごしたいものだと願います。「連帯」という言葉がありますが、ある先輩が「お金の伴わないような連帯は、綺麗事の絵に描いた餅だ」というようなことを言われていたのを思い出しました。私にとっての「連帯」とは何か、そんなことを考える今日この頃です。