融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

「委ねられたことが誇りだった」

2016年08月27日 | 聖書のお話

「委ねられたことが誇りだった」 コリントの信徒への手紙一 9章13~27節

 パウロは、自分が「使徒」であるという思いを強く持っていました。そのために、神殿や祭儀に仕える人が受けていた、生活が支えられるための権利などを一切受けず、自給伝道の道を歩みました。そうさせたのは、福音を委ねられたことが誇りだったからです。それは、自分が使徒として福音を宣べ伝えるために、融通無碍(考え方や行動にとらわれるところがなく、自由であること。また、そのさま。)であったということです。そのために、パウロは「ユダヤ人にはユダヤ人のように、律法を持たない人には律法を持たない人のように、弱い人には弱い人のように」なったと伝えています。

 一方で私たちが考えなければならないのは、「弱い人」に出会ったとき、その人が「どうして弱くさせられているのか」ということではないでしょうか。イエスさんは、弱い人と出会い、弱い人と共に生き、その人が弱くさせられた原因を追及し、病気を癒やすとか罪を赦すとか、その人が弱くさせられていた原因を取り除き、その人間性を回復することによって神の国を実現させようとしました。融通無碍とは、自分の立場を変えないで、たとえば「弱い人には弱い人のように」なるということではありません。パウロの融通無碍は、弱さの極みを経験した者として、弱い人との出会いの中で「弱さこそ恵」の福音を分かち合うものであったと受け止めたいと思います。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まるで「銃剣とブルドーザー」

2016年08月26日 | 日記

 「田中龍作ジャーナル」のご紹介です。下の画像をクリックすると、サイトに移動します。寄付も募っていますので、お志のある方はいかがでしょうか。

 高江のヘリパット建設の状況を伝えているサイトもご紹介します。こちらをクリックするとサイトに移動します。

 ヘリパット建設は、小さな高江の住民の、幸福な生活を送りたいとの願いを踏みにじる行為です。人の暮らしを滅茶苦茶にし、自然を破壊するのが戦争というものだという見本です。さながら、日本政府によって行われる「銃剣とブルドーザー」です。

 同じことを言いますが、ここで行われていることは他人事ではなく、明日は我が身に起こると考えるべきでしょう。他人事のように見ている人は、明日には泣いているということです。そう思うべきではないでしょうか。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気をつけよう

2016年08月24日 | 日記

 夜、浜坂の狭い小道を軽自動車で通っていたら、路地から自転車が飛び出してきました。

 女性の方でしたが、しまったと思ったのか、苦笑いして通り過ぎて行かれました。

 このとき、子どもを3名乗せてお風呂屋さんに行く途中でした。それで、いつもより、ノロノロ運転で走っていたので、飛び出してきた自転車は、前方を横切って行きましたが、もうちょっとスピードが出ていたら、ちょうど女性と衝突していたかもしれないと思い、冷や汗をかきました。

 同じ浜坂の住人同士、被害者にも加害者にもなりたくないですね。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は礼拝です。

2016年08月20日 | 礼拝のご案内

 明日8月21(日)は、主日礼拝です。午前9時から教会学校、午前10時15分から讃美歌練習、午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは「委ねられたこと誇りだった」、讃美歌は「私たちを生かす」(今月の歌)、「キリストにはかえられません」、「主よ、わが身を」です。礼拝後は、祈りの一時、お茶の一時があります。ご興味のある方は、どなたでもご参加ください。

 浜坂教会は、来る8月25日に教会創立106周年を迎えます。波瀾万丈、紆余曲折の教会の歩みですが、教会を守り導かれたのは主なる神さまであると信じます。人が導いたのではありません。人は、自分の利害や栄光を求めるものです。人は、自分の欲望のままに歩む、自己中心的な存在なのです。

 そのようなことを教会創立記念の日に思い起こします。とかく、身勝手な考えに陥りがちですが、教会を守り導いているのは主なる神さまであり、自分は従っているだけに過ぎないことを忘れず、謙虚に歩む者でありたいと願っています。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お野菜をいただき感謝

2016年08月20日 | 日記

 お年寄りの方から畑で採れたお野菜をいただきました。ありがとうございます。冷たいきゅうりとトマトです。

 ちょうど、暑くてバテていたところでしたので、塩をふって丸かじりしたところ、体が冷やされてシャキッとしました。残暑が厳しいですが、あともう少しで涼しくなります。但馬の短い夏を楽しんで、実りの秋を迎えたいと願っています。

 今年は、柿が豊作なのでしょうか。柿の木には、青い実がたくさん付いています。但馬は自然が豊かで、都会の季節感の無さとは雲泥の差です。季節を感じるということは、私にとって生きている、いや生かされているということを実感させられるものです。

 何とか生かされています。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする