融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

合点がいった

2020年06月19日 | 日記

 東京都知事選挙についての雑感ですが、下の画像のサイト(クリックするとご紹介できます)を読んで、なるほどと思いました。以下、引用文。

 「政治家には二種類の人間がいる。自身の持論や主張を実現したいから上を目指す人と、出世そのものが目的の人だ。政治家に仕える役人として、前者には敬意を持つが、後者には侮蔑の念しか抱かない」小池百合子氏は自身の持論や主張を実現したいから上を目指しているのではなく、出世そのものが目的の人ということになるのだろう。豊洲移転問題も豊洲への移転に問題があり、これを阻止しなければならないとの政治判断から争点にしたのではなく、都知事選で勝利するにはどのように振る舞うのが有利であるかだけの視点で判断したのだと考えられる

 以上、引用終わり。

 

 

 この記事を読んでいて、前日に読んだニュース記事の中で、ちょっと引っかかっていた小池知事のフレーズを思い出しました。そのフレーズとは、「・・・改めて都民のお力を頂戴(ちょうだい)したい」というものです。下の画像をクリックすると、ニュース記事をご紹介できます。引用箇所は、画像中にもあります。

 引っかかっていたというのは、普通、選挙では「お力を貸していただきたい」と言うのではないかと思うからです。投票で力を貸していただき、そのお礼を政策でお返しするというのが選挙の場でのフレーズではないかと思うからです。

 ところが小池知事のフレーズは、「頂戴(ちょうだい)したい」というものでした。頂戴するとは、もらうということですから、返す必要のないものという受け止め方ではないかと思います。政策でお返しする気持ちなどさらさらない、自身の出世が目的なので、もらい得で構わないという考え方が滲み出ているように思い、何だかとても合点した次第です。

 何だかスッキリ合点しましたので、書き留めておこうと思いました。

都民の都民による都民のための都政を確立していきたく改めて都民のお力を頂戴(ちょうだい)したい」
「都民の都民による都民のための都政を確立していきたく改めて都民のお力を頂戴(ちょうだい)したい」

 

 

 


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東京都知事選挙

2020年06月15日 | 日記

 れいわ新選組代表の山本太郎さんが、東京都知事選挙に立候補を表明しました。

 私たちは、コロナ渦という状況にあって、これまで普通に暮らせていた人が貧困に陥る有様を目の当たりにしているところです。何とかしなければならない、という思いは誰しもが持っているのではないかと思います。けれども、政治は「今だけ、カネだけ、自分だけ」が酷く、誰もが暗澹たる思いになっているところではないでしょうか。

 コロナ渦では、東京都も大きな被害を受けています。健康被害も勿論ですが、暮らしや経済の被害も深刻で、多くの人たちが苦しんでいます。東京都がそれらの苦しみを克服できたとしたら、それは全国のコロナ渦で苦しんでいる人たちのモデルケースにもなるでしょうし、希望の光になるでしょう。

 今後の東京都の知事を誰に舵取りしてもらうかを決めるのは、東京都民が決めることです。その上で、個人的には真面目そうな宇都宮さんになってほしいと思っていました。けれど、小池知事と対決するのに一対一でも厳しいところに、維新が応援する候補であるとか他にも候補者が立候補されていますので、苦しい闘いになるだろうと思います。

 何より、東京や大阪は、昔からタレントというか、テレビでの露出が多い人が当選する可能性が高いように見受けられますので、その点でも現職の小池知事が有利です。それらの状況を覆すことができるのが、「投票率」かと思うのですが、真面目な宇都宮さんは地味目なので、残念ながらむしろ低投票率が予想されます。

 そこに、れいわ新選組代表の山本太郎さんが立候補を表明されました。山本さん支持者と宇都宮さん支持者は重なるところが多いので、山本さんの立候補に困惑しておられる方々も多いとのことです。しかし、元々この選挙は苦しいものがありますので、山本さんが出たから宇都宮さんが当選できなかったということにもならないだろうと思います。

 同じように、山本太郎さんが立候補したから当選するだろうとも言えないと思います。宇都宮票と割れるからです。しかし、山本さんは自分の政策を訴える確実な機会を得ることにはなります。そこから、山本さんの政策に共感する人が増えたなら、それは確実に投票率が上がることになろうと思います。つまり、投票率が上がった分だけ山本さんへの得票につながる可能性があるということです。言い換えれば、そこにしか山本太郎さんの勝機はないだろうと思います。

 余談ですが、山本太郎さんは、総理大臣になって人々のためになる政治をしたいと志しています。なので、東京都知事になって、まず東京を良くしてみることが総理大臣への近道になるかも知れません。案外、れいわ新選組の個性豊かな人たちと協力してやれば可能でしょう。逆に、東京都も良くできなかったとしたら、総理大臣への道も遠のくだろうと思います。

 山本太郎さんが東京都知事選挙に立候補されたのは、実に若者らしい外連味のない行動かと思います。山本さんには何も失うものはないでしょうから、頑張って欲しいと思います。

 


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明日は礼拝です

2020年06月13日 | 礼拝のご案内

 明日6月14日(日)は、主日礼拝です。午前9時からの教会学校については、お休みしています。10時30分からは礼拝が始まります。メッセージの題は「新たに生まれる」、賛美歌は「すべての人に」、「来たれ、聖霊よ」です。また、教会暦で「子どもの日(花の日)」です。礼拝後は、祈りの一時、お茶の一時があります。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 毎年、教会学校で花の日にちなんで公共施設への慰問を行っていました。しかし、今年は新型コロナウイルスのこともあり、中止にしました。このような状況ですので、やれないことはやれないのですが、逆にやれることもあるだろうと思います。色々と機会を見つけたいと思います。

 礼拝では、手指の消毒や使い捨てマスクによる感染症予防の習慣を守っています。先週は、聖餐式を行ったのですが、色々なことを考え、体験するという意味で、小さな紙パックのブドウジュースと小袋入りのクラッカーを一人一つずつ配り、配餐について配慮してみました。

 加齢のために目が悪くなって手術を受けました。様々な責任、また祈ることなど、なかなか思うように捗りません。幸いなことに野良仕事は一段落しました。事務作業は、焦らずにコツコツとやり遂げたいと思います。

 


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自民党はおかしい

2020年06月13日 | 日記

 この国は、「特定技能」と言う表現を使って外国人を低賃金で働かせています。最低限、技能を習得するためというのが建前なのですが、自民党はコンビニで働くのも特定技能と言い出しています。頭は大丈夫か。

 外国人労働者を低賃金で働かそうだなんて、現代の奴隷制、外国人労働者差別です。行き着く先は、日本の労働者の最低賃金抑制であって、労働者の方を向いているとは思えません。

 コンビニは、学生や「主婦」のちょっとしたバイト先でもあります。それすら奪ってしまおうだなんて、自民党のやっている政策は、庶民のための政策とは思えません。抗議のデモが起こりそうなレベルです。

 

 


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「愛によって従う」

2020年06月13日 | 聖書のお話

「愛によって従う」 ヨハネによる福音書 14章15~24節

  「愛」とは、観念だけに留まらず、その人の生き方や行動となって現れるものです。愛とは、情けでもあり、徳でもあり、正義でもあるのです。聖書は、最も大いなる愛とは自己犠牲であると教えています。実に「愛」とは、人と人との関係を良い方向へと導くための、お互いにとって扇の要のように大切なものなのです。それ故に、「愛」のない人生は虚しいだけです。

 イエスさんは、「わたしを愛しているなら」神と人とが三位一体(イエスさん、聖霊、神)という形で永遠に共にあると約束しています。「愛」とは観念だけでなく行動となって現れる、信仰という名の生き方のことです。実に「愛」とは、人と人との関係のみならず、神と人との関係をも良い方向に導く必要不可欠な扇の要であると教えられています。

 イエスさんは、「わたしは、あなたがたをみなしごにしてはおかない。」と言われました。「神の国」とか「永遠の命」というフレーズは、死んでから後の話ではなく、生きている今から適応されるものとして伝えられています。イエスさん、聖霊、神という三位一体とは、今より後ずっと神と人とを結び合わせるための考え方です。私たち自身の内に、神と人をも結びつける扇の要である「愛」があるのかどうかが問われているように思います。

 


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