旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

津軽鉄道 鉄印の旅 5(完) 帰ります

2024-10-29 13:29:36 | 津軽鉄道の旅
 あいにくの雨ですが、郵便局が駅から近いので風景印を収集に行ってきました。
 図柄は、五所川原立佞武多の「炎」「白神」「杙」がデザインされています。


 郵便局の近くに、五所川原市民のソウルフード「あげたい」のお店があると聞いていたので足を伸ばしました。


 そのままでも美味しいたい焼きを揚げて、砂糖をさらにまぶしたものが「あげたい」です。


 元々、普通のたい焼きを屋さんでしたが、売れ残って廃棄される鯛焼きがもったいないことから、油で揚げてみんなにふるまったら美味しいと評判になったことがきっかけだそうです。
 今では定番の「あげたい(あんこ)」から、「ハンバーグ」まで種類豊富です。


 駅まで戻ってきました。
 こちらがJR「五所川原駅」です。


 駅スタンプです。
 絵柄は五所川原立佞武多がデザインされていて、右は2018年(平成30年)制作の大型佞武多「稽古照今・神武天皇 金の鵄を得る」。左は
2014年(平成26年)制作の、祭りの先陣を切る「忠孝太鼓」の上に乗るねぷた「三日月祈願 山中鹿之助」になっています。


 『エキタグ』も同じ絵柄です。


 2020年(令和2年)8月の更新前スタンプも置かれていました。


 五所川原駅の待合室は、JR東日本秋田支社が「昭和レトロ」をテーマに2024年(令和6年)6月に改装しています。
 待合室の一角には『キハ40形運転席コーナー』と五能線を走っていた「キハ40・48形」の対面式座席が複数設置されています。


 もう一角には、畳の小上がりがあり、昔のテレビや茶だんすなどを置き、昭和50年代の雰囲気を演出しています。


 ようやく改札が始まります。




 いやぁ~、こんなに顔出しパネルのある駅も珍しいですね。




 老朽化したキハ40系気動車の置き換えを目的に新造されたGV-E400系気動車がやってきました。2020年(令和2年)12月から五能線に導入されています。
 ディーゼルエンジンの動力で発電した電力で主電動機を動かす、いわゆるディーゼル・エレクトリック方式の電気式気動車で、ディーゼルハイブリッドではありません。


 青森方面へは川部駅で乗り換えです。


 ここでは33分の待ち合わせです。
 駅スタンプの絵柄は、五能線の終点標識がデザインされています。


 『エキタグ』の絵柄も同じです。


 4両編成でしたが、なんとか座ることが出来ました。


 ようやく雨も止みました。


 青森駅で乗り換えですが、ここで1時間7分の待ち合わせです。




 やっと帰ってきました。出発してから12時間近く経っています。
 もう暗くなっています。


 おしまい。

津軽鉄道 鉄印の旅 4 五所川原へ戻ってきました

2024-10-28 13:29:09 | 津軽鉄道の旅


 金木駅では列車交換の際、タブレット・スタフ交換が行われます。


 円形のタブレット(津軽五所川原駅・金木駅間)と棒状のスタフ(金木駅・津軽中里駅間)で列車交換を行っているのは、津軽鉄道だけかもしれません。


 金木付近が雨が強いようです。


 岩木山も霞んでいます。


 津軽五所川原駅に戻ってきました。




 津軽五所川原駅の鉄印です。


 津軽五所川原駅の駅スタンプです。


 こちらはエキタグです。


 さて今日の昼食です。
 五所川原駅前の弘南バス五所川原営業所には「美味そば亭」。津軽鉄道本社1階には「でる・そーれ」があります。
 「でる・そーれ」は『路麺』、「美味そば亭」は『バスそば』と言ったところです。
 今日は「美味そば亭」にします。
 看板や桃太郎旗など、お店の存在が遠目で分かる物はありません。


 外からお店の存在が分かる唯一は、この張り紙です。


 昭和観があります。


 初めてのお店なので「かけそば」をいただきました。
 外崎製麺が経営するお店らしく、一般的な袋麺よりは美味しい麺です。そばつゆをしっかりした煮干し出汁で割ったような薄味のお出汁です。味音痴で失礼。


 五所川原では、1時間40分ほどの待ち合わせ時間があります。
 さぁ~、この雨の中どうしましょうか。

 つづく

津軽鉄道 鉄印の旅 3 次は金木駅

2024-10-27 11:35:24 | 津軽鉄道の旅
 よっこらしょ!


 金木駅に向かいます。
 これが、金木駅の『鉄印』です。


 駅スタンプです。


 エキタグも同じ絵柄です。


 旅客収入だけでは赤字は解消できないのです。


 色々なグッズが売られています。


 金木駅の駅舎は、2003年(平成15年)12月新築の、金木交流プラザを併設するも立派なものです。


 かつては、1階には売店、2階には食堂「ぽっぽや」がありましたが今は無人のホールと言ったところです。 
 金木と言えば「太宰治」「斜陽館」が有名ですが、日本の民間操縦士第1号も金木出身だそうです。


 1時間以上待ち時間があるので、あいにくの雨降りですが金木郵便局まで行きます。


 もう少し足を伸ばして、絵柄の斜陽館まで行ってきました。
 かつては、旅館「斜陽館」としても営業していて、若い頃一度宿泊したことがあります。


 次は、津軽五所川原駅に向かいます。

 つづく

津軽鉄道 鉄印の旅 2 津軽中里駅へ直行

2024-10-23 05:23:38 | 津軽鉄道の旅
 津軽鉄道には津軽21形と呼ばれる気動車5両と、ダルマストーブを設置して主に冬季に『ストーブ列車』として運行している客車3両が営業運転しています。
 気動車には沿線の金木出身の作家である太宰治の作品から「走れメロス」の愛称がつけられています。


 JR線から直接乗り継いだので、車内で乗車券をを購入します。
 この列車には、途中の金木駅まで車掌さんと、NPO法人津軽半島観光アテンダント推進協議会に所属する「津軽半島観光アテンダント」が乗務します。




 また、今の時期(9月1日~10月中旬)は、車内にスズムシが入った虫かごが置かれ、スズムシの鳴き声が聞ける『鈴虫列車』として運行されています。


 このほかに、この車両(21-105)のみ10月2日かた10月30日まで『駅舎十二景列車』として運行されています。

 『駅舎十二景列車』とは、2024年(令和6年)で90歳を迎える五所川原市在住の画家、櫻庭利弘先生が4月に1日3駅ずつ、4日間かけて津軽鉄道線全12の駅舎をスケッチし描いた、水彩画「津軽鉄道全十二駅」の原画を展示した車両で、言うなれば「動くギャラリー」です。
 12枚の絵は今年6月に地元紙「東奥日報」に『津鉄駅十二景』として連載され作品の原画で、その後市内外のギャラリーなどで展示されてきましたが、今回その連載記事と共に展示されています。


 車内には「リゾートしらかみ2号」からの乗り継ぎ客15名ほどが乗車していましたが、私を除いて全員が、途中の金木駅でアテンダントから頂いた地図を手に降りていきました。




 津軽中里駅に到着です。






 地方鉄道の沿線地域の振興を目的として2020年(令和2年)から、第三セクター鉄道等協議会に加盟する鉄道会社と関係会社が連携して始めた『鉄印』は、『鉄印帳』を購入して、各鉄道会社の指定窓口で当日有効の乗車券の提示と記帳料を支払うことで各社のオリジナ『鉄印』がもらえます。
 今回新たに加わった鉄道会社の場合、「鉄印帳 東北・道南エリア版」もしくは「フリー版」が必要となるため、先ず「鉄印帳 東北・道南エリア版」を購入しました。なお、通常版の鉄印帳では購入はできません。


 『鉄印』の購入には、鉄印帳と当日有効の乗車券(入場券は不可)の提示が必要です。乗車券は今乗ってきたもの、帰りのもの、どちらでも可です。
 ただし、津軽鉄道の公式ホームページには『鉄印帳の提示に加えて 津軽鉄道の、切符一枚、または、グッズ一個、の提示が必要です。』とアナウンスされています。


 津軽鉄道の『鉄印』はここ津軽中里駅の他、金木駅・津軽五所川原駅にもありますが、駅毎に書体やスタンプのデザインが違うものになっています。
 なお、「津軽鉄道」の文字は元職員の書としか公表されていませんが、元職員は五所川原立佞武多の漢題字と「漢雲」の文字を書いたことのある方だということです。


 駅スタンプです。
 非常に状態が良いものです。

 エキタグも同じデザインです。


 津軽中里駅には駅スタンプの他に、高松市在住の脱サラ鉄道カメラマン坪内政美さんが寄贈したスタンプもあります。坪内さんは2008年(平成20年)頃から駅スタンプを製作・寄贈する活動を行っているようです。




 『駅舎十二景』の絵はがきを購入し、金木駅に向かいます。


 つづく

津軽鉄道 鉄印の旅 1 津軽五所川原駅へ

2024-10-21 08:16:17 | 津軽鉄道の旅
 青森県内の鉄道運行会社は、JR東日本(東北新幹線・奥羽本線・津軽線・五能線・大湊線・八戸線)・JR北海道(北海道新幹線)・青い森鉄道(青い森鉄道線)・弘南鉄道(弘南線・大鰐線)・津軽鉄道(津軽鉄道線)・八戸臨海鉄道(八戸臨海鉄道線)。このほかに、鋼索鉄道の青函トンネル竜飛斜坑線を運営する一般財団法人青函トンネル記念館があります。なお、鉄道事業法により運営されてはいますが、「鉄道事業」ではなく「索道事業」に分類されている八甲田ロープウエイもあります。
 しかし、いままで青森県内の鉄道会社で『鉄印』に参加しているところはありませんでしたが、このたび青森県内で東北鉄道協会に加盟する、貨物輸送の八戸臨海鉄道を除く4社が新『鉄印』に加わり、「鉄印帳 東北・道南エリア版」が10月4日から販売されています。

 「大人の休日俱楽部パス」最終日、パスを使って津軽鉄道『鉄印』収集に出かけました。
 

 県内とは言え、帰りの接続が悪く一日がかりなのです。


 下りの一番電車に乗るのは久しぶりです。




 青森駅で「リゾートしらかみ2号」の指定券を発券してもらいました。


 JR青森駅は、駅スタンプとエキタグの絵柄が違う物でした。


 こちらがエキタグです。


 片方のライトが気になりますが、出区点検を済ませているのだから問題ないのでしょう。


 「リゾートしらかみ」には車内スタンプがあります。
 以前に乗ったときとデザインが変わっていました。


 小雨が降っていますが、津軽富士が姿を現しています。


 JR五所川原駅に到着しました。津軽鉄道の津軽五所川原駅ホームは跨線橋でつながっています。


 津軽鉄道に乗り換えです。


 つづく