旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

山形鉄道 鉄印の旅 1 仙台駅へ

2020-09-28 16:56:03 | 山形鉄道の旅
 2020年(令和2年)9月11日 金曜日。山形鉄道の『鉄印』収集のために、日帰りで出掛けました。
 昨日の「道南いさりび鉄道 鉄印の旅」は、あいにくの雨で車窓を楽しむことは出来ませんでしたが、今日は午後から下り坂という予報ですが、まずまずのお天気のようです。


青い森鉄道線上り 普通 八戸行 560M
 始発 青森05:41発


野辺地 ノヘジ      06:22着 06:23発   
千曳 チビキ       06:28着 06:28発   
乙供 オットモ       06:33着 06:34発   
上北町 カミキタチョウ      06:39着 06:40発   
小川原 コガワラ       06:43着 06:44発   
三沢 ミサワ         06:49着 06:49発   
向山 ムカイヤマ        06:53着 06:54発   
下田 シモダ       06:58着 06:59発   
陸奥市川 ムツイチカワ    07:02着 07:03発   
八戸 ハチノヘ       07:09着

東北新幹線上り はやぶさ8号 東京行 8B 
※いつもは進行方向右側のD・Eに座りますが、久しぶりに進行方向左側のA・B・Cに座りましたので、車窓写真も進行方向左手になります。
 始発 新青森06:49


八戸 ハチノヘ       07:16着 07:17発
 新幹線ホームは島式ホーム2面4線を持ち、ホーム部分はスノーシェルターに覆われています。中央の12・13番線には、列車通過の際の安全をはかるため可動式ホーム柵が設置されています。ホーム柵のない11番線を使用する上り定期列車は、はやぶさ8号1本のみのようです。
 八戸駅を出ると、水田の中を進み青い森鉄道線が右に離れていくと、高岩トンネルに入ります。


 高岩トンネルを抜けて、青い森鉄道線を跨ぐと右手に北高岩駅を見てすぐに第4馬淵川橋梁を渡ります。


 まるで地下鉄のようにトンネルが続き、金田一トンネルを抜けると左前方に金田一温泉駅を俯瞰します。更に、二戸トンネルを抜けると左からIGRいわて銀河鉄道線が並行し斗米駅の横を通りますが、防音壁などで景色は楽しめません。


二戸 ニノヘ        07:28着 07:29発

 殆どトンネル区間です。

いわて沼宮内 イワテヌマクナイ 07:41着 07:42発 
 8番目の滝沢トンネルを抜けると切り通しに入り、左手を見上げるとIGRいわて銀河鉄道線巣子駅付近の架線が見えます。


 IGRいわて銀河鉄道線厨川駅手前で高架に入り、右手に岩手山を見ながら左にカーブし、右前方に秋田新幹線の高架が見えると盛岡駅に到着。


盛岡 モリオカ       07:54着 08:01発
 島式ホーム2面4線を持ち、秋田新幹線との分岐駅で、定期列車の「こまち」は全列車が当駅で「はやぶさ」との分割・併合を行うため、東北新幹線で17両編成が入線可能な駅は当駅が北限です。


 駅を出てすぐに、東北本線を跨ぎ北上川の大きな支流の雫石川を渡ります。 


 仙北町駅を過ぎ東北本線を跨いで東側に移り、市街地の中を岩手飯詰駅・盛岡貨物ターミナル・矢幅駅・古館駅と並走して進みます。


 遠くに見えるのは北上山地の最高峰、標高1917mの早池峰山です。『日本百名山』にも選定されています。なお、東北新幹線の車窓からは『日本百名山』を24座見ることができるそうです。


 紫波中央駅を過ぎたところで東北本線が離れて、国道4号を跨ぎ少し右にカーブし第4北上川橋梁を渡り真っ直ぐ南下すると、森林公園のある小独立峰・戸塚森が左手に見えます。


 更に標高は199mと低いのですが、端正な姿の大森山を見て、右に小さくカーブすると新花巻駅です。


新花巻 シンハナマキ      レ

 駅を出ると『宮沢賢治童話村』の下を高松トンネルで抜け、遠野から流れてくる猿ヶ石川の谷を渡り、花巻トンネルを抜けると、東側に山が迫り、曲流している北上川渡り水田地帯を南下し、緩く左にカーブすると北上駅に着きます。

北上 キタカミ       08:15着 08:15発

 駅を出るとすぐ、左手に「北上市立公園 展勝地」が見えます。
 ここは、桜の名所として知られる北上川沿いにある公園で、1990年(平成2年)に『日本さくら名所100選』に認定されました。また、青森県弘前市、秋田県角館市と並んで「みちのく三大桜名所」のひとつに数えられています。


 北上川の支流、和賀川を渡ります。


 北上川を渡り左にカーブすると、右から北上川が近づいてくきますが、再び離れて直進し、右にカーブすると水沢江刺駅です。


水沢江刺 ミズサワエサシ    レ

 駅を出ると大小8つのトンネルが連続し、最後の一ノ関トンネルを抜けて渡る北上川に架かる第1北上川橋梁は日本一長い鉄道橋です。
 この他に東北新幹線にある日本一は、日本一営業キロの長い鉄道路線(東北新幹線713.7km)、日本一長い陸上の鉄道トンネル(八甲田トンネル26.455km)、日本一営業最高速度の高い列車(E5系・H5系「はやぶさ」とE6系「こまち」の320km/h)。


一ノ関 イチノセキ      08:28着 08:29発
 大船渡線を跨ぎ間もなくトンネルに入ります。


 県境の丘陵地を7つのトンネルで越えると、水田が広がります。


くりこま高原     レ
 高原と名の付く駅の中では最も標高が低く、高架駅の高さで27.1mだそうです。
 最高速度320km/hに近い速さで通過しているので、一瞬です。


 農村風景の中を進みます。


 江合川を渡って左にカーブし古川駅に着きます。


古川 フルカワ       08:41着 08:42発
 本線(通過線)をはさんで2面3線の構造となっていますが、13番線にあたる部分には線路が敷かれていないので、実質的には2面2線の高架駅です。


 鳴瀬川を渡り中小10のトンネルで大松沢丘陵を抜け、更に中小13のトンネルで利府丘陵を抜け、右にカーブしながら仙台北部道路をアンダーパスします。左手には新幹線総合車両センターが見えます。




 5分ほどで、仙台駅に到着します。
 ここで乗換です。
仙台 センダイ       08:55着

 つづく


1 コメント

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マルテンサイト千年グローバル (サムライ鉄の道リスペクト)
2024-09-21 09:21:30
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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