新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

山形日和。~6

2015-07-23 19:48:00 | 旅行

山形に到着しましたが、お宿にはまだ行かず、新幹線ホームの隣の在来線ホームへ行きます。

すぐにやってきたのは東京行きつばさ150号。こちらは新塗装のE3系でした。そしてこの列車の後にやってくるのが目的の電車です。

とれいゆつばさ2号です。

とれいゆつばさ号は昨年登場した新幹線初のジョイフルトレインで、福島ー新庄間を1往復しています。E6系に置き換えられて余剰となった秋田新幹線用のE3系を改造しています。車体に書かれてシンボルマークにもさくらんぼ、ぶどう、ラ・フランス、紅花、将棋の駒など山形県の名産品が描かれています。
そしてこの車内には新幹線、いや列車では初の足湯設備が設置されています。流れる車窓を眺めながら足湯につかるという贅沢ができます。そのほか3両がお座敷席、1両が普通座席となっています。きっぷはみどりの窓口でも購入できますが、JR東日本のびゅうプラザで販売している旅行プランだと、お弁当がついたりウエルカムドリンクがついたりします。また足湯もびゅう旅行プラン優先となっており、当日空きがあればきっぷを購入した人でも足湯を楽しめるようです。主に土休日に運転されています。

時間が合えば乗ってみたかったのですが、残念ながら2日とも調整がつかず、かろうじて山形駅で撮影することができました。しかしこれも米沢まで米坂線に乗っていたら途中ですれ違う羽目になっていました。山形鉄道さまさまです。
とれいゆつばさ号を見送ってから駅を出て、駅近くのコンビニで飲み物などを買ってから、駅西口のホテルにチェックイン。汗を流してしばらく休憩します。 


山形日和。~5

2015-07-23 19:25:01 | 旅行

山形県に入った米坂線はのんびりと走ります。しかしこの辺りは豪雨のたびに土砂崩れなどが起きる区間。晴れているのでそんな心配はありませんが。列車のんびりした走りについつい居眠りが出ます。やがて山地から盆地に下りてきた列車はすっかり緑の葉を茂らせている田んぼの中を走ります。下車駅の今泉には1459着。ここで山形鉄道フラワー長井線に乗り換えます。同じような考えの旅行客も多く、半数が下車しました。

山形鉄道ホームに降りると荒砥ゆきの車両が停車していました。その車両は宮内駅駅長のウサギのもっちぃをモチーフにした車両でした。こっちがよかったなあなどと思い何気なくホームの看板を見ると、

おそらく国鉄時代からのものでしょう。古いホーロ板の案内板が残っていました。サビも浮き出ていますが、しっかりとした文字に古さを感じます。ちなみにこの今泉駅。故宮脇俊三氏が1945年8月15日の日に訪れており、この駅前で玉音放送を聞いたそうです。そして空虚感に苛まれていると米坂線の列車がやってきて、こんな時でも国鉄は動いているのだと感動したそうです。
今泉1504発の山形鉄道赤湯ゆきに乗り込みます。車窓にはまだ青いリンゴやラ・フランスの実をつけた木が栽培されている様子がわかり、フルーツ王国山形にやってきたことを実感させます。これから美味しくなりそうな果物を見ながら終点赤湯に1523に到着。乗り換えのつばさ号は1526発と3分での乗り換えですが、ここは隣のホームに移動するだけなので安心です。つばさ号自由席の位置で到着を待ちます。

東京行きのつばさ146号が先に到着。つばさ用のE3系2000番台電車は塗り替えが進んでいますが、この電車は旧塗装でした。そして乗車するつばさ139号もすぐに到着。こちらは希少なE3系1000番台でした。

ちょっとライトのあたりや運転席のあたりの塗装が違うんですよね。つばさ139号の自由席に乗り山形へ。特急券は未購入ですが、車掌から買えばいいかと思っていました。しかし終点山形に到着するまで車掌は現れませんでした。電車は新幹線電車ですが、車窓と速度は普通の特急と変わらない、変な感じを感じながら、1550に山形に到着。山形駅の中間改札口で赤湯から仙台経由舞浜までの乗車券を提示して、赤湯からの自由席特急料金を支払います。駅員氏は乗車券を見て少々面食らっていましたが、すぐに仙台経由ということを理解してくれました。普通、赤湯から舞浜行く人は山形に来ないですよね。 


山形日和。~4

2015-07-23 18:57:52 | 旅行

山形日和。と題名をつけておきながら、4になってもまだ新潟県にいます。
さて、新潟に1229に到着したしらゆき3号。乗り換えるのは秋田行きの特急いなほ号です。乗り換え時間はわずか4分。その短い接続時間ですが、着いたのはちょっと離れたホーム。到着後すぐに飛び出して早足で乗り換えたのは言うまでもありません。なんとか乗り換えに間に合い、いなほ号の座席にくつろぎます。

いなほ号も常磐線で活躍していたE653系。こちらは7両編成で改造でグリーン車も付いています。塗装は日本海に沈む夕日をモチーフにしているのでしょうか。車内はフレッシュひたち時代と変わらない感じでした。50分ほど乗車して坂町駅で下車。ここで米坂線に乗り換えます。
米坂線は坂町と米沢を結ぶローカル線で、運転本数が非常に少なく、この路線の時間を軸に行程を決めた次第です。かなり昔に乗り通したことがありましたがその時にはキハ40系列の2両編成だったような気がしますが、やってきたのはキハE120形1両でした。

キハE120形は新潟地区の非電化路線に投入されている気動車で両開きのドアが前後についています。車内はセミクロスシートで4人がけと2人がけのボックスシートが並んでいます。2人がけのボックスシートに荷物を置いてからホームに降りて観察。

車両中央にはシンボルマークが入っていました。磐越西線、羽越線、米坂線と使われている線区名とオコジョがあしらわれています。オコジョはSLばんえつ物語からの派生でしょう。そして乗車車両はトップナンバー車でした。飲み物を買って車内に戻ります。夏の乗り鉄は、冷房の効いている列車とはいえ飲み物は必須です。特にローカル線は。
坂町を1334に発車。単行気動車の車輪が刻むレールの継ぎ目の音を聞きながら過ごします。越後下関で地元客を降ろし、小国でフリーきっぷのエリアから外れます。この小国駅から山形県。これでようやく山形県に入ります。